永井均のレビュー一覧
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ウィトゲンシュタイン哲学について入門書。一読してみての感想。「ウィトゲンシュタインの問題意識」に照準を合わせて、それを読者に伝えるということについては成功していると思う。ただ、新書かつ入門書という制限があるため、ウィトゲンシュタインの議論を詳細に説明し尽くしているわけではない。この点には筆者も自覚的であり、より詳しくウィトゲンシュタインについて学びたい場合には、巻末の読書案内が役立つだろう。入門書としての役割は果たされていると思う。ここまでで★4つ。
★追加要素は、「ウィトゲンシュタイン入門」でありがながら、きちんと「永井均の本」であるという点。永井均が好きなら読むべき。それが本書が「他の入 -
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俺にとっては後半の問いの方が面白かった。
前半部分については、「俺が〈俺〉である理由は、そういうもんだから」と考えるのをやめてしまっているため。正確には、現に俺は〈俺〉である訳だから、「俺が〈俺〉である理由」が判明したとて、強く生きていく理由にはなり得なさそうだから。ファッション鬱は辛いね。
「なぜ悪いことをしてはいけないか」
という問いに対して、道徳とは何か、善悪とは何か、などを詰めながら進めていく。
道徳は価値判断の材料のようだが、価値判断という枠組み自体の中にも入れ込まれてしまっているのではないか?というようなことも書かれている。
特に面白かったのは
「実際になされる行為に心が伴 -
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「げんしばくだんがおちると
ひるがよるになって
人はおばけになる」
岩波ブックレットNo.1115
たまたまですが、新年早々原爆の話
〜広島への原爆投下直後、1万人もの被災者が運び込まれた小さな島、似島(にのしま)。野戦病院にして埋葬場所ともなった島の過酷な体験を描くドキュメント。〜
筆者である永井均さんは、(かなり抑えめの)写真や記録の絵なども載せながら、似島の当時の状況や、その後の遺骨の発掘の経緯などを淡々と綴ります
感情や結論めいた言葉はほとんどありませんでした
そこには誰かの強い言葉に引き摺られるのではなく、自らが考え、判断して、行動してほしいとの -
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ルサンチマン(弱者)を内包した社会やキリスト教を批判し、ニヒリズムを克服し、生を肯定するためのニーチェの問いを整理した本
#講談社現代新書 #永井均 「 これが #ニーチェ だ 」
内容としては かなり難しいが、#ツァラトゥストラ 「精神が 駱駝となり、獅子となり、子供になる」の意味がよくわかる構成になっている
ニーチェ=無神論という解釈は間違いであるとのこと。人生の無意味さを肯定することにより、自分の中に別の意味の〈神〉が生き返る、という主張。なるほどと思う
「人生の価値は、人の役に立ったとか、そういうところにあるのではない〜そこには、何の意味も必然性もない。その事実そのも -
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ネタバレ子供向けではあるが、理解できないところも多々あった。
学びのあったところ:
うそはついてもいいけど、約束は破ってはいけない
約束はしなくてもよいのに、自分でしたこと。
どんなにくだらない用件だったとしても、すでにしてしまった約束というのは、そのことで重みをもってくる。
相手は、自分のもっと大事な用件よりもその約束のほうを優先してくれているかもしれないから。
専門家は、好みの違いが何を意味するのかってことに関する考えを持っていて、それを言葉で言うことができる。
自分に起こるいろんないやなこととか、不愉快な気分なんかを、自分の中でうまく処理する方法を身につけている人が、ほんとうの意味でのお -
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哲学について考えるきっかけの本
中学生の伊豆蔵翔太と猫のインサイトによる対話型の哲学入門
今が夢ではない事を証明できるか?
培養器の中の脳が体験している可能性
「自分」という特別性
他者との認識違い
他の人と見ている色は違う可能性
他人が感じる痛みとは?
そもそも他人に心はあるのか?
自由意志とは?
時間と空間は存在するのか?
死を恐れる理由
哲学書を読んで学べるのは「思想」であって、哲学そのものではない
哲学とは、ただひたすら己の中で自問自答することで得られるものなのかもしれないですね
私は今まで哲学書のようなものは読んだことないけど
本書で語られているような事はある程度は考えた事 -
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ネタバレ哲学初心者の私ですらこの分野のアイドル的存在との認識がある、ニーチェ関連本に初挑戦。しかし、永井均先生の主張が多分に織り込まれており読み解くのに四苦八苦してしまったのです。
なぜ読むのに苦労するのかと考えると、ニーチェの王道的な思想を学ぶ前に、本作の世間一般的なニーチェ論に対する批判と対峙することになったからだろうと憶測されます。でも逆に、私のニーチェ像は本作から出発することとなり、ある意味で恵まれているではあるのかなと感覚的に察する。
相手の気持ちを慮ってできることを手助けしようといった慈愛なんてものは、何となく刷り込まれているけどもそれが同情になっているとそれは暴力であると指摘する。そ