【感想・ネタバレ】メアリ・ジキルと囚われのシャーロック・ホームズのレビュー

あらすじ

ヨーロッパ大陸での大冒険から帰還したメアリ・ジキルら“モンスター娘”こと〈アテナ・クラブ〉の令嬢たち。ロンドンで彼女たちを待ち受けていたのは、メアリの雇い主である探偵シャーロック・ホームズと〈アテナ・クラブ〉のメイドのアリスが忽然と姿を消したという知らせだった。メアリたちはさっそくふたりの行方を捜すことに。そのころホームズはアリスとともに宿敵モリアーティに囚われていた。モリアーティの一味はホームズを生贄にして大地の力を操る古代エジプトの女王を復活させ、大英帝国の征服を企てていたのだ……! 古典名作をもとにしたSFミステリ三部作完結篇。解説/中野善夫

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

 ヴィクトリア朝ロンドンに集うモンスター娘たち<アテナ・クラブ>シリーズの完結編。ヨーロッパから帰ってきた<アテナ・クラブ>の面々だが、行方不明となったメイドのアリスとシャーロック・ホームズを探すことになる。その陰にはモリアーティ一味の大英帝国を揺るがす陰謀があった。

 今作では全作で登場したラスボス感たっぷりの<錬金術師協会>の女性会長(マダム・プレジデント)を上回るラスボス(彼女の元上司?)が登場する。果たしてメアリたちは二人を救出できるのか?

 シリーズの中でも、今作が冒険活劇色が一番強いように感じた。できれば続編を書いてほしい。

0
2024年01月28日

Posted by ブクログ

表紙イラストの帽子の被り方はこれで合っているのだろうか?リボンが顔の前に垂れて邪魔そうw
ルシンダ、ローラ(ごめん誰だっけ)、アリスも共闘してメンバー勢揃いだけど、女王を救っちゃったらそれ以上派手な事件は難しいわな。
ベアトリーチェに彼氏が出来るのはいいけどメアリとシャーロックはなんか違うだろうと思ってしまう。べつにホームズオタクではないけど。むしろ原典読んだことないんだけど。
あとメアリ以外と人の話聞いてないね?元はお嬢様だから頑張ってるとは思う。

0
2024年02月06日

Posted by ブクログ

はいはい、完結編も面白かったですよ

本書は19世紀初めのヴィクトリア朝時代に発表された古典文学を元にした登場人物たちが大活躍する物語なんですが、主要な登場人物のうちいったいどのくらいがオリジナルなのかな?なんて考えながら読んでたんですね
で、解説読んだら…

全部かよ!っていう
主要キャラクターは全部引っ張ってきたキャラかよ!すごいわ!

しまいにゃヴィクトリア女王まで登場させてるし

それもそのはず(解説によると)作者のシオドラ・ゴスはなんとボストン大学で英文学の博士号を取得した才女
ヴィクトリア朝期の文学についての論文まで書いてるし

そりゃ詳しいはずだわ

はい、そんで中身ね
本作はね主人公のメアリがなんかちょっとやな奴なんよね
論理的に、論理的にって思うあまりにちょっと冷たくて付き合いづらい感じにどんどんなってくのよ
シリーズをこれまで読んできたこっちとしては、なんか悲しくなってきちゃうんだけど…

最後に感情を爆発させるための布石だったのか!
無理に無理を重ねて最後の最後に素直になーる
ちっくしょうやられた!
ありがとう(ありがとうなのかーい)

0
2024年01月25日

Posted by ブクログ

モンスター淑女完結編。
19世紀末キャラのスマブラ状態。
うまくまとめたっちゃまとめたが、メアリ・スー的なところがあるのと、登場人物の行動がなんかもたもたしていたり、登場人物の感情表現が冗長だったり、カップリングにこだわったり、登場人物が一生懸命これまでのあらすじを会話で説明したり、のあたりが同人二次創作かと思う。

0
2025年12月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズ3作目にして完結編。正直1作目があらゆる面でバランスがとれていた傑作だったので続編も期待していたのだが尻すぼみになった印象。

好みの問題なのだろうけど、まず無駄な恋愛要素が多く感じた。とりわけメアリとホームズに関してはちょっと…。

また、モンスター娘たちや女性の活躍を描きたいのはわかるのだけど、そちらを立たせる為に元ネタのある男性キャラたちが揃いも揃って無能にされている。今作に至ってはホームズはタイトル通りずっと囚われたまま何も活躍せず終わるし、モリアーティ教授というビッグネームを登場させたのにも関わらず、ただ偉そうにしてるお爺ちゃんという印象以外何もなく、あげくの果てにモラン大佐やドラキュラ組、レイモンド博士と共に雑に退場させられる始末。

事件についても規模が大きくなりすぎた結果、無理矢理というか大雑把な解決となっていた。シリーズ物の宿命で仕方のないことなのだろうが、この点もやはり1作目の規模感が丁度よかった。

〈アテナ・クラブ〉の面々はそれぞれ個性がありキャラクターとしてとても魅力的だったので、全体的に尚更もったいなく感じてしまった。

0
2024年02月17日

「SF・ファンタジー」ランキング