柳瀬尚紀のレビュー一覧

  • ボルヘス怪奇譚集

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    甘く見ていた。すぐ読み終わるかと思いきや。
    ひとつひとつが短いのに、理解するのに立ち止まったりして、想像したよりも読み終わるのに時間がかかった。
    中国の話が好みのものが多かった。
    短いのに。短いからこそあれこれ考えながら読んでしまう本。

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    2020年02月15日
  • ボルヘス怪奇譚集

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    「汽車」というストーリーがとても面白い。

    ボルヘスを読むと眠れなくなるというけど、わたしは眠りに落ちやすくなる。解かれるひつようのない神秘にそのまま身を任せて、気持ち良くなって。夢を見れる。

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    2019年09月18日
  • ボルヘス怪奇譚集

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    20世紀ラテンアメリカの作家ボルヘス(1899-1986)が編んだ、古今東西の書物から引かれた幻想的な掌編のアンソロジー。

    「文学が与える数多い楽しみのひとつは、物語の楽しみである。・・・。物語の精髄は本書の小品のうちにある、とわれわれは自負する」

    □

    解説によると、ボルヘスの編むアンソロジーに収められた小品の中には、その典拠の存在が確認できないものもあり、実はボルヘスが創作したものを紛れ込ませている可能性があるらしい。何とも愉快なことだと思う。別の作品の中でこんなことを言っている。

    「書物に署名するのはおかしなこと。剽窃の観念は存在しない。すなわち、あらゆる作品が非時間で無名の唯一の作者の作品であることが定められた」(『伝奇集』)

    □

    夢/現、死/生、過去/現在/未来、原因/結果、裏/表・・・無限遠の始まりから無限遠の終わりへと走る両端なき直線が、くるっと捻じ曲げられて、ウロボロスの蛇よろしくその円環を閉じ、始まりも終わりもない無限循環がただそこにいつまでも残り続ける。掌編ゆえにその前後に感じられる余白は、却ってその物語が無限の円環の一部に過ぎないことを思わせて、自分が時間的にも空間的にもすーっと遠くに高まっていく感覚に襲われる。そのとき読み手である私は、卑近な不安や不機嫌をすべてどこかへ置き去りにして、透明になる。

    この奇妙な「高度の感覚」について、澁澤龍彦の次の文章を目にしたとき、なるほどと思った。

    「・・・、しかしボルヘスの死には奇妙な明るさがある。かつて稲垣足穂さんが亡くなったとき、すでに生きているうちから、とっくに永遠の世界に入ってしまった感のある稲垣さんが亡くなっても、それほど悲しみの気持ちは湧かないと書いたことがあるが、八十六歳のボルヘスの死に接しても、それと似たような気持ちを私はおぼえる」(「ボルヘス追悼」)

    柳瀬尚紀は訳者あとがきで本書を「《反復》のアンソロジー」と呼んでいる。

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    2019年06月16日
  • ボルヘス怪奇譚集

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    ボルヘスが世界中から集めた92の掌編・短編が収録されている。怪奇というより幻想小説っぽいのが多いが、どれもとても面白い。とくに「汽車」か物語としても構成・文体としてもすごくよかった。
    ちなみに、各話に典拠となる書名とその作者が明記されているが、それらがすべて本当かどうかは疑わしいらしい。どんなに調べても書名や作者名がここ以外で見つからないものがるそうで、もしかしたらボルヘス自身が書いたオリジナルかもしれないと。世界中から掌編・短編をあつめた、というそのこと自体がフィクションかもしれないわけで、いかにもボルヘスらしい感じがする。

    なお、北村薫の短編「水に眠る」の元ネタと思しき短編をこの本で見つけた(エドガー・アラン・ポーの「水の島」)。水の層にナイフを入れるて分離する、というイメージが偶然似通うことはなさそうなので、まず間違い無いと思う’。調べた限り両者の関連について言及しているものは見当たらなかったが、実際どうなんだろう。
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    2018年10月06日
  • ボルヘス怪奇譚集

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    こんな話あったけ?とか、で、その続きは??ってなってしまうような逸話やらを並べられてしまった。。。
    『古今東西の書物から選びぬいた…』とかあれば、元書が気になるし、自分の記憶も気になったりするが、最後に解説を読んで…Σ(゚д゚lll)ガーン

