古賀茂明のレビュー一覧

  • 官僚を国民のために働かせる法

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    テレビでもお馴染みとなった古賀さん
    国家公務員改革の旗本となるべき重要人物であるが現在は官僚を離れ外野の位置から日本を良くしようと考えている

    「中学生にもすらすら読める一冊」としてわかりやすさ重視で書かれているので政治に興味のある学生にも読んで欲しい
    そして国を動かす政治家と官僚の現在を知ってほしい
    そんな願いを感じる内容です

    良いことをすれば出世(褒められる)する仕組み作りこそが日本を復活させる第一歩なのかなぁ~?
    予算を使い切ることが仕事ではなく予算をいかに抑えたり予算内でどれだけ国益になるのか・・・など

    改革案って実は子供の学級会レベルの答えすら正しいのかもしれない
    その常識が国家

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    2012年03月28日
  • 官僚を国民のために働かせる法

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    自分は公務員じゃないからかもしれないが、この意見に引き込まれてしまった。
    文章も分かりやすく、他の古賀氏の著書も読んでみたくなった。
    …でも本屋でこの本と一緒に並んでた、真逆の意見の本も読んだ方がいいかなぁ…

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    2012年02月27日
  • 官僚を国民のために働かせる法

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    今の官僚制度、あるいは省益と自己の保身最優先の官僚がいかにダメか、そしてどうあるべきなのか、ということを、政治、行政の素人にもわかる範囲、わかる言葉で書いた本。
    本書の良いと思う所は、とにかく主張がわかりやすい点。個々の政策課題については本書であまり語られていませんが、これも、公務員制度を改革しなければ他の課題解決も骨抜きになってしまう、とする著者の主張にはあっているように思います。
    こうあるべき、という主張が簡単であることと、実行が簡単かどうかはそもそも別の話ですので、そう思ってさらりと読めば良い入門書といえそう。

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    2012年01月09日
  • 官僚を国民のために働かせる法

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    内容はタイトルそのまま。
    元官僚である著者が、官僚と呼ばれる人たちの実態を語りつつ、
    制度をどのように変更し、国民としてどのように振舞えば、
    より良い状態になるかを提言する。
    体験談も交えた具体的なエピソードが多く、平易な語り口なので、読みやすい。

    ここ数世代の内閣のなかでどのような動きがあったのか。
    政治家の言動に対して、官僚はどのように振舞うのか。
    そういう話が書いてある。なかなか面白い。

    胸が痛むのは、若手でやる気のある人が、どんどん辞めていくという点。
    やはり制度的に問題があるのだろうと思うし、
    国民もきちんと目を光らせる(政治を通じて)ことが重要なのだろうとの思いを新たにした。

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    2012年03月20日
  • 官僚を国民のために働かせる法

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    ネタバレ

    「本来、官僚はタクシーの運転手で、行き先を決めるのが政治家」「『資料や情報を集めて、研究を重ねて専門知識を集積していく』ことこそが官僚の仕事」「公僕とは・・・いざというときに自分の利益ではなく、公の利益を優先できる、そのために自己犠牲を払える、そういう尊い心の持ち主だという意味なのです・・・いざとなれば、自分の体がそう動くだろうか、官僚ならばいつもそう自問してほしいものではありませんか。」

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    2011年11月24日
  • 官僚を国民のために働かせる法

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    問題の指摘が分かりやすいし、改革案も提示されている良書。著者には政治家になって官僚機構改革を進めて欲しい。星5つとしたいところだが、官僚のつまらぬ仕事振りに不快感を催してしまったから星4つ。

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    2011年11月21日
  • 官僚の責任

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    官僚の体質について一気に読むことが出来た。ベストセラーの「日本中枢の崩壊」をすぐにでも読みたい。それにしても2006年に大腸がんの手術を受けられていたとは衝撃でした、1955年生まれなので51歳頃か。実は私は1952年生まれですが、2011年3月11日まさに東日本震災の起きた最中に同じ大腸がんの手術を行い、肝臓に転移しているため現在、抗がん剤治療を行っております。大腸がんが「つなみ」で、転移が「原子発事故」に当たる訳で早く原発事故終息するように願って私の転移も早く終息すべく現在前向きに治療致しております。

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    2016年03月21日
  • 日本中枢の崩壊

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    官僚による官僚批判かと思いきや、大企業や農業従事者など既得権益を守ることに汲々とし日本の国力を弱めている人達を糾弾する、憂国の書。
    「日本の大企業は自分たちの使い勝手の良いように、細部にまでこだわった仕様を要求する。、、、、国際間競争では知らず知らずのうちにハンデを負ってしまっているという実態がある。」というくだりは考えさせる。モノ作り偏重の弊害を官僚から聞いたのは初めて。

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    2015年02月28日
  • 官僚を国民のために働かせる法

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    経済産業省と仕事を一緒にする時に感じていたモヤモヤはこれだった。官が民より上位であるかのような上から目線、省益確保の意図が垣間見える判断、そしてそうした言動に気付かずただ本人たちは国のために必死に働いていると思い込んでる姿勢。
    著者の提案する改革案が進んでいくことは望ましいが、得てしてこうした大きな改革を役所で進めるには相当な範囲へのネゴが必要。政治家からのトップダウンでことが運ばれると良いのだが、現政権には期待できそうにない。

