上杉隼人のレビュー一覧
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大した事はない、あり触れた言葉を並べ直した、しかし究極の自己啓発本だ。テーマはシンプルに「カッコ悪くてもいいから望ましいこと」VS「望ましくないことを無難にこなす」。
優秀な人は恥をかきたくない。イメージを壊したくないから、苦手なことに挑戦しなくなる。際立ったことを避ける。よくわかる。自己プロデュース、セルフブランディングとも言える。しかし、それでは人生は拡大しない。成長しない。他者に規定されたイメージにとらわれているのだ。
ー 学生時代はずっと優等生だったし、会社に入っても常にスター社員として最高の仕事をしてきた。何か新しいことをするとかっこ悪く思われてしまうんじゃないかと恐れていた。仕 -
Posted by ブクログ
ネタバレ自閉症のことを私は知らない。
知らないので目にはいっていない。
この本を読むと、ほんとに知らなかったんだなと思う。
脳の機能が提携発達と異なる自閉症。
自閉症者みずからが、自分の生きている考えていることを共有することで、自閉症について伝えていきたいという本。
彼が好きなこと、嫌いなこと、得意なこと、難しいこと。
彼自身の取説があれば、周囲はどうすればよいかがわかりやすい。
自閉症といっても、個性はさまざま。
自閉症同士はコミュニケーションを取りにくい。
とか、
感情的に話す人とは比較的うまくやれる。なぜかというと、その人が何を話しているのかをよく聞こうとするから
とか、本人の言葉を聞いていると -
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Posted by ブクログ
面白かったです。いくつかカテゴライズしたそれぞれの宗教の中での歴史を解説しながらも、宗教史として大きな時代の流れを作りながら語られる構成で、1章1章はそこまで長くないので、サクサク読み進めることができます。
とても良いと感じたのは、どの宗教についても批判的な(クリティカルな)目線で評価していることです。良い所もあるだろうが、こんな矛盾や不合理を抱えているという点を包み隠さず「学問」として論じている姿は良かったです。
世界から暴力をなくす方法は宗教をなくすことである、という指摘や、暴力の原因に宗教がある事に人類が悩むのはなぜか、という問いは本当に興味深いものだった。 -
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Posted by ブクログ
【若い読者のためのアメリカ史】
歴史の面白いところの一つとして、今では"普通"の考え方や技術なんかが生まれてきた潮流やその衝撃を感じ取れることがある。近代世界の首領であるアメリカの歴史であればなおさら、熱量を感じ取りやすいところも多い。(だからアメリカのこと書いた本が好き。多分。)
アメリカ史関連では、【アメリカ経済 成長の終焉】を読んだときはテクノロジーと経済成長、さらに前の【アメリカは食べる。】では各国文化が混ざり合う中での食文化の発展、【1493】では"新大陸"発見以後の物流の発展を読んだ。この本では、アメリカが発展するダイナミズムを概観する中での -
Posted by ブクログ
世界中を旅するような気になる。東洋、西洋の括りを超えて、ワールドワイドに宗教史がまとめられていた。イスラム、中国、インド、日本、中東、なんでもある。
キリスト教の偉い人が書いているというのが、また凄い。自分の価値観を持ちつつ、多様性を受け入れるとは、まさにこのことだ。
一般の人がなかなか理解しづらい、ファンダメンタリストの思考を説明していたのも興味深い。自分の考えを曲げない、そういう人もいる。
世俗的ヒューマニズムという考え方には、日本で生活の中で馴染みがあった。オープンに様々な価値観を受け入れる。日本人の柔軟性は、ある側面では、世界に誇れるところだとおもう。 -
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