上杉隼人のレビュー一覧

  • 浮世絵のみかた

    Posted by ブクログ

    建築家のフランク・ロイド・ライトが浮世絵の蒐集家だったことは知らなかったが、この本を読む限り、相当な目利きだったようだ。そのライトが浮世絵だけでなく、当時の日本の人々や風俗をどう見たかがよくわかってとても良かった。本全体の半分ぐらいはライトが実際に購入した浮世絵をページサイズのカラー図版で見せてくれてとても良かった。

    0
    2025年11月03日
  • THE COMING WAVE AIを封じ込めよ

    Posted by ブクログ

    人間の理解、能力を超える超知性が野放しとなった場合にどの様な事態を引き起こす可能性があるかは容易に想像出来るが、どうすれば良いかと言われると答えに窮してしまう、というのが読む前の正直な私の限界でした。本書は、新技術のメリットを享受しながらもワーストシナリオへ向かうことを回避するための指南書として大変優れていると感じました。IT業界以外の取り組みや過去の実例は非常に有益な情報提供となっています。地球に棲む「私たち」として多くの気づきがある良書と感じました。

    0
    2025年08月15日
  • THE COMING WAVE AIを封じ込めよ

    Posted by ブクログ

    技術の拡散は止められない、ゴールのない隘路を落ちないよう歩き続ける努力をすることが人類の繁栄につながる。というメッセージは技術者には刺さる。世界がどう変わっていくのか、ヒトとは、生命とは、国家は、ということを考えてしまう。

    0
    2025年01月26日
  • 若い読者のための宗教史

    Posted by ブクログ

    仏教に関する記述は少なかったけど、私はキリスト教の知識の方が無知なので、このくらいキリスト教全フリでも良かった。まぁ、キリスト教主体の国の人がその若者へ向けた本なのだから、この割合なのは納得。

    キリスト教って、教徒が多すぎてあんまり意識してなかったけど、政治との結びつきや気持ち悪い思考な時も多くて、印象がガラリと変わりました。
    宗教って当たり前のように各国の文化に組み込まれてるけど、女性差別や暴力との関係などもこの本で話してくれてて、これからはヒューマニズムがメインになっていくのかなとか、「つまり女性の権利獲得って、対全ての宗教への全面戦争ってことなんだな」と、根の深さを実感してゾッとしまし

    0
    2025年01月20日
  • THE COMING WAVE AIを封じ込めよ

    Posted by ブクログ

    人生の晩年期、脳の経年劣化に空しく抗う毎日、
    突然、「種の存続・人類の存否」にかかわる衝撃的な話に遭遇した。この本はテクノロジー(AI)の進化が人間の脳を超える現実と人類の発展か破滅かの未来を予見して生成AI暴走の「封じ込め(Containment)」を訴える警醒の書である。


    著者のムスタファ・スレイマンは共同創業したDeep Mind社(英)をGooglに売却し同社でAI開発を担い、現在はMicrosoft AIのCEOを務める合成生物学の専門家である。豊富な経験にもとずいてAI進化の潮流と人にとっての本質的な意味を探り、よくあるシンギュラリティの話をさらに深く論究する。
    ビル・ゲイツ、

    0
    2024年12月31日
  • 日本の自然をいただきます――山菜・海藻をさがす旅

    Posted by ブクログ

    日本人からすると山菜や海藻を食べることは
    普通のことであると思えますが、海外の人に
    とってはなるほど、そのような「野生」の
    食材を日常的に食べることは珍しく見えるら
    しいです。

    まあ明治時代には日本人も獣を食べる外国人
    を見て驚いたらしいから、その逆バージョン
    といったところでしょうか。

    ワラビやタケノコ、海からはワカメなどを当
    たり前に食材として得られるのは、日本の豊
    かな自然のおかげなのだと再認識させられる
    一冊です。

    0
    2024年12月29日
  • THE COMING WAVE AIを封じ込めよ

    Posted by ブクログ

    DeepMind創業者によるAI時代の未来予想図。AIと合成生物学が世の中を大きく変えるビッグウェーブとなり、我々はそこに巻き込まれて行くのです。おすすめ

    0
    2024年12月25日
  • 命綱なしで飛べ

    Posted by ブクログ

    図星すぎて非常に耳に痛い本。 でもとても重要なことが書かれていてる。 私も人に弱みを見せられない。人に頼るのが苦手。 格好悪くてもいいから望ましいことをするために今から少しずつでも変えて行こう。

    0
    2023年03月19日
  • 命綱なしで飛べ

    Posted by ブクログ

    本書は、「仕事で結果を出したい、成功したいと強く望む」意欲ある野心家が、3つの心配と4つの罠のために、身動きができなくなっているところに、手を差し伸べて、どうしたらいいのかを導くのが目的です。
    シニア向けです。
    そのためには、「命綱なしに飛べ」。飛ぶためには、勇気を出して「恰好悪くてもいいから望ましいことをする」、そして、「望ましいことを見事にこなす」が結論です。

    ■Aランクプレイヤーの悩み
    ・結果を残したいという思いを満たそうとすればするほど、思いは大きくなる。クリアするたび、「次の欲」がうまれる。
    ・野心に駆られるとまわりが見えなくなる
    ・結果に固執する人の11の特徴
     ①自分は高い実行

    0
    2023年03月14日
  • MARVEL 倒産から逆転No.1となった映画会社の知られざる秘密

    Posted by ブクログ

    アイアンマンの格好良さに魅了され、ほぼ全てのMCU作品を劇場鑑賞しているマーベルファンの1人としてアイアンマン以前のマーベルの苦況を知ることができる貴重な本。2008年以降は疾風の如く駆け抜ける時代到来だが、ケヴィン・ファイギという稀代の天才について知りたくて調べていたらたどり着いた本だったので、彼の正体に少し迫れているの側面に関しても貴重な文献だと思う。

