田中俊行のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
オカルトコレクター・田中俊行氏と、青森在住の怪談作家・高田公太氏の怪談集。2025年作品。
あとがきで高田氏が「共著作」と書いているけど、あとがきの内容から、「高田公太/編著、田中俊行/共著」という実態なのではと察せられます。
本の前半が田中氏の怪談で、後半が高田氏の怪談、という構成は往年の「ふたり怪談」スタイルですが、怪談文庫ではなく、単行本なのは、田中氏のメディアでの知名度からでしょうか。
田中氏は、文章の上手さに更に磨きがかかり、怪談作家として高田氏に迫るのではないかと前半思わせられましたが、後半になり高田氏の文章を読むと、怪談作家としてはまだまだ高田氏に遥かに及ばないと思わされま -
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Posted by ブクログ
この方の怪談、よくyoutube等で耳にしていました。話も面白く、呪物展をやったりして昨今のホラーブームを牽引する存在、人柄も個性的で愛すべきキャラ的な認識でした。
長編小説の合間の箸休め的感じで(失礼!)本を手に取り読み始めた結果、、、。
とても面白かった。
特筆すべきは一話一話のクオリティ高さ。
田中先生の人気の秘密、それは話のクオリティの高さだと認識を変えました。
短い話もしっかり怖い。怖さを伝えるのに最短距離かつ考え抜かれた構成、
愛すべきキャラではなく尊敬すべきホラーテラー!!
思わず紙呪もポチってしまいました。
次は箸休めでなくワクワクで挑読します。
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Posted by ブクログ
14歳のみんなに読んでもらおう!ということを前提に考えると、かなり真剣にホラーを楽しんでほしいという意思を感じて大変好ましい。学校生活が怖くなるような話ばかりで作者の皆さんの本気を感じる。梨作品とか、読んだら怖くて夜眠れなくなるんじゃないかな。少なくとも私は眠れなくなるような子供だった記憶がある。芦花公園作品に関してはこれ14歳が読んで大丈夫?トラウマにならない?という老婆心がわいた。怖すぎるんじゃないですかこの話。
ホラーに挑戦する機会をもってほしいという企画自体がすごくいいし、著者の面々がガチガチの豪華陣でいっそ笑っちゃうくらいだ。14歳のみんな、読んで震えあがろうね...... -
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Posted by ブクログ
ホラーは、「大好き!」と「苦手」という人にはっきり分かれる。
私は、「まあ好き」(いきなり矛盾したことを言うが)。
でもお化け屋敷は苦手で、でも入りたくて、必ず誰かを盾にして進んでいく。
本はどうだろう?
本は、まあ好き、と自分で言うくらいなので、本書巻末のおすすめブックリストはほとんど読んでいる。
確かにどれも名作。
さて、本書はホラー、つまりエンターテインメントの魅力を伝えるべく、
有名作家の書き下ろし作品を集め、ジャンルごとに解説も加え他非常に豪華かつ読み応えがある。
どれも短く、そして10代向けのシリーズならではの「日常」を背景にしているので読みやすくもある。
「告発者」はいかにも -
Posted by ブクログ
怪異を収集する2人が、それぞれ生い立ち、取材時の様子、所有する呪物紹介などを書いた一冊。2024年作品。
怪談とは縁が無さそうな、『週刊実話』の日本ジャーナル出版から刊行されています。
はやせ氏の文章と田中氏の文章とが、交互に掲載されていますが、海外取材や親子関係などに共通する部分もあり、途中から続きを読むとどちらか一瞬わからなくなるくらい、似た部分がある2人です。
自ら出演するYouTube動画内で、個人的な事をあまり隠さず話をする2人なので、読んで特に驚きがあるような内容ではなく、2人の人柄を愛おしみつつニヤニヤしながら読むような内容で、読み終わる時には本が終わってしまうのがちょっとさびし -