桜木紫乃のレビュー一覧

  • 誰もいない夜に咲く

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    北海道の、しかも地方部に住む希望がない人たちを描いた短編集。
    本人がいくら頑張っても仕方がない状況に追い込まれたら、女より男の方が遥かに弱いということか。

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    2014年08月23日
  • 誰もいない夜に咲く

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    初めて読んだ桜木作品。どちらかといえば、社会的にはあまり恵まれていない男女の愛を描いた短編集。
    閉塞感を覚えるような陰鬱な話が多く、人間のダメな部分を書くのが上手な作家さんなのだなと感じた。
    「プリズム」なんて救いようがないし、「絹日和」の若い嫁なんて読んでてイライラして、ノブちゃんそいつとの結婚なんてやめちゃえと思った。
    「フィナーレ」と「風の女」がまだ希望が持てて好きかな。

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    2014年08月22日
  • 誰もいない夜に咲く

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    『ホテルローヤル』より面白かった。今の日本の平均的な生活よりすこし下、と思える世界に生きる男女のストーリー。このような人生特有の、文学的な退廃感に未だ憧れる自分が居る。男女のことだから必ずと言って良いほど色事の描写があるのだが、一向にエロくないのがすごい。諦め>エロスなんだと思う。「何か」を諦めている人って魅力的だ。

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    2014年02月25日
  • ラブレス(新潮文庫)

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    【フレーズメモ帳】
    薔薇を百合江の腰のあたりに置いて、彼はそろそろと百合江の枕元へと身を乗り出した。
    「ユッコちゃん、あたしよ。聞こえる?」
    ユッコちゃん、だいすきよー。

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    2025年01月24日
  • ヒロイン

    購入済み

    ヒロイン

    何が言いたいのか、全くわからない本でした。話の展開の前後の脈絡もなく、いきなり変わり不自然でした。作者の意図がわかりませんでした。桜木紫乃の作品の中で最低の出来だと思います。こうにゅうをおすすめしません。お金と時間の無駄遣いです。

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    2023年09月23日