ネルケ無方のレビュー一覧

  • ただ坐る~生きる自信が湧く 一日15分坐禅~

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    ドイツ・ベルリン生まれで、坐禅に惹かれて来日、修行を続けて今は住職をしている著者が坐禅について書いた本。

    詳しく書かれているので、入門編としてはかなり充実している。
    最後に坐禅ができるお寺の紹介もある。

    やっぱり仏教って体育会系のところがあるなあ。
    身体で体得する、みたいな感じ。

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    2015年08月09日
  • 迷いは悟りの第一歩―日本人のための宗教論―

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    ドイツ社会で生まれ、ドイツ社会が当たり前のようにしているキリスト教習慣に原始的疑問を抱き、クリスチャンの洗礼を受けながらも、日本の禅に憧れ、日本にやってきて93年に出家得度してしまった著者の愉快なタッチの宗教比較論?

    現在、曹洞宗・安泰寺住職で、檀家ゼロ、自給自足、座禅三昧の修行生活をおくっている。

    ユダヤ、キリスト、イスラムの一神教の本質、違い。

    日本仏教の日本文化論を挟みながら、著者独特の比較論。

    ドイツ人ならではの論理的な文章で、宗教とは何ぞやを解りやすく説明している。

    もう一冊読んでみたくなりました(笑)。

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    2015年04月17日
  • 読むだけ禅修行

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    昔のお坊さんの言葉を自分なりに解釈する,という書き方なので,もっと知りたかったらそのお坊さんの名前とかから入っていけるのが良い.

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    2014年12月25日
  • 日本人に「宗教」は要らない

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    キリスト教には教義があり、教義がある。
    それがキリスト教を信仰している人々の支えになっている。
    しかしキリスト教は他宗教を否定する。

    ところが、日本人にはそういった宗教間の対立がほとんどない。
    今の日本人はキリスト教を否定しない。

    日本人は無意識のうちに、日常生活の中で「禅」の教えを実践している。
    だから、日本人に「宗教」は要らない。
    と著者は説く。

    今のお寺や仏教がいかに形骸化さえているかもよく書かれていて改めて気が付かされることも多かった。

    前に読んだ著書よりは非常に読みやすく書かれている。
    ドイツのお坊さんだからと思って読むと浅い気がするかもしれないが、
    「迷える者の禅修行」を読

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    2014年03月22日
  • 日本人に「宗教」は要らない

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    「しかし坐禅は、自分で坐禅をしているうちは本当の坐禅ではない。」

    坐禅とは、自我の破壊であると思った。

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    2014年03月03日
  • 迷える者の禅修行―ドイツ人住職が見た日本仏教―

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    ドイツ人の禅僧である「ネルケ無方」さんの著書です。
    外国人での禅を支持する方は多いですが、出家得度し禅僧となり、しかも禅寺である安泰寺の住職も務めているという突出した経験をお持ちです。

    本人が仏道を志し、日本に渡り現在に至るまでの紆余曲折の経緯を時系列に書かれています。

    私自身、禅僧の方が書いた本を何冊も読んでいるのですが、禅僧の方は常人離れした達観の域に達していると思っていましたが、この本を読んでイメージが変わりました。

    普通に人間関係で揉めたり、悩んで凹んだり、逃げ出したりと、俗人とあまり変わらないですね。
    まぁ、考えてみれば同じ人間なので煩悩も同じようにあるのが当たり前ですが。

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    2013年10月20日
  • 迷える者の禅修行―ドイツ人住職が見た日本仏教―

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    ドイツ人にもかかわらず、日本の禅寺で住職を務めている方の、手記になります。
    意外にも、欧米では「禅」が文化の一つとして周知されているそうで。

    一貫しているのは「人の生きる意味」についての深い思索、でしょうか。
    かといって悟りきっているわけでもなく、折々で懊悩されています。

     「自分だけがまともな修行をしていると思い込んで壁を作り、皆を見下していた」

    また、純粋に宗教として見た場合、その理念と現実の乖離には、、
    日本の仏教界もかなりドロドロしているなぁ、とも。

    といっても、ビジネスとて捉えればそれもある意味道理の一つでもあり、
    これはローマ法王などから見るキリスト教も同質の病巣?はあるか

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    2025年04月09日
  • ただ坐る~生きる自信が湧く 一日15分坐禅~

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    本当の坐禅の心を教わることができたように思います。「雲堂」という坐禅アプリに出会え、坐禅が習慣になりつつあるのは、この本が私にとても大きな変化をもたらしてくれたという証拠だと後から思います。

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    2013年01月01日
  • 迷える者の禅修行―ドイツ人住職が見た日本仏教―

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    故郷ドイツで禅に出会い、日本に留学して日本の禅の姿に愕然とし、ついには僧侶となりホームレス雲水となり、安泰寺の住職に。
    日本の仏教のあり方に疑問を持ちつつも、無我夢中に修行することで咀嚼して吸収していく姿に心を打たれました。
    坐禅、いいですなぁ〜

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    2012年10月11日
  • ただ坐る~生きる自信が湧く 一日15分坐禅~

