あらすじ
大政奉還を是としない旧幕府の強硬派の中に、かつて京で名を馳せた新選組の姿があった。しかし彼らは、蝦夷地函館に於いて新政府軍に敗北する…。義を信じ、義に殉じた新選組隊士たちの姿を描く。
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土方歳三ファンとしては鳥羽伏見後がいちばん燃えるところですよね!というのがとても共感。
土方さんがずっと美しくて、土方ファンのための1冊です。創作はほぼないけど美しくまとまってる。
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数ある新撰組の漫画でも、これは私の中で常に上位ランキングされてます。知る人も少ないであろう新撰組の終焉前後を選ぶあたりに作者の新撰組への愛が込められてますね。鬼副長ではなく、1人の武士として最期まであり続けた姿に涙。
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とにかく感動で涙が止まらない。
真の武士となるべく戦った野村利三郎。
新選組最後の隊長として、全ての責を負った相馬主計。
新選組の為に生きた土方歳三。
それぞれに新選組への思いがあり、義があった。
新選組好きな人には絶対に読んで欲しい一冊だと思う。
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土方さんが好きで好きで、手に取った漫画。鳥羽伏見以降の新撰組の活躍を描いたもので、本当に切ない。ただただ切ないけれど、儚い中に得られるものがあった気がする。真実はどんなであるか分からないけれど、素敵な解釈だと思う。そして絵がきれい!
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とにかく土方さんが美しい。
鳥羽伏見以降の新撰組の儚さというか切なさというかそういうものが好きなので、これはハマりました。
そして大鳥さんは癒し。
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新選組系の漫画。鳥羽伏見以降を題材にしている珍しい漫画。
新選組の最後の煌めきを美しく描いていて本当に切なくて感動的。
近藤さんが亡くなった後の土方さんの心情の変化を丁寧に描いてると思う。
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作者の土方さんへの想いが詰まっている作品です!とにかく土方さんが美しい!!!!読みながらずっとハアハアしてました…
京都の新撰組が壊滅して、小数の仲間と北へ向かって転戦している時の土方さんはまたいいですよね…洋装が素敵だし、京都時代鬼と呼ばれてたのに、母の様に慕われてたとか…
部下の隊士たちも素敵で良かったです!
同作者の京都時代の新撰組を描いた「凍鉄の花」も読みましたが、こちらも面白かったです。沖田が土方さんに対して親殺しの憎悪を募らせて二重人格という創作の設定ですが、妙に史実と重なって読めてしまう所もあり、沖田の最期の黒猫が切れないというのは土方にゃんこなのね!と不思議な納得。
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宮古湾海戦で戦死した野村利三郎、最後の新選組局長になった相馬主計、そして最後に土方歳三を主人公にした三部構成。
タイトル通り、北走する新選組。鳥羽伏見の戦い以降を描いています。
土方さんの軍才が生きてくるのが鳥羽伏見以降だと思っているので、この著者も鳥羽伏見以降が好きだという記述があり大変共感(笑)
とにかく絵が綺麗。土方さんが格好いい・・・。かなり好みな土方さんです。
ただひとつ残念なのは、これ一冊という事もあり、短い(笑)
もっと読みたい!という衝動にかられます。
故にこれは、何度も何度も読んだ本です。
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北走というとおり、鳥羽伏見以降の新選組を、当然ながら土方中心に描いた3作品を収録。
新選組って、(ヘンなたとえだが、女形演じる女がホントの女より女らしいように)非武士が夢見た武士のエッセンス、ホントの武士よりも武士らしい幻想の武士なんだな、と思った。(ホントの新選組はともかく、ここでは・・・)
新選組がコアなファンをひきつける要素の1つが敗者、滅びゆくものへの哀悼だとすれば、(新選組崩壊後ともいえる)戊辰戦争期はその真髄を描くのにふさわしいだろうし、見事にそれに成功していると思う。
作者は土方大好きで、それを明記もしているが、だからこそその近くにいた人物の描き方にも愛情がこもっている。
特に、新選組最後の隊長相馬主計メインの2作目「散る緋」は、カリスマ(土方)にひたすらついていった者のカリスマを失ったあとどう考え決断するかの戸惑いと苦悩を描いて、涙なしには読めなかった。
個人的には3作目の大鳥圭介もかなり好き。
絵は、劇画風テイストを含みつつ少女マンガな美麗さで、内容にも、空想・独自解釈を極力排したストイックな主題の取り扱いにもふさわしい。
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年齢とともに漫画を読まなくなってきたのですが。。。
少女漫画でこのクオリティは脱帽です。
新選組を題材した漫画の中では秀逸と言って良いと思います。
史実に忠実で作者様が如何に真剣に新選組が好きかが伝わってくる作品。
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泣かされた......
他の新選組を取り扱った少女漫画よりも繊細なのに硬質で、泪が出ました。
土方の生き方に触発された二人の若い隊士の最期と、土方自身の最期が描かれた3編。
こんなふうに生きて、こんなふうに逝きたい、そう思うけどとても出来ない。
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菅野さんの作品にある2つの新撰組ものの中、こちらの方が史実に近い【新撰組】。
土方をメインに、京都でなく敗戦し北上する新撰組を中心に描いた短編集。
「凍鉄~」同様、作品ごとに時間軸が往ったり来たりするので、新撰組を知る人でないとよくわからないかも。
この作品には、作者の土方さんへの愛がにじみ出ていて、大好きです。
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古本。
作者の新撰組へ対する想いがひしひしと伝わってくる作品でした。
短編3つ、どれも感情を揺さぶられたけど、特に「碧に還る」は涙腺崩壊。
新撰組というと、土方歳三や沖田総司ばかり注目されがちだけど、他の隊士についてももっと深く知りたいと思わせる、素敵な作品でした。
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とにかく泣ける。素晴らしい。
新選組を取り上げた漫画の中でもNO.1だと思います。
土方歳三ほか、最後の隊長・相馬主計のストーリーもあって
たまらなくなります。
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これは本当に良作!!!!!!!!!!!!!!
