赤根洋子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ【228冊目】2000年代以降での西太平洋における米中海軍の衝突を並べ、熱戦でも冷戦でもない「温かい戦争」が現在進行形で発生しているということを示唆する本。購入時の期待よりは面白かった。きっと軽く読むべき本。
先に読んだ本「中国はなぜ軍拡を続けるのか」が、その軍拡路線にもかかわらず中国人民解放軍の装備資機材や兵士の練度を比較的小さめに認識したのとは対照的に、本書は人民解放軍海軍の振る舞いを脅威ととらえるべきというのが基本主張であるから、その対比として読んでも興味深かった。
本書で紹介されている最低限覚えておくべき事件は、
・2001年「海南島事件」
・2013年「カウペンス号事件」
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Posted by ブクログ
ノーベル賞物理学者スティーブン・ワインバーグ氏による科学史。現代の最先端科学の知識を用い、歴史上の科学者たちの間違いを容赦なく指摘するという、まさに不遜で理詰めの後出しジャンケン的な作品。内容は主に天動説から地動説への転換を軸に、まるで十字軍の隊列にナパーム弾を投下するような勢いで、過去の物理学や天文学の矛盾点について講じている。
昔の科学者たちが天動説に固執した大きな理由のひとつが、「真上に放り投げた物は元の位置に落ちる」、という命題だった。沢山のファインチューニングを加えなければならない天動説に比べ、地動説のほうがシンプルでスマートだったのに、随分と長い間この命題がネックになってしまった -
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Posted by ブクログ
本書が扱っているドローンとは、昨今我が国のマスコミをにぎわしているクワッドコプター等のドローンのことではなく、広くUAVといわれているもののこと。
その着想から開発、実用化、そして、偵察用から攻撃用にと拡げられてきた開発史。
開発者の自由な発想を、形にしていく苦労。そして、航空宇宙産業、さらに軍産複合体のなかで開発費用を獲得し、開発実用化に進めていく経緯。さらに、その中で開発、運用にかかわる軍人、民間技術者の姿。
冷戦構造が崩れ、地域の民族紛争、そしてテロリストとの戦いと戦争の形が変化していくなかで、ドローンがどのように生まれ、そして武装されていくか、まさに現在を描いた記録である。本書は、ドロ -