迷える者の禅修行―ドイツ人住職が見た日本仏教―

迷える者の禅修行―ドイツ人住職が見た日本仏教―

ビジネス・実用
924円 (税込)

4pt

「お坊さんになって悟りたい!」――。悩めるドイツ人青年の危機を救ったのは、祖国で出会った坐禅だった。出家の覚悟を決めて来日するも、そこで見たものは、この国の仏教のトホホな姿。算盤を弾くばかりの住職、軍隊のような禅堂、仏教に無関心な世間……。失望と流転の末、ようやく辿り着いた理想の修行は、小さな山寺での自給自足・坐禅三昧の生活だった。日本人が忘れた「一瞬を生きる意味」を問う、修行奮闘記。

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迷える者の禅修行―ドイツ人住職が見た日本仏教― のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    雲水が自給自足をしているお寺、安泰寺の現住職の自伝的な本。ミーハーな話ですが、映画にしたら面白そう。
    落ち着いていて中立的な視点で書かれているのに、とても身近に感じられました。

    頭でっかちと言われていた著者が、理不尽に厳しい修行(要するにいじめ…)も含め、たくさんの経験を積み重ね変化していくのが素敵です。生きることって楽しい。

    0
    2015年08月20日

    Posted by ブクログ

    ドイツ出身の禅僧、ネルケ無方さんの出家のお話。ヨガの先生がブログで紹介されていて以前から気になっていた本。とっても興味深く読めた。

    0
    2014年01月11日

    Posted by ブクログ

    以前、養老氏が禅は狂気と紙一重であり、大成するのは百人に一人くらいだろうというようなことを述べていたと記憶しているが、その当時は何のことを言っているのか分からなかったが、この本を読んでやっと分かった。日本の仏教はサービス産業化しているかもしれないが、修行自体は古風な日本の徒弟制度に則った厳しいものだったということが分かりました。キリスト教の影響が強い国で育った著者らしく、禅に対してくっきり、はっきり言語化されており、(合理化の提言までも)禅の置かれている状況が分かったような気がしました。また、現代の日本社会への苦言、主体性、自主性のない「子供」が増えているということですが、一般の世界だけでなく、禅の世界でもそうなってきていること。気をつけねばと思うと同時に、そうならない社会にするにはどうするか考えていきたいと思います。

    0
    2011年09月14日

    Posted by ブクログ

    筆者は1968年生まれのドイツ人。ふとしたことから、仏教・禅の修行のために来日して、そのまま日本に住むこととなる。本書が書かれた時点では、兵庫県の安泰寺というお寺の住職をされている。本書は、筆者の日本での修行体験を語ったもの。
    私の妻はタイ人。私はタイで約5年間勤務していた経験があり、その時に知り合って結婚した。タイ人には仏教徒が多く、国民の約95%以上が仏教徒だと聞いたことがある。タイでは、生活に仏教が根付いているな、と思ったことが結構あった。
    私が勤務していたのはメーカーで、オフィスがバンコクにあると同時に、工場がバンコクから200km程度離れた海沿いの工業地帯にあった。タイには、宗教的な年間行事がいくつかあるが、工場の周囲のお寺で社員が大勢集まり、行事を就業時間内に行ったりする。また、出家のための休暇制度があったりして、仏教の習慣が比較的身近にあるように感じた。
    本書の筆者は、日本では、仏教が生活に根付いており、お寺では修行が出来ると思って来日したわけであるが、日本では、そこまでお寺が人々の生活に入り込んでいるわけではないことに気づかされ、がっかりする経験を持っている。

    タイで、妻のアパートに初めて泊まった時のこと。
    エアコンもないアパートは非常に寝苦しく、朝方、まだ薄暗い中、眠れないまま、当時はまだ嗜んでいたタバコを吸いに外に出た。すると、黄色っぽい衣装を身につけたお坊さんが何人か托鉢に歩いていた。とある家の前で、その家の方たちが喜捨をされているのを見た時、あぁ、これがタイの習慣なのだなと思ったし、遠くに来たのだな、とあらためて感じたことを思い出した。

