神谷美恵子のレビュー一覧

  • ハリール・ジブラーンの詩

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    精神科医・神谷美恵子氏が翻訳に挑んだ、レバノン生まれの詩人ハリール・ジブラーンの訳詞数篇。

    あなたがたは弓のようなもの、
    その弓からあなたがたの子どもたちは
    生きた矢のように射られて 前へ放たれる。
    射る者は永遠の道の上に的をみさだめて
    力いっぱいあなたがたの身をしならせ
    その矢が速く遠くとび行くように力をつくす。
    「子どもについて」

    大いなるものへの畏敬に満ちた詩も素晴らしいが、こういったささやかで親しみの持てる詩が好き。
    この詩から、米津玄師の「BOW AND ARROW」が作られたって、後から知りました。

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    2026年08月28日
  • 生きがいについて――神谷美恵子コレクション

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    内容は良かったけど文体が個人的に読みにくかった。(ひらがな多め)

    納得するし論理の持っていき方も自然だけど、大きな感動は少なかったな。中学生のときとかに読みたかったかも

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    2026年08月02日
  • 自省録

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    全て思うことは、特に悲観することについては自分の内側で起きているということを理解することが大事であり、つまりそのような出来事は全て自分次第で思い通りにできるということなので、苦しみたくないなら苦しまないように容易にできるだろう。また、悪いことを企む人間に対して、自分が被害を被った時に悪いことをされたことに憎むことは大変愚かなことであり、それは被害を受ける方が予め認識予測できたことであろうことだからだ。世の中には、悪いものがあるからその反射として良いものたろうものが現れる。良くも悪くも、全て自然の摂理であるということなのだから、全く悪い人に何かされた方が悲劇的であるとは言うことは難しいだろう。

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    2026年06月05日
  • 生きがいについて――神谷美恵子コレクション

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    “生きがい”について知りたくて。

    本書では主にライ病患者に焦点を当てた内容になっている。病人に対して健常者ではなく“壮健者”と表現し、戦後豊かさを求めてきた日本人が物質的豊かさを得た先にある精神病についても記しており(初版1966年)この時から既にうつ病など観測されていたと知る。

    病気を宣告された者の手記などから掬い上げた表現から胸の琴線に触れるものが多かった。

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    2026年04月02日
  • 自省録

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    大学のゼミで扱った。他人からの評価を気にする愚かさについての内容が多かったので、マルクスは他人からの評価がすごく気になっちゃう人だったんだと思う。親近感が湧いた。

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    2025年12月12日
  • 自省録

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    ギリシアの哲学者による本…
    現代にも通じるものがある、と勧められて読んでみたがかなり難しく、本文と注釈を行ったり来たりしながら読み進めるも理解できず…挫折してしまった…

    解説本や参考書と併せて読むのがよかったかもしれない…

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    2025年08月30日
  • 自省録

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    ●現代でも通用する人生訓。「君の不幸は、何が不幸であるかについて判断を下す君の能力にある。ゆえにその能力をして判断を控えさしめよ、しからばすべてがよくなるであろう」や「これは不運ではない。しかしこれを気高く耐え忍ぶことは幸運である」など心に留めたい言葉がある。

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    2025年07月10日
  • 生きがいについて――神谷美恵子コレクション

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    松岡享子さんのエッセイ集、『ランプシェード』に著者のことが書かれていたので、興味を持って読んでみました。

    途中は飛ばし読みしましたが、共感できるところも多かったです。

    「生きがいということばは、日本語だけにあるらしい。こういうことばがあるということは日本人の心の生活のなかで、生きる目的や価値が問題にされて来たことを示すものであろう。たとえそれがあまり深い反省や思索をこめて用いられて来たのではないにせよ、日本人がただ漫然と生の流れに流されて来たのではないことがうかがえる。」