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    ネタバレ

    坐禅の深い心境が少しわかったような気がする。 禅僧の方がドイツ人だとは知らなかった。 ネルケ無方(むほう) 兵庫県美方郡の安泰寺の住職。 子供といっしょに風呂に入っている写真がHPにあったので結婚して安泰寺に住まわれている。

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    2012年09月12日
  • 迷える者の禅修行―ドイツ人住職が見た日本仏教―

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    釈迦の教えに一番近い実践をしてるのが禅宗だという。禅は部屋の中でも出来るのに、わざわざ寺でしたがる観光客も多い。所詮はまねごとの内省をしたいだけなのだろう。個人的には禅よりもウォーキングの方が内省に向いている。身体の動きにより、心はただ一つに集中できる。アイデアはよく何かをしているときにひらめくことが多い。
     日本には真の意味での仏教はない。葬式サービスがあるだけである。

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    2012年04月29日
  • 迷える者の禅修行―ドイツ人住職が見た日本仏教―

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    自己と向き合う禅寺で修行する著者が思い悩む様が描かれています。
    何の為に日本に着たのか、何のために修行するのか、と思い悩む様は仏教の本質とは何か?という事を考えさせられる。

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    2012年04月24日
  • 迷える者の禅修行―ドイツ人住職が見た日本仏教―

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    ドイツ人で禅僧ということで、理屈っぽいのかと思ったが、非常に興味深く読めた。実名入りでここまで書いていいのかな?と思うところもあったりして...禅の精神を伝えながら、エッセイとしても読めて、期待以上の内容だった。

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    2011年07月16日
  • 迷える者の禅修行―ドイツ人住職が見た日本仏教―

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    仏教の教えが非常に新鮮であった。死んだときに仏になるのではなく 日々の生活の中で自分自身が仏になれるように修行するのが仏教の教えである という点はぜひ自分も実践したいとおもった。安泰寺を訪れたいとおもった。

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    2011年06月05日
  • 迷える者の禅修行―ドイツ人住職が見た日本仏教―

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    ネタバレ

    前々から気になっていた一冊。新書コーナーで話題作として取り上げられており、その時にも買おうかどうか迷っていたのをついに購入。海外の人が日本で日本の文化を継承しているというのを見ると、非常に心温かくなる。そんな軽い気持ちで読み始めたが、意外に厳しい仏門の世界という現実を知り、また宗教や文化差という大きい壁を見た気がする。本書は「日本の仏教文化」に対して幾度となく「理想」を裏切られ、自らの禅を生きるために日々「今を生きる」ドイツ人住職のこれまでの人生を書いたものである。
    著者であるネルケ無方氏は様々なバラエティ番組やニュースなどにも取り上げられているようで、ご自身が住職をなさっている寺のHPにもそ

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    2011年05月28日
  • 不要不急―苦境と向き合う仏教の智慧―(新潮新書)

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    各人にとっての不要不急を、もっと尊重し合える社会になったらいいな。人の心は見えないのだから。優しい世界を望む。

    資本主義社会の経済自体が我々の身体にとって不要不急で非本質的なものでなり立っていることからうまれるねじれ。
    身体的なものに向き合ってきたのが宗教という切り口はとても面白かった。
    私たちの本質的な部分と、経済構造自体がかけはなれているのだから、「不要不急」は軋轢が生じるのも必然。。

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    2025年03月13日
  • 仏教の冷たさ キリスト教の危うさ

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    ドイツ人禅僧が書き起こしたキリスト教と仏教に対する考察意見本。作者の経験と知見から双方の考えが書かれており、比較しながら読むには面白い。
    比較して読んでみたい人には面白いとは思うが、各宗教の深掘りができるかと言えばノーなので、極端な話ブログ感覚で読むとおすすめか。

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    2024年07月16日
  • 読むだけ禅修行

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    禅宗における語録が2ページ程度に分かりやすくまとめられており、読みやすさとしては評価できる。反対に言えば、知識者や既知の読者からすればより理解が深まる程度であり、深い考察等はない。
    禅宗の言葉について、簡単に知りたい人はこの一冊で満足するかもしれない。

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    2024年07月16日
  • 迷える者の禅修行―ドイツ人住職が見た日本仏教―

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    著者はドイツから本当の禅を求めてやってきたお坊さん。理想と現実の間で仏教に突き進む姿がすごいなと思った。仏教は葬式の儀礼だけじゃなく、迷える人に寄り添い生きるヒントを教えてくれるものでいてほしい。

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    2023年06月10日
  • 日本人に「宗教」は要らない

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    2017年1月

    ドイツ生まれの元クリスチャン、現在日本の曹洞宗の住職のネルケ無方が書いた、日本人の宗教観についての本。

    筆者は禅宗の僧侶であり、いわゆる日本人が信仰するようなお経や題目を唱える仏教とは少し異なる宗派。
    面白かったのは、禅の考えは日本人の生活に根付いているという考え方。家具を大切にすることや、掃除を行うことも修行の一つであるという、習慣のような考え方は実は禅宗の教えの流れであるという面白い発見があった。筆者の考え方と違う部分かもしれないが、仏教とは非常に哲学に近いものなのかなと感じる。
    欲を捨てる、ということが仏教の目指すことであるが、それは「今、ここにあること」を大事にする

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    2017年02月01日