羽生生純のレビュー一覧

  • 俺は生ガンダム
    ガンダムにとりつかれた人々の狂騒劇。
    いろものに見えるかもしれないがガンダム愛にあふれた人間劇である。
    エルメスのくだりなんかもうすごいよ。
    一つだけライバルがシャアって言うよりはジェリドっぽいんだよな、姿かたちって言うよりはなんか性格とかが。
    Zガンダムも書いてくれないかな~。
  • グッド・バイ
     漫画の後に収録されている未完の小説を読んでみたら、漫画以上に漫画っぽいところが多々あり、漫画の方はずっといろいろと漫画的なところを削ぎ落としていることが分かった。しかし、小説のコミカライズではなく、あくまで小説は原案であり、小説を元に作った現代を舞台にしたフィクションであるので、別に小説の通りにす...続きを読む
  • 恋の門 1
    石の漫画家と同人作家。それぞれ違った形の表現者であり途方もないナルシスト。
    ふたりが離れ離れになった理由を作ったのは強すぎる自己愛だ。そして、再びくっつくきっかけとなった恋人の惨状と架空の救いを描いた漫画も、差し出す側と受け取る側、それぞれが自己愛に満ちている。
    ふたりは最初から最後までナルシストで...続きを読む
  • 【マンガ訳】太宰治
    最近時間もあるし、いわゆる「文学作品」でも読もうかなと思っていたころに出会ったこの本。
    太宰に対して厭世的で難解というイメージを勝手に抱いてたけれど、なんだ意外とお茶目で鋭くて優しいじゃん、とこの本読んで思った。

    なので、「文学作品」への挑戦は太宰から始めていきたいと思う。
  • 【マンガ訳】太宰治
    作品はもとより作品性そのものや作家本人とか、色々な形で愛されている作家だと思えるバラエティ。この人目当てで買ったサダカネアイコ『葉』、原作の手法ごとスクラップ&ビルドして太宰であり『葉』でありつつ全くオリジナルの名編にして良オマージュになっていて素晴らしい。
  • 【マンガ訳】太宰治
    古典文学作品のコミックス化の企画はたまに見かけますが、本単行本は太宰治。執筆陣の多様な解釈で、時代ものあり、現代もの(YoutubeやTwitterやスマホも出てくる)ありの面白いアンソロジーになっています。
    それにしても「太宰にはツイッターがよく似合う。」

    作家さんそれぞれの個性が出ていてどれも...続きを読む
  • 千九人童子ノ件
    異才ハニュニューの本領発揮。伝奇的ホラーなのかと思ったら…うわっ、ウワー!なんだこれ!な展開にびびまくった。エネルギーの表面張力みたいな、ページに漲る緊張感の異常さがほんと怖い。トラウマ認定。
  • 俺は生ガンダム
    ガンダムは噂話的にしか知らない俺でも楽しめたので、全くの無知じゃなければイケルのでは。
    ガンダム好きのひとは侮辱とおもうか、愛を感じるか…それは計りかねる。

    全体的に「ヤバイ」感じが漂う、イッチャッテル感が凄いのは羽生生作品全てに言えることだが、今作は特に効果音が秀逸。
  • ワガランナァー
    作中、主人公である浮浪者の一人が、ウィリアム・バロウズで知られるイスラムの暗殺集団の始祖の言葉を引用して子供たち相手に曰く、
    「ハサン・イ・サッバーは言っている
    “真実などない すべては許されている”」
    「じゃあさじゃあさ
    それってなにしてもいいってこと?」
    「子供の陥る罠がそれだ
    “ゆるされる”と...続きを読む
  • 俺は生ガンダム
    思ったよりもかなりガンダムだった。
    羽生生漫画は面白いんだけど読んでて凄く疲れるから
    そこまで追ってなかったけど、これはさらっと読めるしコメディ仕立てで
    心に突き刺さってくる棘の部分が緩和されてるのが自分にとっては良しです。

    最後の展開で一応の理由付けがされるんだけど切ない。
    それまでのパロディの...続きを読む
  • 青 オールー 第一集
    読むのに体力が必要。

    ハラハラドキドキグロテスク。
    私にはハードボイルド過ぎたかもしれん。

    一つ分かったことは指を切るのとか、人間を限界まで追い詰めるシーンは心臓によくないってことです。そう、心臓によくない。
  • 千九人童子ノ件
    羽生生純作品に触れるのは初めてだったのですが、ここまでグチャグチャで狂気なまま終わっていくのかぁ・・羽生先生の他の作品も読みたくなりました。
  • 恋の門 1
    恋愛漫画にあるときめきなんてこの漫画には無い。素敵な恋愛はどこ?終始人間臭さに圧倒された漫画。オタクが結構リアルに描かれてるので、妙に現実的、そして濃い。その世界観に惚れた!
  • 恋の門 1
    羽生生のこの作品が映画になるって聞いたときは、どうやって?って本当に疑問だった。この人の絵は大好きなので、もっといろいろ作品を描いて欲しい。
  • ワガランナァー
    4人のサイバールンペンが「ワガランナァー」言いながら、どこに目指すことなくあてもない旅をする物語。もう濃ゆいったら!
  • 恋の門 1
    石で漫画を描く蒼木門と、コスプレでアイデンティティを保つ証恋乃。生活環境も価値観も違うふたり。でも恋人同士。
    些細なすれ違いや貧乏、そして何度も襲いくる悲劇。それでも惹かれあうふたりは、やがて‘恋の門‘を開く!?
    独特すぎる絵柄や、リアルな同棲生活描写、人間描写がすさまじいですが、読み出したらとまら...続きを読む
  • ワガランナァー
    濃ゆい…けどおもしれぇっ!!ルンペン(死語?)が3人と若いおなごが1人馬鹿にたわむれています。なんだこれー
  • 恋の門 1
    これは、ほんと彼氏彼女に読んで欲しい!!サブカルかつ純愛。つーか必死!面白すぎ!コスプレーヤーと石漫画芸術家の恋愛・家族からの成長。
  • 恋の門 1
    もう何年も気になっていながら、どうしても縁がなかったこの本。松尾スズキが映画化し、値段が安い新装本が出たのを機に、思い切って購入。・・・早く読めばよかった。アート系とオタク系という永遠に交わらない漫画族の間に芽生えた恋愛。全く新しいラブコメです。でも各誌の絶賛(煽り)っぷりはやりすぎ。
  • 恋の門 1
    久々に漫画でメガトン級の精神的ダメージを受けてしまった…しかし不思議と癖になっているのは何でだ?くさやの干物って書くとたとえは悪いけれど、読者のウケネライなど泣きに等しい作品で好き嫌いも思いっきり別れるけれど嵌れる人はとことんいけると思う。映画も楽しみだ…りゅーへー&若菜がどこまでやってくれているの...続きを読む