笠井あゆみのレビュー一覧
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それまで自分を縛り付けていた何かから、解放される・・・。素晴らしく爽快感溢れる出来事。西野先生の作品によく見られることです。悲愴感がないのがよろしい。
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弓月先生の作品には、出だしで心をつかまれてしまいます。淋しいけれどどこまでも美しいシーン。胸がつまります。読み進めるうちに主人公がどこまでも心清らかな少年だとわかります。孤独な二人の出会いと再会に、涙をぬぐいながら読みました。
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『人魚姫の弟』『白雪姫の息子』に続く、官能童話BLシリーズ。今回はタイトルからもわかるとおり、シンデレラがテーマになっていましたが、さすがセンセでしたね~
攻様の方がシンデレラなのです!このひとひねりが素晴らしいです。ぱっと見、表紙からはシャロンの方が相応しいと言えそうだけどそこはストーリーを読めば...続きを読むPosted by ブクログ -
足フェチ受!靴職人英人は、客の姫澤の足を見た途端に落ちた!もうよだれを流さんばかりにうっとり。寝ても覚めてもあの完璧な足に焦がれてしまう。こんなことは初めて。姫澤はそんな英人を気に入ってしまう。エロの一方で、ご町内の平和を守ろうとする姫澤の優しさ、新入りの英人と町の人との交流など、人情溢れるエピソー...続きを読む
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文庫本も持っているけれど、このシリーズが好き過ぎてこちらでも購入。
竜人の世界で生まれ育ったカイと、第1巻では人間だったけど→カイから輸血→水棲竜の血→キメラの血、と体内に取り込むことによって変化した潤。二人の苦悩、その果ての喜びをこの巻では描いている。未知の事柄に直面した畏れ、踏み出すに至るまで。...続きを読む -
シリーズもの第1作。繰り返し読める楽しいものです。主人公が負けん気が強く努力家で割と熱血。小柄で身軽な、憎めない男の子です。彼の持つ雰囲気が作品を支配しています。
お祓いものといいますか、ファンタジーです。怖さは全くありません。
カワユイケモミミも出てきます。新米討魔師けいちゃんが兄を助けるため...続きを読む -
続き待ってました!恋愛未満の不器用二人が読者には分かるようになって、もーこいつら可愛いなぁ!まち針も可愛い。前巻では話し方がちょっとイラッとしたんですが、今回は可愛かった!(どこが違うんだろ?慣れかな?)慶次も強くなろうと思えば強くなれそうだし、続きを是非読みたいですね!Posted by ブクログ
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好きな作家さんです。基本的に育ちの良い受さんのお話ばかり手にしてきたので、里村のビッチっぷりには驚きました。でもそれも出だしだけで変化していきます。それに、会社経営者として覚悟を決めて資金繰りに奔走する様子に根本的にまじめな、責任感のある人間だとわかります。側近の青柳、援助者の長谷(攻)にあれこれ守...続きを読む
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本当に美しかった。犬飼さんのお話も笠井さんの絵も、どちらも!! グリム童話の本来の残酷さや淫靡さをたっぷりと練りこんだストーリーで、白雪姫の2人の息子たちがままならぬ恋情に苦しみ悶える様がお話の世界をより深めているように感じました。また、あとがきにもあったように、色んなお伽話のエッセンスがてんこ盛り...続きを読む
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シリーズの中では一番好きかもしれないです!寝る前に少しだけ読もう、と思っていたのに、気づいたら最後まで読みきっていました。中盤からのハラハラドキドキ展開が最後まで持続されていて、気の休まる瞬間がありませんでした。幸せ。
シリーズ中、最も敵っぽい敵が出てきます。2巻のリアム(クリスも?)も、3巻の蛟...続きを読むPosted by ブクログ -
1巻の時に感じた構成力の素晴らしさが、この2巻でも遺憾なく発揮されていて、序盤から感動の嵐でした。
1章から3章までで、
・1巻のおさらい
・世界観の説明
・主要キャラの性格・立ち位置・関係
・現在の問題の焦点
・新キャラの登場
・色っぽいシーン
のすべてが過不足なく入っていて、本の中に入りなが...続きを読むPosted by ブクログ -
初・犬飼ののさん作品でした。すごくたくさんの作品があるので迷った中、これに選んで私的には良かったと思います。
まさかの恐竜BLでした。しかも、なんちゃって設定というか、冒頭にちらりと出てくる感じではなくて、ストーリーに食い込む感じで恐竜が出てきて、それが違和感ないのがすごいなあと。BLっていうジャ...続きを読むPosted by ブクログ -
西洋版おとぎ話BLに引き続き、待望の日本昔話BL。
キャラ設定が色々な意味で面白かったです。
平安調とSFがミックスされたファンタジーもので、センセの作品としては以前のラブコメものに近い雰囲気でした。
過酷な試練もありながら、甘さはてんこ盛り!
特に攻の輝夜が注目キャラでした。…すごい俺様なんだけ...続きを読むPosted by ブクログ