田中俊行のレビュー一覧

  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    ホラーのアンソロジーであり、解説書でもある本書。恐怖の根源を5W1Hに分類し、それぞれのジャンルに応じた8つの作品が収録されている。

    ホラーの入門書として作られた本ではあるけど、なんとなくでホラーが好きな人が自分の好みを自覚することで、今後自分の好みにあったホラーを探しやすくしてくれる本でもあると思う。
    ちなみに私は心霊ホラー、オカルトホラー、モキュメンタリーホラーあたりが好きなのかも。

    最近よく読む澤村伊智氏、芦花公園氏はやっぱりドンピシャな面白さ。
    平山夢明氏、梨氏もこれから読んでみたい。

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    2024年05月01日
  • あべこべ

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    人伝に聞いた怖い話を集めた本
    ただただ気味が悪くて怖がらせるような話ではなく、ちょっと不思議な話や微笑んでしまうような妙な体験も描かれていて、うまく説明できないようなチグハグさが現実味があるように感じました。
    以下、ネタバレを含むのでスクロール














    好きだったお話
    「深夜に戸を叩く」
    お寺さんのお家に、夜中におまんじゅうが訪問してくる話。大吉だなんてとてもユーモラスで、微笑ましく感じました。こんな来訪者なら嬉しいかも。

    「五島のガッパ」
    子供の頃、鳴き声を交わしたガッパとの思い出。久しぶりに大人になって帰省してみるとガッパの声が聞こえなくなっていた。尻子玉を抜く怖い存

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    2024年03月29日
  • 神戸怪談

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    読みづらい部分も多かったけど大好きな神戸の怪談(というより不思議な話が多いかな?)が知れて面白かった。

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    2024年01月26日
  • 神戸怪談

    Posted by ブクログ

    阪急六甲駅前の書店で平積みされているのが目に入り、即座に手に取りました。

    怖いか怖くないかと聞かれたら、ホラーにあまり耐性のない私でも怖くない。どちらかといえば怪談としてよりもガイドブック的に読むほうが良いかと。

    何しろいちばん怖かったのは、登場人物の姓は鈴木さんのはずだったのにいつのまにか佐藤さんになっていること。そしていつのまにかまた戻るって、どないやねん。私の頭がおかしくなったのかと思って、その章だけは三度見ぐらいしました(笑)。

    三宮のセンター街を落武者が歩いているのを想像すると笑ってしまう。笑ったら祟られる!?

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    2024年01月04日