鈴木潤のレビュー一覧
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ヴィクトリア朝ロンドンに集うモンスター娘たち<アテナ・クラブ>シリーズの完結編。ヨーロッパから帰ってきた<アテナ・クラブ>の面々だが、行方不明となったメイドのアリスとシャーロック・ホームズを探すことになる。その陰にはモリアーティ一味の大英帝国を揺るがす陰謀があった。
今作では全作で登場したラス...続きを読むPosted by ブクログ -
正直、めちゃくちゃ満足でした。。。。 可愛げなんて出せない、29歳、“行き当たりばったり”のヴィネガー(酸っぱい)ガール。主人公に共鳴して、どんどん意地を張ってしまう読者の心を丁寧に解きほぐし、結末がスっと心に入ってくる。 文章も、好ましい。格別な一文で勝負するのではなく、文章、構成、その他本を構成...続きを読むPosted by ブクログ
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本家『じゃじゃ馬ならし』より面白い!そして久々のアン・タイラーだったけど、相変わらず普通の人のいざこざや些細な感情を書くのうまいなー。アン・タイラーらしい料理でニヤッとしてしまった。楽しかった。Posted by ブクログ
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死を意識しながらどう生きていくのか。近代アメリカの通ってきた事件や社会問題が、それぞれの兄弟の選ぶ生き方に見事に織り込まれていて素晴らしかった。Posted by ブクログ
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自分の死ぬ日を告げられた幼い四人のきょうだい。80年代からの時代を背景に一人づつ語られる人生。其々の深い愛情のつながりはつらいけれど伝わってくる。心にせまってくる物語。Posted by ブクログ
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13歳ヴァーヤ、11歳ダニエル、9歳クララ、7歳サイモンのきょうだいは、ロマの占い師に告げられた死ぬ日に向かって引き寄せられていく。
その影響の受け方は様々だ。
ロマの女を憎みながらも人生の後押しをしてくれたと感じるもの、がむしゃらに限られた人生を生きようとするもの、完全に否定しながらもその日に自ら...続きを読むPosted by ブクログ -
母と娘、姉と妹、女友達。母から受けた影響はある意味呪いだ。その呪いを解除して明日への力に変えること。娘だった女は母になり、また母と娘の物語を紡いでいく。全ての女性たちへの物語。泣いたり笑ったり、とても心を動かされた。
この「モッキンバードの娘たち」、読んでみると表紙から受ける印象と若干違う。主人公...続きを読むPosted by ブクログ -
表紙イラストの帽子の被り方はこれで合っているのだろうか?リボンが顔の前に垂れて邪魔そうw
ルシンダ、ローラ(ごめん誰だっけ)、アリスも共闘してメンバー勢揃いだけど、女王を救っちゃったらそれ以上派手な事件は難しいわな。
ベアトリーチェに彼氏が出来るのはいいけどメアリとシャーロックはなんか違うだろうと思...続きを読むPosted by ブクログ -
はいはい、完結編も面白かったですよ
本書は19世紀初めのヴィクトリア朝時代に発表された古典文学を元にした登場人物たちが大活躍する物語なんですが、主要な登場人物のうちいったいどのくらいがオリジナルなのかな?なんて考えながら読んでたんですね
で、解説読んだら…
全部かよ!っていう
主要キャラクターは...続きを読むPosted by ブクログ -
自分の死ぬ日を告げられた4人の姉弟のお話。
サイモンはダンサー、クララはマジシャン、ダニエルは医者、ヴァーヤは科学者。
章ごとに彼らの人生の数年が語られる。
人生を楽しんでパッと消えるのがいいのか、全ての楽しみを捨ててそれでも長生きした方がいいのか。
最後に残ったヴァーヤが昔揃っていた家族の事を思い...続きを読むPosted by ブクログ -
ケイト・バティスタは二十九歳。ボルティモアのジョンズ・ホプキンズ大学で自己免疫疾患の研究に勤しむ父と十六歳の妹の三人暮らし。妹が生まれてすぐ母が死んでからは家事全般を受け持ち、近くのプリスクールで四歳児を担当するアシスタントを務めている。率直な物言いが子どもには人気だが、場の空気を読むことが不得手で...続きを読むPosted by ブクログ
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これは(自分の中で)半年に一辺位に良かった。ある兄弟がそれぞれ章を担当し、死んでしまう。実は皆が小さい頃にロマの占いに行き、不吉な予言をされてしまう。でもあれかな、実際の所、死というものは、必要以上思った以上に美化されてしまうね。しょうがないね、残された人々は残りの人生遂行しなきゃならないし、区切り...続きを読むPosted by ブクログ
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概要: 自然言語処理に特有のディープラーニング関係の技法(word embedding, sequence to sequence, attention, 大語彙softmaxの学習法)、メジャーな応用の概観(翻訳、要約、対話、質問応答)、あと応用のコツみたいな話。
感想: 短時間で概要が頭に入れら...続きを読むPosted by ブクログ -
シリーズ3作目にして完結編。正直1作目があらゆる面でバランスがとれていた傑作だったので続編も期待していたのだが尻すぼみになった印象。
好みの問題なのだろうけど、まず無駄な恋愛要素が多く感じた。とりわけメアリとホームズに関してはちょっと…。
また、モンスター娘たちや女性の活躍を描きたいのはわかるの...続きを読むPosted by ブクログ -
1969年アメリカ、4人の兄弟姉妹はその人の亡くなる日にちがわかるという女占い師を探し出し、会いに行った。それぞれに告げられた自分の運命。その後の家族を描きながら、4人とその周囲の人々のそれからを描く。
最初は占い師が告げた亡くなる日は、占い師に会いに行こうと言い出した長女以外は読者には明かされない...続きを読むPosted by ブクログ -
幼い時に 自分の死ぬ日を 告げられたら・・・
この帯が 気になって 読みました。
しかし 分厚い。
なかなか 進みませんでしたが
四兄弟の おちびちゃんから 話しが始まりました。
各章で まとまって いたので 読みやすかったです。
最初に 自分の寿命が短いと知っていたら
人は どう動くだろう。
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4人のきょうだいが幼い時に自分の死の予言を告げられたところから始まる家族の物語。
4人の章から成り立っていて性格や個性などを合わせて人生から描かれている。
各々の人生をじっくり見ている様な物語だった。Posted by ブクログ -
テックス(テキサス)メックス(メキシコ)料理なんて言葉があるくらい、移民文化の混ざりあった南部の街での、家族のお話。住んでる人しかわからないような生き生きとした土着の生活。本当に男の人が書いたの?料理の作り方とか妊娠とか経験してるような、生理痛と日々戦ってるような、他にも読んでみたいが。いたこはあん...続きを読むPosted by ブクログ