日本の武士道というか義に生き散っていく様に感動します。
絵も素晴らしく綺麗で!!!!!!!!いろんな人に読んでほしい漫画です。
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新撰組フリークには必需品な一冊。戊辰戦争以降の新撰組を追った作品としてとても優れていると思う。野村・相馬・土方の三様ではあるがそれぞれに新撰組の中で己の義の為に戦い散ってゆく様を短い中でよく描ききっている。
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すごくいい新選組の漫画でした。京都時代が無く、いきなり戊辰戦争から始まり、沖田総司が出てきません。土方歳三がメインのお話です。北に転戦し始めてからなので、あまりスポットが当らない隊士が出てきます。相馬さんとかね。普通の新選組漫画は、戊辰戦争までは描かないのでぜひ、読んでみてもらいたいです。涙が止まりませんでした。
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「オトメン」で有名な作者の新選組作品。野村利三郎、相馬主計、土方歳三の3作が収録されています。
少女漫画家の描く新選組ものと聞き、正直、期待と不安が入り混じっていましたが、これは!少年漫画に比べれば戦いの描写は確かに迫力に欠けますが、もともとストーリー重視の話と作風なので気になりません。
それぞれのタイトルに碧(あお)、緋、白が冠されていますが、野村の碧は中国の故事の碧血(へっけつ)から。3人の男の生と死の物語ですが、中でも私は野村!「野村ァッー!!」と土方ならずとも心で叫んでしまいました。最期の別れの場面、思い出しても涙が出そうです。
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絶頂期の新選組ではなく、鳥羽伏見以降の新選組を最後の局長相馬や野村の目を通して、土方さんの姿や新選組の在り方を描く。
土方さんも良かったけど、相馬の最期も泣けた。
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野村利三郎、相馬主計。
知らなかった。wikiで調べたらホントにこの漫画忠実になぞってるんだ。
近藤さんの雰囲気はよく出てるけど、土方さんのビジュアルはちょっと
違う気がするなー。
それでもストイックな侍魂、義の心に痺れた。
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作者の方が、あまり独自の解釈を加えずマンガにしましたとコメントを。これも鳥羽・伏見以降の落日土方なので、前に読んだ「歳三 往きてまた」と印象がとても重なりました。そのままマンガ化したといっても言いすぎではないほど。いえ、悪い意味ではなく。
むしろこちらの方が違和感なくて私には受け入れやすかったです。
美しい土方も愛され土方も少女マンガならアリだと思うの!
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この漫画家さんを知ったマンガです。新撰組の「影」で活躍し、歴史的に名前をほとんど知られていない人物たちを軸に書かれた中で土方歳三の「生き様」をかっこよく描かれているのがすごく印象的でした。
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土方さんがとにかく美人(笑)
函館新選組はあまり扱われないから目新しさがあってよかった^^
鳥羽伏見からの新撰組好きにはうれしい一品w
利三郎の所が好き。泣ける。
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「碧に還る」「散る緋」「殉白」の三本立て。
各々、野村利三郎・相馬主計・土方歳三(大鳥圭介)を主人公に、戊辰以降の新撰組をわりと史実に忠実な感じで描かれています。
死に様を描く話なので、どうしたってポエミーな雰囲気になるのですが、同作者の「鋼鉄の花」よりは夢見すぎない感じで個人的にはこっちのが好き。それでも、読みきりなせいもあるけど話が美しすぎる…もっと、泥臭くていいのにとも思わないことも無い。ちょっと、ふわっふわした感じが良くもアリ残念でもある・・・
こういったお話の中では、大鳥くんのような人間臭い素直なキャラクターは癒しですな&春日氏(陸軍隊)の陣羽織が鬼太郎に見えて仕方なかったのはここだけの話・・・
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土方を中心に、蝦夷地時代の新選組を描いたまんが。
3つの短編からなり、それぞれの主人公は野村利三郎、相馬主計、そして土方。
モノローグのとり方なんかで好みがわかれそうですが、絵も綺麗でわかりやすくまとめられているので面白いです。
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中学の頃に好きで、ひさしぶりに取り出して読みました。
最近函館へ旅行へ行ったので、実感がつかみやすくてよかった。そして愛されている土方さまの最期はどのパターンを読んでも泣ける。かっこよすぎでしょう。どこからそんな想いやパワーが溢れてくるのか・・。
刀の握り方や置く方向が気になってしまうのは仕方ないですかね。笑。
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少女マンガでは珍しく、京都時代ではない新選組を描いています。
沖田も近藤も出てこない新選組。
ひたすらに土方に焦点がしぼられつつ、相馬主計(「散る緋」)や野村利三郎(「碧に還る」)など北に上り活躍した隊士たちの生き様が描かれます。
ひとつひとつが短編読みきりで、一作一作のまとまりがあり、
「なぜ戦うのか」哲学的な部分も盛り込みつつ、一貫性があります。
作品のクオリティは高い!ただ、短編なので、詰め込みすぎというか…ずいぶん駆け足だなあとは思わずにはいられないことは確か。
「碧に還る」は、4年前、何気なく行った北海道旅行@函館で見た「碧血碑」にはこんな意味があったのか…とすごく感慨深かったです。(当時は全く幕末や戊辰戦争に興味が無く通り過ぎただけ)
絵は綺麗で細過ぎで、歳さんの生命力無さそうな容貌に驚き「え?コレが歳さん!?」「これが新選組かよ!?」みたいな感は否めませんが。。。
オススメだーい。