菅野文のレビュー一覧
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まさに読み終わって興奮しつつ書かなければ!と思いました。
絵柄はとっつきにくいタイプだとは思いますが、この複雑でどろどろした話にはこれが寧ろあっているのかなという気もしてきました。そのくらいいい感じに。
両性あるリチャードだけど心は女の子なんだなきっと。私は男か女か曖昧な主人公を男性や女性が狙っている図というのは得意ではないのですが、リチャードは別かもしれない。ヘンリーもヘンリーの息子のほうのエドワードも好きだ。
主人公が呪われた息子であるはずなのに、真っ黒なのは寧ろ周りという文学的内容にちょっともだえました。
萩尾望都さんがオビで応援してるっぽいけど、冗談抜きで萩尾さんならそう思いそうな内容 -
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「オトメン」で有名な作者の新選組作品。野村利三郎、相馬主計、土方歳三の3作が収録されています。
少女漫画家の描く新選組ものと聞き、正直、期待と不安が入り混じっていましたが、これは!少年漫画に比べれば戦いの描写は確かに迫力に欠けますが、もともとストーリー重視の話と作風なので気になりません。
それぞれのタイトルに碧(あお)、緋、白が冠されていますが、野村の碧は中国の故事の碧血(へっけつ)から。3人の男の生と死の物語ですが、中でも私は野村!「野村ァッー!!」と土方ならずとも心で叫んでしまいました。最期の別れの場面、思い出しても涙が出そうです。 -
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ネタバレ菅野さんは本当に新選組が好きなんだなあ、と思える新選組シリーズ第三弾。北走新選組に引き続き、絵は綺麗、内容は史実に忠実で、新選組として生きた彼らの生きざまをこれでもかとまっすぐ書いているところは拍手もの。
自分が福島出身というのもあって、会津が舞台なのも嬉しい。斉藤一の一生を追っていくストーリーなので、切なさや喪失感は拭えないけれど、彼らの真っ直ぐさにいつも心打たれる。武士とは、侍とは何であるのか。彼らは何を抱いて生きて死んでいったのか。今から200年も前に生きていた人々の気持ちがすぐ近くに感じられる、この感覚が好きで堪らない。歴史に魅力を感じられるのはこういうところなのかもしれない。
賊軍と -
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ネタバレオトメな男子高校生のお話。18巻で終了。
ビューティー侍…
すごいネーミングだな。
6巻Lastで登場の人はハテ誰なのでしょうか?
7巻でタイバン対決⇒合体系って…スゲーんじゃないの?こや的には わっしょい だけど。
充太の初恋話も読めてワクワクですが『りょうちゃん引っ越し』の話はどうなるんでしょう??
8巻でりょうちゃん帰って来ます。そして『りょうちゃんのお爺さん』が『年上オトメン』として登場。
またして問題発覚。新たな先生達と、風紀の春日。
9巻で春日の巻冴え渡り。そして『おーたん』の接触。
Lastにて4コマ漫画アリ。
10巻で先生方が張り切ります。
おーたん陥落。次は吉備野先生 -
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『悪性』でドシリアスだった作者の新刊が、まさかこんな方向から飛んでくるとは思わなかった。でも時代の流れを実に上手く読んだというか、ちょうどタイミングがドンピシャだったのか、見事にヒット。次回作を心待ちにしていた身としては、本当に嬉しい限りでした。
主人公やそれを取り巻くイケメン達が皆良い子達なのはもちろん、ヒロインに一切嫌味が無いところが素敵。主人公自身もヒロインしか見えていなくて、それがギャグ的な意味でも恋愛的な意味でも分かりやすいので安心して読めます。
オトメン要素も、一キャラそれぞれに違った要素がふんだんに盛り込まれているところが魅力。※ただしイケメンに限る、な指摘はご愛嬌。