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    2018年07月23日
  • ボルヘス怪奇譚集

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    ボルヘスとヒゴオイ=カサーレスの二人が、古今東西の書物から短い物語(やその一部)を抜き出したアンソロジー。必ずしも怪奇という感じではないが、広い意味での幻想文学集になっている。古典も多いため、文体の関係で、短いくせに読み肉いものもあるが、全体としてはなかなか面白かった。それ自体を完成された文学として味わうというより、現代の様々な物語の原型を楽しむべき作品。

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    2018年07月12日
  • 幻獣辞典

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    「ちんばのウーフニック」が「足萎えのウーフニック」になってゐる他は、別に前の奴と一応同じ。スズキコージ大先生のチェシャ猫とか商羊、アルゼンチンの怪物はなんか来るのでそれもよかったのだが、スクォンクの絵他、増補改訂版な図像が入ってるので買ってしまった。
     フランツ・カフカの書く生き物が結構あるのがなんか気になる。

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    2018年03月26日
  • 幻獣辞典

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    ネタバレ

    ボルヘスが古今東西の、架空の生物に関する話をまとめた本。
    とぼけた・・・というのとも少し違うか、解説で再現もされている独特の筆致が小気味いい。
    もちろん書かれている幻獣たちも興味深いけど。ありライオンとか。こういうのなのかミュルメコレオン。そんで誕生の逸話も。

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    2015年07月24日
  • 日本語ほど面白いものはない―邑智小学校六年一組 特別授業―

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    言葉の大切さがしみじみと分かる本だと思う。「日本語は天才である」という筆者の言葉にもあるように、漢字の由来や日本語の言葉遊びなどに触れるうちに、どんどん言葉の世界が広がっていくことが実感できる。子どもたちがいろは歌を応用した言葉遊びに引き込まれていく様子が印象的であった。自国の言葉に対する理解や尊敬の念を持つことが、相手を大切にする関係性のあり方、そして利他的な心を養うことに繋がっていくのではないだろうか。教師という仕事のあり方について考えさせられた一冊。子どもって、本当にすごいな。

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    2012年11月12日
  • 日本語ほど面白いものはない―邑智小学校六年一組 特別授業―

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    ネタバレ

    著者は、翻訳不可能と言われた20世紀最大の小説『フィガネンズ・
    ウェイク』の翻訳で有名ですが、最近は、ロアルド・ダールの子ど
    も向けの一連の小説の翻訳に注力していたのだそうです。

    このロアルド・ダールの翻訳が縁になって呼ばれたのが島根県の過
    疎の村にある邑智(おおち)小学校でした。そこで16名の小学六年
    生を相手に二回の特別授業と、一回の空想授業(手紙の形式をとっ
    た紙上授業)を行うことになります。

    子供を持ったことがなく、学校で教えたこともなく、子供と関わる
    ことのなかった著者が初めて引き受けた小学校の授業ですが、この
    授業における著者と子供達との交流の様子がとにかく素晴らしい。

     生徒:今までで一番楽しかったことは何ですか?
     柳瀬:今までで一番楽しかったことは今ですね。

     生徒:今一番大事にしているものは何ですか。
     柳瀬:きみらに対して、ちゃんと誠実に答えられているかどうか
        が今一番大事。

    ここにあるのは、目の前にいる人とちゃんと関わり合おうとしてい
    る一人の大人の誠実な態度です。著者は子供を子供扱いせず、一人
    の人間としてきちんと向き合い、関わり合おうとしています。

    そうやって真剣に向き合い、関わり合う中で著者が子供達に伝えよ
    うとしたのは、言葉というものの持つ力であり、日本語の持つ可能
    性でした。『日本語ほど面白いものはない』というタイトルどおり、
    日本語ではこんなことができるんだと手を替え品を替え紹介しなが
    ら、言葉がいかに奇蹟的な存在であるか、中でも日本語がどれほど
    天才的な存在であるかを繰り返し語ってゆくのです。

    同時に、「間違えて、覚えて、また間違えて、覚える。どんどん間
    違えてください」と著者は子供達の背中を押します。「いいんだよ。
    まちがえて、まちがえて、生きてゆくのだから」と。

