古賀茂明のレビュー一覧
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なんかねー。安倍さんを嫌いな二人で盛り上がっている感じ。
抽象論に終始。古賀さんには期待したいが、経済産業省以外の話になると、一般論、浅い提言になっている印象。村上さんに至っては、昔話が多くて、説得力ないな。
【提言・期待】
・官僚も政治家も、国民の信頼を取り戻すために徹底的な情報公開(領収書のすべて、会議のすべてにいたるまで)#オードリータンがやっているやつ
⇒公文書管理法、情報公開法
・内部告発(防衛省日報、もりかけ、ともに内部告発で露呈)
【知識】
・国家予算100兆円 特別会計を含むと250兆円
【METIの歴史】
・過去は圧倒的な情報力や対外的な交渉力が権力の源泉であった(国 -
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古賀さんは
① 永田町と霞が関の機能障害と機能不全を事例を挙げて解き明かし
② いかに民主党政権が官僚、とくに財務省に取り込まれていったか
③ 首相がリーダーシップをとれば変えることができる例を、橋本政権、小泉政権を事例に説明
④ とはいえ、規制勢力、利権勢力と闘いを挑むのは並みの胆力と技術ではできない
⑤ そんな中で古賀さんはいかに敗れていったか。
という軸で書いています。そのうえで最後に古賀さんなりに日本をよくする提案をいくつもしています。
強大な権力と敗れた人が、なんでこんな提案を残すんだろう?って考えたのですが、古賀さんは真の日本のために働く強力なリーダー、首相の誕生を期待して、 -
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安倍が独裁者というイメージはなく、本書のタイトルには違和感がある。
安倍はもう使えないとなると、取り巻きは直ぐに離れていくでしょう。
ただ、「それはアウトでしょ」という政治権力の私物化をうやむやにしてしまう現政権はある意味スゴイ。
野党が非力すぎるから選挙で負けない。勝ち組にいる自民・公明の議員たちも見て見ぬふりをする。
ならば、強引にもっとできることがあっただろうに、社会保障や過疎化対策、将来を支える産業基盤づくりなどは結局進んでいない。
国難を呼ぶ男!という意味では、情報操作に関わる法律や無理を重ねた円安・株高誘導の副作用が今後の日本に閉塞感を与える原因になるだろう。 -
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以前(今から2年前の2015年)古館一郎氏がキャスターをしていた報道ステーションに出演していた「古賀氏」によって書かれた本です。日本についても問題点が、7章に分けて述べられています。
日本のメディア(新聞、テレビ)の問題点については今までに他の論者からも聞いていたものでしたが、私にとって一番印象に残ったのは、第五章の内容でした。
エコカー制度の導入は、その対象者が9割以上になってしまうような、事実上の自動車業界を守るためのような制度であった、電気自動車時代に活躍するであろう「3Dプリンター」において、さらに電気自動車時代を見据えた法整備において、欧州や中国・インドよりも意識が低い点を指摘し -
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元経産官僚の古賀茂明氏が、官僚時代の最後に現役官僚として出した本であり、官僚主導による「日本中枢の崩壊」を告発し、公務員制度改革の必要性を訴えている。
官僚が省益にとらわれた内向き志向になっていることが問題であるという指摘など、著者の官僚批判は一面で真理をついていると思う。また、著者が中小企業視察の出張で知ったという国の政策の問題点(弱者保護政策が経済の新陳代謝を阻んでいるなど)も納得がいくものだった。
一方で、著者の官僚批判には思い込みに過ぎないような部分もあるように感じた。また、著者のような「自分が正しい」ということを前面的に打ち出すようなキャラクターは、組織ではうまくいかないだろうなとい -
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著者は「守旧派v.s.改革派」や「若手v.s.シニア」の世代格差とステレオタイプに分けてしまうところが多々見受けられました。具体的に守旧派ってどんな人たちのことを言うのか?改革派って何?若手の定義は?などをもう少し丁寧に論じて欲しいと思いました。そこらあたりはちょっと知恵足らずに見えてしまいました。本当はちゃんと考え抜いている方だと思うので、ちょっともったいない。あとは、自民党も民主党もだめなのだとすると結局誰が政治を変えるのだろうかと改めて頭真っ白になりました。みんなの党や国民新党って訳でもないだろうし。あとは、市場原理が働かない産業もなんとかならんものか。大きなところでは電力。その他は補助