桜井章一のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
雀鬼と異名をとる桜井章一先生の育児書です。子育ては「諦め」が肝心。親は「構うな」「えばるな」「教えるな」!
この本は先日読んでいいたんですが。伝説の雀鬼、桜井章一による育児書で彼独特の育児観があって面白く読めました。現代教育は子供を型にはめるそしてそのひずみがいたるところに出ているという箇所が飛び込んできたときには
「あぁ、やっぱりなぁ」
と思いましたよね。桜井先生は『雀鬼会』や『牌の音』という麻雀のクラブを主催していらしていて、そこで塾生を指導しているときのエピソードや桜井先生のお孫さんのこれがもし普通の親なら確実に目をむいて怒りそうないたずらをほほえましく、そして独自の視線で見守る描写が非常にためになりました。
ここで自分の話になるようで恐縮ですが、僕が義務教育に従ったのは中学校の3年間まででその後は大学受験やテストの直前など、節目節目には勉強しましたが、それ以外はほとんど勉強しなかったなぁ、ということを思い出しました。
この本は3冊刊行するうちのひとつなので、まだ僕は読んでいませんが、あとの2冊を読むことが非常に楽しみです。 -
Posted by ブクログ
雀鬼・桜井章一が子ども教育に関する本を書いた
たしかに麻雀の経験を通じて人生の様々なことを知り尽くしている雀鬼から本を通じて心にスッと入ってくるのは自分が子育て真っ最中だからか?
もしくは著者自身が4人の子どもと5人の孫がいるからなのでしょう
文中に書かれていることは子どもや孫と接する中で自身の「気づき」があったことを軸にしています
知識よりも体感したことが先に来ていますので教育本としては内容は異彩を放っています
この本をオススメしたいのは父親!
そしてあなたが母親だとしたらパートナーである夫が文中に出て来るような「ちゃんと」育てないことをしていたら温かく見守っていて欲しい
この本を夫にプレゼントするのも良いかもしれません
お互いが読みあって読書後に「どうだった?」かをディスカッションできる関係であればその2人から産まれた子は幸せ者です
気合いを入れなくてもサラッと読み終えるボリュームです
「教えない教育」シリーズ3部昨の第1段とのことなので今後の作品も注目です -
Posted by ブクログ
後ろめたい時や嘘を吐いてしまった時、思わず相手から目を逸らしてしまう。一度となく、そんな経験をしたことがあるはずです。
必死に相手に意識を集中しているのだけど、どうしてもある拍子に顔がそっぽを向く。
なにげない癖や仕草というのは長年積み重ね、染みついた習慣であり、意識してどうにかできるものではない。
だからそれらの身振り手振りを観察していれば、自ずとその人の裏の顔や本質が浮かび上がってくるものです。
本書は勝負の中で相手の心理を読み解き、裏を取ることで20年無敗を誇った桜井章一氏がタイトル通り、人を見抜く技術を詰め込んだ一冊。
といっても仕草や癖などについて語られているのは主に前半部で、後半は人としてどうあるべきかを桜井さんなりに例を引き合いにして述べている印象。
科学的なデータなどを挟まずに経験則や自身の観察眼から得たことを語る切り口は新鮮で非常に興味をそそられて面白いです。
なによりもその観察眼に驚かされる。勝負の世界で研ぎ澄まされた目は、僅かな肩の上下まで見逃さない。
この域まで到達するのは年月と場数が必要だけれど、相手を冷静に観察しているとその人の姿はおぼろげに浮かびあがってくるものです。
本書で頻出するバランスという言葉。
例えば、人の心は内に傾けば引きこもりになり、外に傾倒すると逆に危うい。どちらも逸脱しない範囲が一番健康的だと述べていて、頷きながら読んでいました。
でも、そのバランスを取るのが難しい。
シーソーにしたって、地面に対して平行に保つことがどれだけ大変かということです。
でも、案外多くの人が甘く見ている部分があって、バランスを取るということを疎かにしがちで、結果心の病に罹っているという現状だと感じます。もう少し均衡を意識した方がすっきり生きられるでしょう。 -
Posted by ブクログ
251 努力しない生き方 桜井章一 2010 0322/2010 1019 185P
努力しない
力が入ったら疑え
努力しようとすると 頑張ろうとすると
余計な力が入る 力が入っていてはだめだ
恨まない
上手な諦め方は 生きる力を生む
恨まないために 諦めを良くする
さっぱりと諦めてしまえば 余計な力が入らなくなる
他人を責めず 自分を責めず そのどちらでもないこと