    言葉の力に触れ、間違えていいんだと解き放たれた子供達は、たっ
    た二回の授業で、驚くほど書く文章が変わります。例えば、二回の
    授業を終えた後に、岡山怜美(おかやまれみ)という子がつくった
    以下の文章。

    おおきなゆめをもちお
    かをのぼっていこうか
    やまにそびえるきぎや
    まちにともるあかりま
    れにみるかぜのながれ
    みなみらいのたのしみ

    文頭をつなぐと「おかやまれみ」となっています。授業で紹介され
    た言葉遊びを自分でも試してみたというものですが、小六の少女が
    こんなにも美しい文章を作れてしまう。この子だけではありません。
    他の子達の文章もどれも言葉が生き生きとしていて、素晴らしい。

    言葉が持つ力を教え、間違えてもいいんだと背中を押してやるだけ
    で、子供はこんなにも言葉の世界に開かれていくのですね。何か教
    育の本質を教えられた気がしました。

    著者の言葉遣いはとても誠実です。聞き手や読み手に対して誠実な
    のは勿論、言葉そのものに対してもとても誠実です。人間にとって
    最大の奇蹟である言葉の可能性をとことんまで追求する。それが言
    葉に対する最大限の賛辞であり、敬意の表し方なのでしょう。

    著者と子供達との交流に暖かな気分をもらえると同時に、言葉を大
    切にしよう、目の前にいる人を大切にしよう、という気持にもさせ
    られる一冊です。是非、読んでみてください。

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    ▽ 心に残った文章達(本書からの引用文)

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    一連のロアルド・ダール翻訳を世に出してみて、「子供」というも
    のは決して侮れないと知ったこともある。読者ハガキに書かれてい
    る感想の言葉がすばらしかった。工夫を凝らした訳語に対して、常
    識にとらわれない新鮮な反応が返ってくる。少年・少女というもの
    がどれだけの可能性を秘めているか、ぼくはいささか無知でありす
    ぎた。

    「言葉のはじまり」を考えるとき、ぼくの頭にはいつも、人間同士
    が共通に持っている気持、通じ合っている気持というものが浮かび
    ます。(…)なにかとても近い間柄同士で交わされている気持の通
    じ合い方があって、そんな中から言葉が生まれてきたのではないか
    とも思うのです。言葉はもともと暖かい関係の中から生まれてきた
    のではないか、そんなふうにも考えたくなるときがあるのです。

    言葉があるおかげでおたがいに通じ合える、言葉は他人に何かを伝
    える。そしてもう一つ、当たり前すぎていちいち意識しないでしょ
    うが、言葉は他人だけでなく、自分に何かを伝えるんですね。(…)
    つまり、ほとんど一日中、話相手がいなくても言葉といっしょなん
    ですね。いつも言葉がいっしょにいてくれるから安心できる。

    言葉は生き物です。ですから、大切に、ていねいに、使ってあげな
    くてはいけません。

    「本」という文字は、「木」という文字に横棒が一本ついています。
    この横棒は木の根もとを表します。本は、言葉を手に入れて文字を
    手に入れた人間の根もとになってくれるんですね。

    木の葉は次から次へと生い茂ります。言葉というものも、みんなが
    どんどんしゃべったり書いたりすることにより、言葉が言葉をどん
    どん生んで、葉っぱのように増えてゆく。「言葉」と書くようにな
    った理由は、だいたいこういうことではないかと、古い国語の学者
    たちは言っています。

    芥川の文章の中に、(…)「最大の奇蹟は言語である」という言葉
    があります。人間にとって、ほんとうに珍しく貴重な出来事は「言
    語」、言葉を持ったことだと言っているんです。

    「すごくいい」と言ったのは、言葉が、ええと、どう言ったらよい
    かな…言葉が、そう、きみらの瞳みたいに生き生きしてる。言葉が、
    きみらの瞳のように、ひたむきなんです。うそがない。ごまかしが
    ない。

    去年、坂井先生とゆっくりお話したとき、小六のきみたちについて
    こうおっしゃっていました。
    「みんな、力いっぱい遊んでいます」
    いい言葉だなあ、と、心打たれました。「力いっぱい」という言葉
    には、充実感があります。

