北野勇作のレビュー一覧

  • レイコちゃんと蒲鉾(かまぼこ)工場
    なにしろ不思議なんだわ。蒲鉾工場に勤める「ぼく」が主人公なのであるが、その蒲鉾工場がフツーじゃない。何を原料にしているんだか、怪物化して人を食ったり、人になりすましたり、怪し過ぎる。奇妙キテレツなお話しなのにノスタルジックでもあり、この感じ、どこかでと思ったら、そうだ、「人面町四丁目」だ。同じ著者な...続きを読む
  • ハグルマ
    ゲームのテストプレイを頼まれた男が
    ゲームと現実が交錯していく

    ドグラマグラ的狂気と書いてあったが
    ドグラマグラほどではない。
  • ハグルマ
    <きかっけ>本屋で角川ホラー小説で面白そうな本を発掘してた時に買ったものです。
    <コメント>読んだのだけどほとんど記憶に残ってないっす 汗
    確か、ほどほど楽しめたような…
  • 人面町四丁目
    大災害後、遺体安置所で知り合った女性に連れられ、やってきた人面町。

    彼女を妻とし、暮らし始めた作家“わたし”の奇妙な日常生活。



    ホラー文庫の連作短編集で、それぞれに「鱗を剥ぐ」だの

    「耳を買う」といった、いかにもな副題がついてるけどホラーの味わいはそんなに強くはない。

    そこはかとない恐怖...続きを読む
  • 人面町四丁目
    そいつの頭には頭蓋骨がなく、握るとぐにゃりと潰れてしまった。泣きながら訴える妻のために、私はそいつを捕まえに出かけたのだ。それがすべての始まりとも知らずに…。人の存在の危うさを描く北野ワールド最新作