    0
    2021年01月19日

    Posted by ブクログ

    ひょんなことから体験した禅。
    実際に修行する人はどんな生活をしているのかが分かる本。日本社会が求める”お坊さん”の役割とその修業の目的が結びついているから、本当の仏教修行と呼べるのかという問題提起が興味深かった。
    日本人はこんな内部事情を赤裸々に書けなさそう。

    0
    2015年12月23日

    Posted by ブクログ

    ドイツ人の禅僧である「ネルケ無方」さんの著書です。
    外国人での禅を支持する方は多いですが、出家得度し禅僧となり、しかも禅寺である安泰寺の住職も務めているという突出した経験をお持ちです。

    本人が仏道を志し、日本に渡り現在に至るまでの紆余曲折の経緯を時系列に書かれています。

    私自身、禅僧の方が書いた本を何冊も読んでいるのですが、禅僧の方は常人離れした達観の域に達していると思っていましたが、この本を読んでイメージが変わりました。

    普通に人間関係で揉めたり、悩んで凹んだり、逃げ出したりと、俗人とあまり変わらないですね。
    まぁ、考えてみれば同じ人間なので煩悩も同じようにあるのが当たり前ですが。
    ただ、それらに正面から向き合うという姿勢と覚悟が違うということでしょうか。それこそ座禅(修行)ということのようです。

    著書自信が悩みつつ会得した内容なので、リアリティがあり、読んでいて非常に面白かったです。

    この本でも何度か出てきますが、「離してみてこそわかる」という内容が印象に残りました。
    私も離すことで変わるものを沢山掴んだままにしています。

    0
    2013年10月20日

    Posted by ブクログ

    ドイツ人にもかかわらず、日本の禅寺で住職を務めている方の、手記になります。
    意外にも、欧米では「禅」が文化の一つとして周知されているそうで。

    一貫しているのは「人の生きる意味」についての深い思索、でしょうか。
    かといって悟りきっているわけでもなく、折々で懊悩されています。

     「自分だけがまともな修行をしていると思い込んで壁を作り、皆を見下していた」

    また、純粋に宗教として見た場合、その理念と現実の乖離には、、
    日本の仏教界もかなりドロドロしているなぁ、とも。

    といっても、ビジネスとて捉えればそれもある意味道理の一つでもあり、
    これはローマ法王などから見るキリスト教も同質の病巣?はあるかな、と。

     「「生きる意味があるか」と問うのは、はじめから誤っている」

    ちょうどこの書と入れ違いに読み始めた『知の逆転』で、
    「人生は無意味」なんてフレーズが出ていたのとシンクロしました。

    それぞれのスタンスも専門も、全く異なっていながらも、
    本質として同じことを言わんとしているのは、非常に興味深く落ちてきました。

    こういうことがあるから「読書は刺激的」なのだと、思います。

     「人生こそが問いを出し私たちに問いを提起している」

    けだし真理であると、実感してしまいました、、
    ん、人は常に問われている、その在り様を、なんて。

    0
    2025年04月09日

    Posted by ブクログ

    故郷ドイツで禅に出会い、日本に留学して日本の禅の姿に愕然とし、ついには僧侶となりホームレス雲水となり、安泰寺の住職に。
    日本の仏教のあり方に疑問を持ちつつも、無我夢中に修行することで咀嚼して吸収していく姿に心を打たれました。
    坐禅、いいですなぁ〜

    0
    2012年10月11日

    Posted by ブクログ

    釈迦の教えに一番近い実践をしてるのが禅宗だという。禅は部屋の中でも出来るのに、わざわざ寺でしたがる観光客も多い。所詮はまねごとの内省をしたいだけなのだろう。個人的には禅よりもウォーキングの方が内省に向いている。身体の動きにより、心はただ一つに集中できる。アイデアはよく何かをしているときにひらめくことが多い。
     日本には真の意味での仏教はない。葬式サービスがあるだけである。

    0
    2012年04月29日

    Posted by ブクログ

    自己と向き合う禅寺で修行する著者が思い悩む様が描かれています。
    何の為に日本に着たのか、何のために修行するのか、と思い悩む様は仏教の本質とは何か?という事を考えさせられる。

    0
    2012年04月24日

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