【感想・ネタバレ】官邸の暴走のレビュー

あらすじ

首相官邸に属する補佐官や秘書官らいわゆる「官邸官僚」は絶大な力を行使し、「モリカケ問題」など一連の不祥事の温床とも指摘されている。なぜ彼らは力を持ちえたのか。その腐敗の過程を検証し、あるべき姿を説く!

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Posted by ブクログ

べらぼうにレベルの高い日本国家戦略論
1.安倍政権ー菅政権と日本の政治は末期状態
 国家の有り様についての理念もビジョンもなく
 私利私欲と利権の追求
2.日本を支えてきた官僚機構も陥落
 内閣法制局長官の人事と人事局でKOされてしまった
3.コロナが日本を変えられるか、滅ぼすか
 人材登用を変えられるか 明治維新 敗戦後
 大きなショックが起き既得権既得権集団が主導権
 exオリンピックの森元総理
4.日本の国力の衰え
 Digital・Green・分権改革・教育改革
 息の長い長期戦略を実行できるか?
 cf米国バイデン大統領のリーダーシップ素晴らしい
  ただし基礎体力が持つのかが最大の課題
5.最後の改革案はまだ生煮えだがスケールは大きい
 一国の総理大臣はこれを語れる見識が欲しい
 日本のリーダーは宴席ばかりで勉強が足りない
 政治も政局ばかり、政策・戦略の議論はない

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2021年06月19日

Posted by ブクログ

2021年6月の刊行から数か月経って、だいぶ状況が変わっているので、今さら感の否めない部分もあるけど、そこは後追いの検証と思えばよくて、いまだ未解決だったり、むしろ悪化している問題もあるので、面白く読めました。著者の個人的な見解も含まれるので、これを100%鵜呑みにする必要も、細かいところに目くじらをたてて噛みつく必要もなくて、なるほどね~と思えばいいのかな…という感想をもちました。とりあえず皆が関心を持たないことには、投票率も上がっていかないわけだし。

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2021年11月29日

Posted by ブクログ

高橋・新書ガイドから。改めて安倍~菅時代の暗黒を突き付けられるけど、そこはもう、絶望していても仕方ないな、という。自分的にポジティブな捉え方をするなら、歴史の汚点として残る時代を我が事として経験しているからこそ、政治に対する興味もいや増している面もある訳で。本書の最後に、官邸を含めた改革についても言及されているけど、一つずつでも改善されていくことを願う。そして、政治に無関心でいられる環境って、ある意味理想的だよな~、との思いも抱いた次第。

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2023年11月06日

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