あらすじ
「私たちの暮らし向きがよくなるかも。安倍さん、抵抗勢力に負けずにガンバレ!!」――多くの日本人はいま、安倍総理の改革に期待を膨らませているはずだ。東京へのオリンピック招致も決まり、消費増税アレルギーはどこへやら、自民党政権はますます追い風に乗っている。ところが……。そんな安倍人気の背後で、官僚・族議員がいま、利権の温存・拡大をめざして不穏な動きを活発化させはじめた。いや、その安倍人気こそが、巧妙に仕組まれた出来レースの可能性があるのだ。
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Posted by ブクログ
(2014/2/17)
古賀さんの主張は明確でわかりやすい。
・官僚を中心とした既得権益を政治家が打ち破れないでいる。
・安倍内閣はそれを着実に進めているようにマスコミにイメージ作りをしているが、実態はそうなっていない。
これはわかりやすい。
だが、この新書はちょっと冗長で無理があったかも。
外交問題、戦争責任の触れかたや、政党を4象限に分けて今後の可能性を語るところなどは、感覚でものを書いている、
という気がした。「思い」といえばいいだろうか。論理的な裏付けを感じなかった。
前半の対官僚については自らが所属していた経済産業省を中心に書かれているだけに信憑性が高いと感じさせたのだが。
しかし、、、官僚の天下り先である東電や銀行に厳しい政策をとれない、このしくみは最悪だ。
まさに既得権。
これが日本を停滞させることは間違いない。
なんとかならんのか。
Posted by ブクログ
政官民の利権、古き昔からの変わらない実態。
特に官僚の天下りの酷さ。
政官のレトリックには騙されない。
もう、何も信ずるものはない!
日本はお終い!日本死ね!
Posted by ブクログ
同感の部分と、そうでない部分とありますが、著者の訴えは「まず自力で考える」にあると思います。「ウソつきは泥棒の始まり」と言われてきたのに、世の中はそうでもなく、「レトリック」に溢れています。何も永田町や霞ヶ関だけではないでしょう。自分だって使っているかもしれませんね。頼れるリーダーも信頼できるマスコミもいない、だからこそ迷える羊をやめて、自力で考えることから始める。政治も日常生活にも当てはまります。原発ホワイトアウトと併読がお奨めです。
Posted by ブクログ
安倍批判で「報道ステーション」を降ろされたと噂の古賀茂明さんの本を読んでみた。官僚のレトリック、安倍政権のレトリック、橋本徹のレトリックなど、巧妙なレトリックに、物事を見極めることの大切さを再認識。
Posted by ブクログ
安倍政権およびアベノミクス、TPP、原発問題、汚染水、橋本知事、憲法改正等をテーマに、「国民は実はこんなふうに騙されている」という詐術の手の内を著者が明かす。
この本のベースにはきっと膨大なデーターがあるに違いなく、多くの国民にこそ読んでもらいたいはずなのに、ここでも取り上げられていないのは怖いものを感じる。
無知でしたでは済まされないと思うけど。
Posted by ブクログ
古賀さんはきっと優秀なんだろうし、この本は日経新聞読むよりずっといいと思うけれど、なんか小役人って印象が拭えない。経産省でも両極端の評価のようだけど、出る杭は打たれるけど、出過ぎる杭は打たれないと思うし、もっと強いエネルギーを感じたかった。うちの父は、古賀さんをただの評論家と言っていたが、世間の認知度はそんなもんよね。もっと強いエネルギーとブレーンがいれば、元官僚にいろんな泊がつく気がする。。でもいいヒントもありましたよ。頑張って欲しいとも思っています!