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    2025年05月10日
  • 原発の倫理学

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    今まで知らなかった(知らされていなかった)フクシマと東電、経産省と銀行、県知事・政府の関係がみえてきました

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    2025年03月20日
  • 分断と凋落の日本

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    元官僚ということもあり、政治や行政の裏話がよく分かり興味をそそられる内容であった。
    安倍元総理のことを妖怪の孫と呼び、安倍政権に対する批判が多くを占め、書かれていることの多くは表に出ないが、恐らく殆どが真実なのかなと思いつつ、少し偏った考えもあると思われ、そのあたりは読者の読み取り方次第なのかと感じた。

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    2024年09月28日
  • 官邸の暴走

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    高橋・新書ガイドから。改めて安倍~菅時代の暗黒を突き付けられるけど、そこはもう、絶望していても仕方ないな、という。自分的にポジティブな捉え方をするなら、歴史の汚点として残る時代を我が事として経験しているからこそ、政治に対する興味もいや増している面もある訳で。本書の最後に、官邸を含めた改革についても言及されているけど、一つずつでも改善されていくことを願う。そして、政治に無関心でいられる環境って、ある意味理想的だよな~、との思いも抱いた次第。

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    2023年11月06日
  • 日本中枢の崩壊

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    経産省の出先の実態(地方の国家公務員?)


    ●県庁にも対抗できない経済産業局 p129
    ・ブロックごとに設置されている九箇所の経産局には、平均的に200名前後が働いている

    ・担当業種の情報を得るために真っ先にすることは、県庁での情報収集

    ・ある局の職員の嘆き
    「どこの県も海外に人を送っているのに、うちは去年も今年も海外出張費はゼロ。予算がない。これじゃあ、到底、県には太刀打ちできません。

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    2022年10月30日
  • 日本中枢の崩壊

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    原発事故をメイン題材に官僚の思考方法、政治家との関係、組織の問題、公務員法の問題点などに現役官僚としての考察、批判を記載した内容。

    この世界を知らないと実情が分かり参考になるが、主観的と思われる内容もあったため、逆の立場の人間の見解も聞いてみたい。

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    2022年09月22日
  • 日本を壊した霞が関の弱い人たち~新・官僚の責任~

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    公務員の分類
    消防士型
     権力無し 市民目線 市民からの感謝
    中央エリート官僚型
     自分が一番優秀であることを証明 上から目線
    凡人型
     安定を求め逃げる

    悪の泥沼から抜け出せない弱い人の集まり


     

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    2021年09月04日
  • 断罪

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    なんかねー。安倍さんを嫌いな二人で盛り上がっている感じ。
    抽象論に終始。古賀さんには期待したいが、経済産業省以外の話になると、一般論、浅い提言になっている印象。村上さんに至っては、昔話が多くて、説得力ないな。

    【提言・期待】
    ・官僚も政治家も、国民の信頼を取り戻すために徹底的な情報公開(領収書のすべて、会議のすべてにいたるまで)#オードリータンがやっているやつ
     ⇒公文書管理法、情報公開法
    ・内部告発(防衛省日報、もりかけ、ともに内部告発で露呈)

    【知識】
    ・国家予算100兆円 特別会計を含むと250兆円

    【METIの歴史】
    ・過去は圧倒的な情報力や対外的な交渉力が権力の源泉であった(国

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    2021年05月05日
  • 日本中枢の崩壊

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    古賀さんは

    ① 永田町と霞が関の機能障害と機能不全を事例を挙げて解き明かし
    ② いかに民主党政権が官僚、とくに財務省に取り込まれていったか
    ③ 首相がリーダーシップをとれば変えることができる例を、橋本政権、小泉政権を事例に説明
    ④ とはいえ、規制勢力、利権勢力と闘いを挑むのは並みの胆力と技術ではできない
    ⑤ そんな中で古賀さんはいかに敗れていったか。

    という軸で書いています。そのうえで最後に古賀さんなりに日本をよくする提案をいくつもしています。

    強大な権力と敗れた人が、なんでこんな提案を残すんだろう?って考えたのですが、古賀さんは真の日本のために働く強力なリーダー、首相の誕生を期待して、

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    2020年01月27日
  • 国家の暴走 安倍政権の世論操作術

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    反安倍政権、反集団的自衛権の人であるが、多少感情的すぎるきらいがある。同じ反安倍であれば同時期に読んだ植草氏のほうが論理的かもしれない。

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    2019年06月27日
  • 信念をつらぬく

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    【ノート】
    ・他の本でも古賀さん書いてたけど、政治は国民が少しでも関心を持って行動することが大事。その具体例は、1000円でもいいから献金して、何をやってるかちゃんと見るということ。複数の著書で繰り返して言ってるってことは、結構有効なことなんだろう。

    ・また、本書では、官僚も政治家も結構普通の善良な人だという当たり前だけど曇りがちな認識を示しているのもよかった。自分もステロタイプな悪役責任論に陥りがちなので。

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    2018年10月28日
  • 官僚を国民のために働かせる法

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     どうなっちゃうんだという気持ちになるような、でも同時に、やっぱりね、というか、全くもって想像を絶するわけでもない状況が優しい口調で語られている。提言の章で書かれている内容が具体的。確か、上杉さんも似たようなことを書いていたような。既存のメディアを過信せず、頑張っているメディアを応援する、政治家に発言していき、少額でよいので個人献金を行う、など。

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    2018年10月28日