    何が「本」で、何が「末」か。
    これはなかなか厄介な問題です。中学生になって、これからぐんぐ
    ん大人になっていくきみたちは、将来、この難問に出会うことがし
    ょっちゅうあるはずです。それは自分で決めなくてはいけない。自
    分で決めるしかない。
    きみたちなら大丈夫だと信じていますから、ああしろ、こうしろと、
    ぼくは言いません。

    きみたちなら大丈夫だと信じていますと言ったのは、きみたちの六
    年生のときの「学級目標」を知っているからです。目にしたとき、
    ぼくはほんとに感心しました。
    「利他の行動」
    「物事を追究」
    「力を出し尽くす」
    この三つですね。
    (…)
    この言葉さえ忘れなければ、これから先の人生で、何が「本」で何
    が「末」かという問題を正しく解いていけるはずです。

    強烈に印象に残ったボードレールの言葉があります。
     天才とは、随意に再発見される幼少期である。
    天才というのは、好きなときに好きなように思い起こす幼少期なの
    だ、と、天才詩人は言っているのです。

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    ●[2]編集後記

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    台風一過。東京は完全に秋になりました。夏の間中咲き誇っていた
    百日紅の花もいよいよ終わり。柘榴の実が日に日に赤味を増してい
    ます。もう9月も終わり。今年も残り三ヶ月です。

    連休中、妻は娘と二人で出産の準備をしていました。いよいよ巣ご
    もりの構えです。巣ごもりの準備をする時のかいがいしさは人間も
    鳥もあまり変わらないようで、恐らく本能的なものなのでしょう。

    家の中の整理をしているのでゴミも出てきます。古くなって汚くな
    った木製のまな板を捨てようとしているの見て、これ削ればまだ使
    えるなと思い、娘を連れて近所のDIYのお店に行って、鉋をかけら
    れないかお願いしてみました。

    600円でやってくれるとのこと。ワクワクしながら一部始終を見守
    りました。するとどうでしょう。あんなに汚かったまな板が、鉋を
    かけるたび、まるで新品のように息を吹き返していくではないです
    か。伐り出したばかりのような新鮮な木の香りが蘇り、初めて見る
    鉋屑を鼻に押し当てた娘も、「木はまだ生きてるんだね」となかな
    か乙なことを言っていました。

    何年たっても、どんなに汚くなっても、削ってあげれば命を吹き返
    す木。そういう木の命を使わせてもらっているのだから、とことん
    使ってあげないと申し訳が立たないですね。

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    2011年09月26日
  • 日本語ほど面白いものはない―邑智小学校六年一組 特別授業―

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    いまどき、こんなに素直な子どもたちがいるのかと思うような学級である。柳瀬先生が出前授業をおこなう様子のレポート。小学校高学年になって、自分の意見をのびのび言い合える、人の意見を馬鹿にしない、すれていないというのは稀有なことだと思う。特に、この漢字のこういうところがおもしろいとか、頭語だけ決めて詩を書くとか、確かにおもしろいんだけれど、授業でやられるとこっぱずかしかったり、自分にはできないとはじめから思ったり、まじめにやっている生徒を皮肉ったりというようなことが起こりがちだ。やっぱり環境なのかなあ。

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    2011年09月03日
  • シルヴィーとブルーノ

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    可憐でおませな妖精姉弟と、ナンセンスで愉快な大人たちが、夢と現実を往き来しつつおりなす、おもしろおかしい愛と冒険の物語。

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    2009年10月07日
  • シルヴィーとブルーノ

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    「不思議の国のアリス」作者ルイス・キャロルの作品といえばだいたいの方向性が見えてくると思う。シルヴィーとブルーノの妖精姉弟と、彼らと読者を仲介する「ぼく」のお話。なんといっても姉弟二人がとても愛らしい。世界がメチャクチャなのもアリスと同じくほほ笑ましい。文中には数多く言葉遊び(ダジャレ?)がある。もちろん、元は英語だけど訳者が上手く日本語でも意味とユーモアが通じるように訳してくれている。そしてその解説も後ろで細かく説明付き。この本、英語がわかればもっと楽しめるんだろな。

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    2009年10月04日
  • リスからアリへの手紙