壁を超えない
壁は上に乗るといい
壁を乗り越えようとすると 力がはいったり 意識しすぎてしまう
ひょいっと上にのってみる そんな気持でよい
壁の上にのぼれば 違う風景が広がる
頑張らない
頑張ると柔らかさを失う
ウツになっている心は柔らかさを失ってカチカチに硬くなっている
頑張ろうっと 自分に発破をかけるのは悪くない
無理に頑張るのは気をつけよう
柔らかければ どんな状況になっても素早く対応できる
悟らない
悟らぬうちが花
悟ってしまったら そこから先はないということ
苦しまない
期待しなければ苦しくならない
隠さない
賢く見せるのは賢くない
勝つことを求めず 負けない気持でやれ
才能を磨かない
「生きる」という才能があれば十分だ
相手を読まない
分析したら そこで終わりになる
一つ一つ分析していては 時間がかかる
分析とは 結局自分が与しやすい 相手のイメージをつくること
人が人を分析しきるというのは 結局の所無理
絶対を求めない
アバウトなほうが的を射る
何となく という感覚は 的を得ている
絶対はあそびがない状態
プライドを持たない
誇りは うつむき加減に持つ
急がない
ゆったりすると物事を鋭くつかめる
仕事を速く楽しくやるコツは
きちんと準備をしておく
仕事に対し工夫をし 楽しくする
気持はゆったり センサーは鋭く
正さない
部分を取り出して 正そうとしないこと
意味を持たない
意味があるか ないか 計算しないこと
目標を前に置かない
目標は横に置くといい
目標はなるべく多くもった方がいい
目標をしぼってしまうと 柔軟性がなくなる
目標を遠くにおくと ぼやけてしまう
目標は両脇におくような感覚がいい
横をふとみると 目標が見えるような感覚
わからない
わからないことは わからないままにする
分けられないものは たくさんある
前だけに進まない
行く手ばかり見るのは危ない
背中に目を持つ感覚
我慢しない
我慢すれば報われる は錯覚である
つくらない
つくると嘘が入る
「裏のない人間」にならない
表だけで生きるとおかしくなる
面の数が多いほど 生きる幅も広くなるのだ
軸を一つにしない
360度回転する軸を持て
よいことをしない
よいことにとらわれると悪を生む
他人事にしない
他人事は自分事である
この世に起こる出来事のほとんどは自分にとって他人事である
しかし 100%他人事というのは 一つとしてないのである
否定しない
嫌なものも自分の中を通してみる
食わず嫌いせず 食べてみる
計算しない
計算しないほうが勝つ
テクニックに頼らない
テクニックだけだと行き詰まる
テクニックに走りすぎると 壁にぶつかる
エネルギーを抑えない
出せば出すほど湧いてくる
エネルギーは出し惜しみすると かえって涸れてくる
手抜きをすると もろくなる
運を求めない
運を意識する人に運はこない
運に選ばれるとは 結局 日々 どのように生きているかで決まることなのだ
立ち止まらない
休む も 動き の一つ
育てない
「育てない」から上手くいく
こどもが あぁ いいなっという 背中を見せること -
Posted by ブクログ
運とは何か。約20年間無敗の麻雀士が説く良書である。
本著では運というものは運は単なる「量」や「貯金」ではなく「流れ」であり、自分から動き掴みにいかなくてはいけないと説く。そして、「勝ちたい」「運を掴みたい」という欲や力みは逆に運の流れを止めてしまい、目の前のやるべきことに集中し、自然体で振る舞うことが真の成功の道をとも説いている。つまり本著が伝えたい本質のところは、常に中立で自然体で運の流れを感覚で感じ運が来たら掴みにいくということに集約される。
私は前のめりでチャンスを掴むという考えを持っている。本著にも通ずるところであり、著者も主張する「昨日の自分と今日の自分を比較する」して自分が自信が他人軸ではない自分軸で昨日の自分と比較し成長しているのかを研究し思索し反省し修正し行動へ昇華させることが重要であろう。
運を掴むことは基本に忠実であり、自分自身の孤独や考えや感情や感性に向き合い思索することで運を知覚しやすくなり誰でもそれは可能だと言う。運は自分自身が気付いていないだけで運にまみれていることは多い。地獄のような人生のどん底のどん詰まりで汚泥を啜るような状態や状況であってもそこにもやはり運はあり掴めるのだ。
常に運を掴む視野とアンテナを張っておくといいだろう。運は何も行動しないと掴めない。海を眺めているだけでは魚は釣れないのだ。
運とは何かを一つの解釈と見て、無敗の勝負師が伝える人生哲学の良書といえるだろう。