あらすじ
多くの悩みやストレスを抱える現代人は、常に思考を巡らせていて“頭でっかち”。正解を追い求めることをやめ、坐禅という「考えない時間」をつくることで、一日の内容は確実に違い、そして人生そのものも変わる。日本とは異なる文化圏出身の禅僧だからこそ見える仏教の意義を改めて確認し、今日から坐禅の旅へいざ出発!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
単に座るだけ、というのは実に難しいことか。そのとき、座るという行為は、私が座るという行為をするのではない。坐禅が坐禅をすると表現するような、私の力みがなくなったところに存在する。坐るという行為の奥深さ、禅の世界の奥深さを垣間見せてくれる、初心者向けの良書。
Posted by ブクログ
ただ坐る。只管打坐。いかに難しいのか、そしていかに大切なことか。それについて、ただ書かれている。すばらしい。心を手放す。身体性についての重要さを説いてあった。やはり、体が心をコントロールするんだな。決してその反対ではない。
Posted by ブクログ
自分が自分を自分すること。
坐禅が坐禅すること。
自分が生きている時間を自覚的・自発的に生かすことができるか。
すべては自分次第ということか。
Posted by ブクログ
著者のドイツ人僧侶自身が納得するまで自分に厳しく答えを追求した本来のオーソドックスな禅の姿。自他認める屁理屈な著者。だからこそのまっすぐな坐禅に日本人も学ぶ。
Posted by ブクログ
1日15分○○する。
口で言うのは簡単ですが、いざ実践してみると、
なかなか続けることは出来ません。
当の私も、「なんだ、1日15分か、楽勝!」と思っていましたが、
今は、したり、しなかったりの毎日が続いています。
座禅をしたら、何か良い事がある→このロジックは強力です。
しかし、この動機では、本当に続けることは出来ないかもしれません。
座禅をしても、何もならない、でもする→こう思えることが、座禅を続ける秘訣かもしれません。
何もならないけど、何かしてみる、これは、自分達の今の生活のアンチテーゼの
ような気がします。
著者は冒頭で言います。
「座禅をして何になりますか?」実は答えは極めて簡単、「何にもならない」です。
それなのに、なぜ、著者は、この本を書いたのでしょうか?この本を読むと、著者の
この問いに対する覚悟がよくわかります。
Posted by ブクログ
ドイツ・ベルリン生まれで、坐禅に惹かれて来日、修行を続けて今は住職をしている著者が坐禅について書いた本。
詳しく書かれているので、入門編としてはかなり充実している。
最後に坐禅ができるお寺の紹介もある。
やっぱり仏教って体育会系のところがあるなあ。
身体で体得する、みたいな感じ。
Posted by ブクログ
本当の坐禅の心を教わることができたように思います。「雲堂」という坐禅アプリに出会え、坐禅が習慣になりつつあるのは、この本が私にとても大きな変化をもたらしてくれたという証拠だと後から思います。
Posted by ブクログ
坐禅の深い心境が少しわかったような気がする。 禅僧の方がドイツ人だとは知らなかった。 ネルケ無方(むほう) 兵庫県美方郡の安泰寺の住職。 子供といっしょに風呂に入っている写真がHPにあったので結婚して安泰寺に住まわれている。