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    トーン・テレヘンの動物のシリーズ。簡易な内容だなと思ったら、こちらは児童書分類なのね。かわいくて好きだけど。

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    2025年03月31日
  • 幻獣辞典

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    ・世界各国、古今東西の幻獣を紹介する無駄で豊かな事典。
    ・一編がかなり短くて、ぶつ切りで終わることが多い。謎を残して置いてきぼりにされるみたいで魅力的。
    ・日本からは地震の鯰と八岐大蛇が選ばれてる。妖怪も入れたらすごい数になりそうだ。
    ・幻獣を学ぶためというよりは、幻獣についての記述の断片を読むための本だったな。
    ・巻末の解説がボルヘス愛に満ちていてとても素敵。

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    2025年03月18日
  • 日本語ほど面白いものはない―邑智小学校六年一組 特別授業―

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    「言葉はすごい」という部分が特に印象に残った。言葉を大切にしたいと改めて思った。

     本物の力は子供達にダイレクトに届く。その事も印象に残った。

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    2023年07月30日
  • ボルヘス怪奇譚集

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    ホルヘ・ルイヒ・ボルヘスとアドルフォ・ビオイ=ハサーレスが、古今東西の書物からが収集した幻想的な物語。

    河出文庫さんが斉藤壮馬さん(※読書家で有名な声優)とコラボフェアをやっていた際に購入した1冊。タイトルにボルヘスの名が入っていますが、ボルヘスの作品集というわけではなく、彼が様々な物語から収集した掌編・あるいは断片を収めたアンソロジーのようなものです。

    有名な作品の欠片や、古今東西の神話や故事、伝説。出典ジャンルは様々で、実はしれっとボルヘスかハサーレスの自身の創作物も混じっているそう。
    日本人的に比較的なじみ深い収録物語で言うと、例えば荘子の『胡蝶の夢』。授業などで漢文で見たことがあり、なんなら漢文のままある程度読める人もいるだろうことを考えると、それを英訳してさらに日本語訳されたものをまた読んでいるのかと考えると、とても面倒で贅沢で面白いことをしている気分になります。

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    2023年04月11日
  • ボルヘス怪奇譚集

    購入済み

    期待しすぎ

    レビューが結構良かったので期待しすぎたみたいで、それほど面白いとか初めて気がついた、なんていう感動はありませんでした。短いお話なのに、主語が誰かわからないような訳で残念でした。

    #シュール

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    2023年01月06日
  • ボルヘス怪奇譚集

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    「書淫」ことボルヘスらが選ぶ、珠玉の超短篇92!
    どれだけ長くなっても、見開き3ページほどしかありません。しかし、短いからとてすぐに読みおわるわけではないのだなぁ…。ひとつの超短編に5分以上費して考えこともざらにあります。いい意味では深奥な趣がありますが、不親切な部分があるといえなくもないです(まぁ、それが真骨頂なのですけれど)。と言うのも、抜き取りの脈絡性があまりに薄いので、パッと呼んだだけでは「ン!?」となるような場合が多い。何作か知っている作品からの抜粋もありましたが、いかんせん全然違うニュアンスの話にも見えてきて、これがまた不思議で面白い。バロウズ『裸のランチ』を思い出しました。
    『罪深き目』『預言者と小鳥と網と』『学問の厳密さ』あたりがお気に入りかな。『学問の厳密さ』とかは二階堂奥歯さんの日記とかにも引用されてた気が…。

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    2022年08月12日
  • リスからアリへの手紙

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    ネタバレ

    表紙とタイトルが可愛らしかったので、手に取ってみた。

    リスくんとアリさんだけではなく、森にいるたくさんの生き物たちが、誰かにお手紙を書くショートストーリーで構成された作品。

    象さんはカタツムリさんの殻の上でダンスしたいと書いてみたり、リスくんもテーブルさんにお手紙を書いてみたり。
    書かれた手紙は、風にのって相手の元へ届くことになっていて、なんだかちょっぴり不思議な雰囲気の世界観。

    ほとんどの手紙には相手がいて、すごく些細なことでも、誰かを想ってお手紙を書くのって素敵だな、いいなと思わせてくれる本でした。

    リスくんとアリさんの関係性がなんだか愛おしい。

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    2021年03月07日