菅野文のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
北走というとおり、鳥羽伏見以降の新選組を、当然ながら土方中心に描いた3作品を収録。
新選組って、(ヘンなたとえだが、女形演じる女がホントの女より女らしいように)非武士が夢見た武士のエッセンス、ホントの武士よりも武士らしい幻想の武士なんだな、と思った。(ホントの新選組はともかく、ここでは・・・)
新選組がコアなファンをひきつける要素の1つが敗者、滅びゆくものへの哀悼だとすれば、(新選組崩壊後ともいえる)戊辰戦争期はその真髄を描くのにふさわしいだろうし、見事にそれに成功していると思う。
作者は土方大好きで、それを明記もしているが、だからこそその近くにいた人物の描き方にも愛情がこもっている。
特に、 -
Posted by ブクログ
私は菅野さんの本は、ほぼ全部(笑)持ってますが、オトメンみたいなコメディ系より、こーゆーシリアスな方が好みです。
綺麗な絵とダークな世界観が独特で好きです。
ま、どっちも好きですが(爆)。
オトメンのみ読んでる人には、ちょっと驚きかも?
「孤独」「永遠」「自由」「喪失」をテーマにした四篇からなる短編集です。
『ひとりたち』
遺品整理業に携わった幸が見た、ある「孤独死」の光景。
表題作です。なんか重いテーマですが、他人事ではないと感じます。人は一人では生きてはいけませんが、死ぬときは独りなんだと。
でも、、、ってゆー一篇です。
『永遠のハニー』
パパ想いの女の子・羽生衣(ハニイ)が起こした