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アートをとりまく桁違いの華々しさと、深い闇。アートの価値は誰がどのように決めるのか、価値と値段は比例するのか――。最後のダ・ヴィンチ作品の発見として注目を集め、その後、史上最高額の510億円で落札され話題となった男性版モナリザ「サルバトール・ムンディ」。その謎に包まれた足跡を追う中で見えてきた美術界の闇。衝撃のノンフィクション!
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Posted by ブクログ
アメリカの美術商が見つけた絵、修復してみると、ダ・ヴィンチのものかも知れないと思うようになった。修復してみると、ダ・ヴィンチが描いたと思う者も出て来た。そして1000ドルで買った絵がロシアの富豪に8千万ドルで売れた。そしてオークションに出し、サウジアラビアの皇太子が4億5千万ドルで購入した。 そも...続きを読むそもダ・ヴィンチが描いたのだろうかという検証や、美術界を跋扈する魑魅魍魎たちを詳細に描写するスゴイドキュメント。 とても面白かった。かなり細かいことが書かれてるので興味のない人には退屈かも知れない。しかし、映画テネットでも出て来た、フリポート(税金を逃れたり、マネーロンダリングに使われたりする美術品保管庫)の話など、現代的な話題も豊富で、美術と金の話に興味のある人には激しくオススメ。
最後のモナリザを読んだあと こちらも読みたくなった。作者は違うので 小説としては好みが分かれるところ。 美術に詳しくないので作中の絵画名を調べながらiPadで画像マップを作成した。 だから、読むのに時間がかかった。 映画は見ていないが、山田五郎さんのYouTubeで解説を見て、先に荒らすじを頭に...続きを読む入れて読んだ。 そうしないと登場人物が多すぎて難解だった。 500年前から誰かが保有し保管され 修復されながら行方をくらまし 現代まで温存されているというだけでも 美術絵画の生命力みたいなものにパワーを感じた。 チャールズ1世からドナルド・トランプまで登場する結果的には群がる欲望の渦が 株にも通じるし、世界の大富豪がこの経済を牛耳っているんだろうな?と思った。 美術界の裏側を知りながら美術館に 行くとまた違った目で見れるかもしれない。
素晴らしく緻密な歴史書であり、アート・マーケットのルポルタージュであり、陰謀渦巻く真贋論争のサスペンス! 昨年公開された映画『ロスト・レオナルド〜史上最高額で落札された絵画の謎』を見て、そこで描写される真贋論争を代理としたロンドン・ナショナル・ギャラリーとルーヴル美術館とのライバル関係などがめちゃ...続きを読むくちゃ面白いと思っていたところ、とある画廊のブログに紹介されていたのがこの本。 この騒ぎの根幹は、そもそもレオナルド没後500年である2016年を狙って、美術館の大御所2つが前後して大特集展覧会を組んだ、というところにある。 ナショナル・ギャラリーの方は『レオナルド・ダ・ヴィンチ展inシアター』ルーヴルの方は『ルーヴル美術館の夜ーダ・ヴィンチ没後500年展』と、どちらもしっかり映画化されている。そういえば…と思い出してみると、ルーヴルの方では一切この作品に触れた様子はなかったように思うのだけれど(代わりに工房作品といわれる『ガナイ』が展示された)、ナショナル・ギャラリーの方では『個人蔵』とされてちらりと出てきたように覚えている。ええ!個人で持ってる人いるんだ〜!!!と思ったのだ。 だからこの作品は、所有欲の現れを意味する金額だけではなく、その真贋評価に美術史家、キュレーターとしての自分の価値を賭けた人たちの名誉欲もたんまり絡みついた巨星に化けることになったのである。面白くないわけがない。 ありがたいことに、各登場人物の紹介と流れが整理されて別項にあるので、本物のサスペンス小説のようにぐいぐい読み進めることができる。 この作品が現れた16世紀の始めから現在まで、巨匠の作品はおりおりに様々な人の手を渡り歩く。王族からディレッタント時代のコレクター、アメリカの新興ブルジョワ、そしてBRICSの大富豪、オイルマネー。それはそのまま経済史でもある。 一方、商品として以上に芸術的価値を求める人たちもいて、そこでは様々な模写を比較しながらの方法論や素材論が展開される。これもまた新鮮で面白い。 著者はイギリス人でルポルタージュ作家であると同時に美術記者でもある。原書のボリュームは翻訳版よりもさらに大きいとのことで、これは著者の了承を得た上で一部を抄訳でまとめ直した形で発行されている。でもがぜん、原書を読みたくなるではないの!!ホント面白い!
2005年、ニューオーリンズの小さな競売会社のオークションで日の目を見たたった13万円の絵画「サルバトル・ムンディ」がわずか12年後の2017年、ニューヨークのクリスティーズ社の競売で510億円という高額で落札された。 この絵画は本当にレオナルド・ダ・ヴィンチの作なのか? それともレオナルドの工房作...続きを読むであるのか?結局今現在ではその解明までには至っていない。またこの絵の来歴も大まかには解ったものの、詳細までは分かっていない。にもかかわらず史上最高額の値がついた訳は、無秩序な美術市場、様々にうごめく欲望、政治的な思惑、権力の象徴としての芸術品など、複雑な背景があった。 およそ10年の歳月をかけてこの絵の来歴などを調べ上げ、絵の修復に尽力した人々の苦労は分かるが、その裏にはこんなにもスキャンダルちっくな詐欺事件などが潜んでいたとは。 ミステリー仕立てで難しい内容も先へ先へとワクワクしながら読めて面白かった。 またこの先、この絵がニュースに上ることもあるかも知れない。その時は興味深く見ることができるのではないかと思う。 追記:2021 5 12 ピンクベージュの紙に描かれた熊の頭 がダヴィンチ作品として7月にロンドンで競売にかけられるというニュースが流れた。17億円を超える値がつく模様。この絵にもまたサルバトール ムンディのようなドラマがあったのか?気になる所だ。
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最後のダ・ヴィンチの真実 510億円の「傑作」に群がった欲望
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