    「生きがいを英、独、仏などの外国語に訳そうとすると、「生きるに値する」とか、「生きる価値または意味のある」などとするほかはないらしい。こうした論理的、哲学的概念にくらべると、生きがいということばはいかにも日本語らしいあいまいさと、それゆえの余韻とふくらみがある。それは日本人の心理の非合理性、直観性をよくあらわしているとともに、人間の感じる生きがいというものの、ひとくちにはいい切れない複雑なニュアンスを、かえってよく表現しているのかも知れない。」

    「たしかに何か利益や効果を目標とした活動よりも、ただ「やりたいからやる」ことのほうがいきいきしたよろこびを生む。金のためのアルバイトばかりやることを余儀なくされているひとは、金のためでない仕事をする自由にどんなにかあこがれることであろう。」

    「子供にとっては「あそび」こそ全人格的な活動であり、真の仕事、すなわち天職なのであるから、そこで味わうよろこびこそ子供の最大の生きがい感であろう。」

    「現代文明の発達はオートメーションの普及、自然からの離反を促進することによって、人間が自然のなかで自然に生きるよろこび、自ら労して創造するよろこび、自己実現の可能性など、人間の生きがいの源泉であったものを奪い去る方向にむいている。」




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    2025年07月05日
  • 生きがいについて――神谷美恵子コレクション

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    生きがいとは何か。
    その問いに対して、一つの応えを示してくれる本である。
    生きがいとは千差万別十人十色である。そう本書にも示唆されており、私もそうだと思う。
    生きがいという大きなテーマに対して、今すぐに誰かがあなたにとっての生きがいを教えてくれるものではない。ある種の人生においての思考であり、思索であり、体験であり、実験であると私は思う。
    この本では、生きがいとは自分自身で掴み取るものであり、この現代文明において、テクノロジーがいくら発展しようとも、そのあなたの生きがいというのはあなた自身で日々考え学び活動し、その先に得られた副産物であると私は考える。
    「生きがい」自体が人生では過程に過ぎない。
    人生何が起きるかは、誰にもわからない。だからこそ、あなただけの生きがいを歩みを止めることなく、自分で考えて活動していくのだろう。

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    2025年03月28日
  • 生きがいについて――神谷美恵子コレクション

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    ネタバレ

    愛生園 国立のらい病患者施設に在籍した著者が生きがいについて考える内容

    生きがいという言葉は日本語にしかないという点は知らなかった

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    2024年04月27日
  • 生きがいについて――神谷美恵子コレクション

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    読みごたえがあった。
    生きがいについての深い考察がなされていた。どんな人にも起こりうることながら、不幸をきっかけに感じること。不幸でなくても日々の虚無感から感じること。それを考え抜くなかで、何かを突破した感覚なのでしょうか。〝生を超越した悦び〟ここに至るには大変な道のりがあろうが、歩いていく価値はある。

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    2023年01月21日
  • 神谷美恵子 島の診療記録から

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    神谷美恵子は、精神科医としてハンセン病の診療所・長島愛生園に15年間勤務したほか、フーコー『臨床医学の誕生』などの翻訳も手がけた人物。
    この時代に医師になった女性。環境に恵まれたインテリではあったけれど、幼少期のスイス滞在、結核を患って療養生活を送ったこと、母親としての経験、戦時中に東大の精神科医局で被災者の治療にあたる…等の多様な経験が、彼女の紡ぐ言葉に現在まで変わらぬ普遍性をもたらしていると思う。
    思索の深さと、生存に対する愛を感じた。
    『生きがいについて』もいつか読んでみたい。

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    2022年01月19日
  • 神谷美恵子 島の診療記録から

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    これまでのシリーズ作品にあった面白さや驚きといった、わくわくするような感覚はなかった。
    とても静かに、心穏やかに、人を、世界を見つめるという文章。でも、これはこれで興味深かった。
    人の心、精神というものは本当に不思議だ。そこに考えを至らせると浮遊しているような変な感覚になる。
    それを冷静に分析しているという点では、やはり理系の視点なのだろうか。

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    2018年05月19日