    0
    2021年03月30日
  • 若い読者のための宗教史

    Posted by ブクログ

    終章に取り上げられていた世俗的ヒューマニズム。特定の信仰は持たなくても、宗教の思想から精神性を享受できる考え方。人生の節目にあたる儀式は、過去には宗教が独占していたけれど、今では当人に個人的な意義を与えることができるものになってることが一つの例。
    日々の生活に超自然は受け入れられなくても、願うことだけじゃなく、祝うこと悼むことなんかに対する基本に、神やら仏を基準とする宗教が間違いなくある。とすると、宗教は物事の考え方に対する糸口を与えてくれるものになるんだろうなと。
    若くなくてごめんなさいシリーズ、読むのはアメリカ史、経済学史に続いて3作目。相変わらずダイナミックで歴史の情熱を感じられる読書で

    0
    2020年11月10日
  • 若い読者のための宗教史

    Posted by ブクログ

    これまでのシリーズと違って、単線的な記述では無い。「ジグザク」進む。

    宗教の定義が一神教的な神を前提にしているのが気になるが、欧米の出版だから、ある程度の偏りは飲み込むか。

    そのような制約はあるものの、宗教の話題を幅広く扱っており、読後は圧巻だ。過去と現在をめぐる記述に嫌気も可能性も感じる。

    シク教とクエーカー教が好み。

    #メモ
    ・ジャイナ教が非暴力運動の源流
    ・煉獄が認められたのは12世紀

    0
    2019年06月14日
  • 若い読者のためのアメリカ史

    Posted by ブクログ

    まさに叙事詩であった。
    それぞれの時代の喜び、悲しみ、挑戦、応戦が生き生きと描かれ、時代は変化、変革していることを実感する。

    0
    2019年06月10日
  • 若い読者のための宗教史

    Posted by ブクログ

    高品質なリトルヒストリーシリーズの最新刊は、こと日本においては意識されない(意識することがタブー視されているきらいもある)宗教について。

    いわゆる四大宗教にとどまらず、歴史のうねりの中で生まれ、形を変えてきた様々な宗教たち。
    また、一つの大きな宗教からの分裂(カトリック/プロテスタントが最たる例)であったり、宗教と政治、宗教と暴力、そして宗教間で相互に及ぼした影響など時間軸、空間軸を掘り下げながら生々しい事実が語られる。

    宗教と触れ合う機会が少ない(数としては少なくないが、極めて浅い)日本人にとって、世界情勢のバックグラウンドを捉えるためにはこういった宗教の大きな流れを抑えておくことは重要

    0
    2019年04月28日
  • 若い読者のためのアメリカ史

    Posted by ブクログ

    イェール大学リトルヒストリーシリーズは、哲学史、経済学史ともに良書だった。
    そしてこのアメリカ史。
    これまでの2冊がややカタログ的な作りだったのに対してこのアメリカ史は物語性を前面に打ち出している。

    1492年、アメリカ大陸への上陸を端緒として物語が始まるわけだが、
    それはアメリカ大陸自体の物語としてはほんの最近の出来事にすぎないという前置きがなされる。
    ネイティブアメリカンへの配慮、というのももちろんあるだろうが、それ以上に偉大なる歴史への敬意が感じられる。

    独立し、奴隷解放宣言がなされ、大陸を横断し
    都市が縦に、そして横に広がり、2度の大戦を経て超大国へ…という成長の物語と
    ヨーロッパ

    0
    2019年02月17日
  • 鳥の心臓の夏

    Posted by ブクログ

    ASDの特徴のある主人公サンデーが一人娘のドリーとの暮らしの中に突然現れた隣の住人ヴィータによって心を乱されていく様子が描かれていく.その巧みな心理描写,起こるささいな出来事の数々が美しい文章で綴られ湖のある田舎の世界に引き込まれていく.

    0
    2025年07月20日
  • 鳥の心臓の夏

    Posted by ブクログ

    自閉症の作家が書いたという小説。
    小説の主人公の女性も自閉症。
    ある日、隣に越してきた女性、最初はとてもリベラルで理解的な女性に見えたが、、、。
    後半一気に話が進む。主人公の無垢な心情が読んでて伝わってきた。

    0
    2025年06月01日
  • 鳥の心臓の夏

    Posted by ブクログ

    自分のために作られていない世界に、それでも生きていかなければならないヒト目線の物語でした。宗のあたりがまだもやもやしています。

    0
    2025年05月31日
  • ハックルベリー・フィンの冒険(上)

    Posted by ブクログ

    トム・ソーヤーの友人にしてトラッシュ(白人貧困層)で浮浪児のハックは父親からの暴力から逃れ、逃亡奴隷のジムと自由州に逃れるためにミシシッピ川を下る冒険に出る。
    ------------------
    トム・ソーヤーの冒険のスピンオフ的作品にして原作を超えると評価の高い本作です。冒頭に、この本に何らかの教訓や批評を求めるなかれ、と書いてありますが、まあ無理な話でしょう。ストーリーを通じて権威主義・資本主義をあて擦ったり奴隷制を批判したりという記述が出てくるし、最後のトムの怒りのセリフはどう読んでも奴隷制批判です。トム・ソーヤーの冒険に出てくるインジャンジョーにせよ本作のジムにせよ、アメリカ社会が何

    0
    2025年03月30日
  • ディズニーテーマパーク ポスターコレクション

    購入済み

    ディズニーポスター

    懐かしいポスターに出会えて嬉しかったです。お気に入りはスクリーンショットで壁紙にして楽しんでいます。

    #ハッピー

    0
    2025年02月16日