神谷美恵子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
解説を読んで、このさっぱりした美しい思想がストア哲学というのを学びました。
善い人間でいるために、どう考えていくか。
短文でつらつらと書かれています。
自身の内省を紙にぶつけている感じがあり、読みやすいです。
わからない単語、考え方が下敷きになっていることが多いです。完全に理解するにはギリシアの思想理解が必要そうです。
とはいえ、言葉自体はシンプルで分かりやすいので、自分の人生の教訓にするにはとてもいいと思います。
私はこの手の本に影響されやすいので、読み終わった後少しスッキリとした気持ちになりました。
マルクスの理想とする人間像は、もはや人間ではない者の領域に足を踏み入れてます。
読ん -
Posted by ブクログ
マルクスアウレーリウス。
実在したローマ帝国の王の日記を翻訳したもの。
1900年前に書かれたものだが、現代にも通じるものがある。
攻めてくる敵との戦いの悩み、国を治める王としての悩み、哲学者として生きたかった悩み、
日記にはその悩みを分解して記録していることが伺える。
自分が悩み、苦しんだ時は、本書を良薬として服用していきたい。
以下、学び
思索の連鎖において、でらためなことは避け、人から何を考えているか聞かれたら、正直にこれこれと答えられるような、思考習慣を身につける。
常に信条を用意しておく。
宇宙即変化。人生即主観。
誰かによくしたら、利益を得ようとせず、すぐ別 -
Posted by ブクログ
身体、霊魂、叡智、身体には感覚、霊魂には衝動、叡智には信念。感覚を通して印象を受けることは家畜どもにも見られる。衝動の糸にあやつられることは野獣や女のような男やパラリス(ファラリス)やネーロー(ネロ)でもやる。また義務と思われることに向って叡智を導き手となすことは、神々を否定する者や、祖国を見棄てる人間や、戸を閉めてから万事を行う連中でもやることだ。
さてもしすべて他のことは以上のものに共通だとすると、善い人間に特有なものとして残るのは、種々の出来事や、自分のために運命の手が織りなしてくれるものをことごとく愛し歓迎することである。また自分の胸の中に座を占めるダイモーンをけがしたり、多くの想念で -
Posted by ブクログ
静謐な文章 そして医学的
昨日話を聞いていた人が、次の日、自ら命を絶ってしまう。果たして自分に何ができたのか、果たして自分は、何をできなかったのか、そういったなんとも言い表せられない経験を経ている精神科医神谷美恵子さんだからこそ、「人間を超えたもの」に思いを馳せねば「人間を支えつづけること」は困難であったのではないかとも思ったし、「人間を超えたもの」への視野視点の大切さを感じた。
人間を支えてくれるものへの想像力
存在のしかた
ありかた
自分への執着から離れること
『要するに自己とか自我とかいっても、そもそも自分からこの世に生まれてきたわけでもなく、いわば「存在させられたもの」にす -
匿名
購入済み「ミステリと言う勿れ」から
「ミステリと言う勿れ」で作品内の暗号を解くのに本書が使われていて、興味を持ち購入しました。
内容はとても示唆にとみ、現代でも十分通じる言葉が記されており、自戒のために手元に置いておきたい一冊です。
*注意点として
自省録の内容自体は満足しておりますが、私と同じように「ミステリと言う勿れ」の暗号を解く目的での購入は控えた方がいいかと。
「ミステリと言う勿れ」の暗号は最初に自省録のページ数が書かれておりますが、電子書籍だとフォントの大きさでページ数が変わる為かページ数が記載されておりません。つまり暗号は解けません。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ善い人間のあり方如何について論ずるのはもういい加減で切り上げて善い人間になったらどうだ。(第10巻 16)
もっとも高貴な人生を生きるに必要な力は魂の中にそなわっている。ただしそれはどうでもいい事柄にたいして無関心であることを条件とする。(第11巻16)
最初悲劇というものは、人生途上の出来事を人に思い出させるために演ぜられたものであった。またこういう出来事は自然にこういうふうに起るものであることを示し、舞台の上で演ぜられることが諸君を魅了する以上、同じ事柄がもっと大きな舞台の上で起ったとしても、これを苦にしてはならない、ということを考えさせるためであった。
なぜならば、舞台で見るところに -
Posted by ブクログ
簡潔に語るには内容が重厚すぎる。
それだけで人の生きがい、人生というものについて、多くの人たちと向き合う中で、深く眺め続け、考え抜かれた言葉たちが紡がれている。
中でも大きな苦しみにもがきながら生きる人ほど、深く豊かな心で世界を見ることができ、幸せを感じることができるというメッセージが重く、鋭く心に刺さり続ける。
人生、楽な道はない...などという安直な慰め、教訓ではなく、むしろその方がいい、そうでなくてはいけない、苦しみと向き合い続けることこそが、人生の価値であるという戒めが、そこはかとなく重いのだけれど、どこか安心感も感じ、自分はどう生きるのか!という命題に向かって、力強く背中を押してくれ