【感想・ネタバレ】神戸怪談のレビュー

あらすじ

港町・神戸の実話怪談

兵庫県神戸市――歴史ある港町に息づく、山・海・人にまつわる不思議の数々を、灘区出身のオカルトコレクターが綴る奇想の神戸裏ガイド!

怪奇現象が多発するポートタワー

三宮のセンタープラザに出る落ち武者

新神戸の某ホテルに広がる異次元空間

恐ろしいほどにご利益がある恋愛弁天

JR住吉駅で起きた怪奇事件の真相

元町高架下近くの最恐幽霊屋敷

動物園内にある旧ハンター住宅で謎の男が姿を現す

阪急・六甲駅付近に建つ最恐事故物件マンション

つくはら湖に出没する悲鳴と呻きをまとった死霊

阪神地域屈指のミステリースポット・甲山の怪!


呪物コレクター&怪談師としてブレイク中の田中俊行が地元・神戸の怪談をまとめた一冊!
・エレベーターガールの間で語られる怪異「ポートタワーの怪」(中央区)
・著者がかつて勤めていた会社で起きた社長の悲劇「龍」(東灘区)
・祈りが祟りに変容したのはなぜ?「祟りの木」(北区)
・何か奇妙なものが棲む古い洋館「旧ハンター邸」(灘区)
・間取りが不思議な賃貸住宅、事故物件ではなさそうだが…「女性専用マンション」(須磨区)
・夜の街で母親の帰りを待つ幼い姉弟。家にいたくない奇妙な理由とは…「元町高架下の子ども」(中央区)
――など。神戸の街に蔓延る異界の数々を収録した実録暗黒ガイド!

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Posted by ブクログ

竹書房怪談文庫のフォーマットの一つ地域限定怪談本の一つ。2023年作品。

著者の田中氏の初の怪談本単著作は、二見書房『あべこべ』ですが、田中氏出演のYouTube チャンネル『不思議大百科』では、一昨年くらいで『神戸怪談』執筆の話をしていたので、こちらを早く書き終えていたら、こちらが初怪談本単著だったのかも。

『あべこべ』では、ハードボイルドな文体にしびれましたが、こちらは普段の田中氏の語りをそのまま標準語にしたような文体が田中氏のイメージと違和感なく読めます。

『不思議大百科』の動画内知っていた話も多いですが、語りだけでイメージしづらかった話が、文章化でよりイメージしやすくなった話がいくつかあります。
強く印象に残ったのは、呪物怪談ともいえるような「公園の女」と、超自然現象なのか人怖なのかはっきりしないところに惹かれる「龍」。

1
2023年12月30日

Posted by ブクログ

読みづらい部分も多かったけど大好きな神戸の怪談(というより不思議な話が多いかな?)が知れて面白かった。

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2024年01月26日

Posted by ブクログ

阪急六甲駅前の書店で平積みされているのが目に入り、即座に手に取りました。

怖いか怖くないかと聞かれたら、ホラーにあまり耐性のない私でも怖くない。どちらかといえば怪談としてよりもガイドブック的に読むほうが良いかと。

何しろいちばん怖かったのは、登場人物の姓は鈴木さんのはずだったのにいつのまにか佐藤さんになっていること。そしていつのまにかまた戻るって、どないやねん。私の頭がおかしくなったのかと思って、その章だけは三度見ぐらいしました(笑)。

三宮のセンター街を落武者が歩いているのを想像すると笑ってしまう。笑ったら祟られる!?

1
2024年01月04日

Posted by ブクログ

ゾクっとする話もいくつかあったけど、内容自体はそんなに怖くない。その分リアリティがあるし、知っている場所が登場するから想像してしまう…
不思議な話も多く、怖い話が苦手な方でも楽しめそう。

0
2024年11月13日

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