永井均のレビュー一覧
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この世界の本当のこと、本当に知りたかったことが書いてある。
何度か読んだけど、何度読んでも理解できない所がある。これは自分の知能の問題…。それでも、これは自分の知りたかった本当のことの一片だと思う。僕らも。猫も。自分の中のインサイトも。夏休みも。そこで答えを待ってる。Posted by ブクログ -
「哲学とは何か」。
この本について、僕程度の者がいくら言葉を尽くしても、著者に失礼であるだけかもしれない。
だから、一言だけ。
面白かった。Posted by ブクログ -
構成は
・永井ー小泉の対談
・永井論考
・小泉論考
<文庫版書き下ろし>
・永井論考
・小泉論考
対談は恐ろしく噛み合ってない。
それは永井先生も論考内で「この対談に際して小泉氏は私の以前の著作をずいぶん勉強してこられたようで、氏の発言には私の用語がちりばめられている。しかし、その用法が私の理解...続きを読むPosted by ブクログ -
>人間は結局、自分のやりたいことしかやらない。いや、自分のやりたいことしかやれない、と言ってもいい。いやいやながらそうする、という場合だって、与えられたその状況で出来ることの中では、一番やりたいことをやっているはずだ。
永井均さんは『子供のための哲学対話』で、人間はなんのために生きているのか?と...続きを読むPosted by ブクログ -
ウィトゲンシュタイン哲学について入門書。一読してみての感想。「ウィトゲンシュタインの問題意識」に照準を合わせて、それを読者に伝えるということについては成功していると思う。ただ、新書かつ入門書という制限があるため、ウィトゲンシュタインの議論を詳細に説明し尽くしているわけではない。この点には筆者も自覚的...続きを読むPosted by ブクログ
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難しい。こども向けとあって、文は平易だが内容は難しかった。作中にもあったが、この本を読むのは遅かったのかもしれない。高校生くらいのとき読んでいれば、理解できる箇所はもっと多かったと思う。時をおいて再読してみたい。Posted by ブクログ
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筆者によれば、西田哲学はあまりにも卑近なことを大真面目に考えて、言葉として表現することによって、むしろ難解になっているそうだ。無の場所、絶対無、、、、読んでいると、わかったつもりになれるのは、肌感覚として、なんとなく、その事実に触れているからかもしれない。まあ、結局、わからないままなのだが。Posted by ブクログ
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哲学について考えるきっかけの本
中学生の伊豆蔵翔太と猫のインサイトによる対話型の哲学入門
今が夢ではない事を証明できるか?
培養器の中の脳が体験している可能性
「自分」という特別性
他者との認識違い
他の人と見ている色は違う可能性
他人が感じる痛みとは?
そもそも他人に心はあるのか?
自由意志と...続きを読むPosted by ブクログ -
QK読書会から。
「子どものため」と言いつつ容赦がない。ネクラとネアカの話とか。子どもは大ダメージ食らわない?いや、大人だからこそ食らうのかもしれないな……。
永井均定義の"ネアカ"の人物は、私がまさに「こういう人でありたい」と思う、理想の生き方考え方だったな。
愛は2種類あるという話、個人的に...続きを読むPosted by ブクログ -
青い鳥はもともとそこに居たのに気づかなかったのか、それとももともとは青くなかったのか?
そこに在る、居る、ということは、見える、さわれる、ということと同義なのか?見えないもの、さわれないものは、無いということなのか?
社会契約論とか、実存主義(?)とか、難しい言葉でよく語られていそうな話が子どもと猫...続きを読むPosted by ブクログ -
むずいわぁ。どこが中学生向けの本だよって思った。
でも、世間一般の善悪と言う名の道徳に俺の行動割と縛られてるわぁってことに気付かされたのは良かった。Posted by ブクログ -
この本の〈子ども〉はchildというよりも素朴な疑問を手放さない純粋な存在として書かれています。
ある疑問に対して納得を求めて思考する過程で自分の中に生まれるものが哲学であり、既知の他人の哲学を学ぶことが哲学ではないということが強調されています。
自分の存在、道徳的な善悪と道徳外的な好悪、哲学と思...続きを読むPosted by ブクログ