神谷美恵子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
全て思うことは、特に悲観することについては自分の内側で起きているということを理解することが大事であり、つまりそのような出来事は全て自分次第で思い通りにできるということなので、苦しみたくないなら苦しまないように容易にできるだろう。また、悪いことを企む人間に対して、自分が被害を被った時に悪いことをされたことに憎むことは大変愚かなことであり、それは被害を受ける方が予め認識予測できたことであろうことだからだ。世の中には、悪いものがあるからその反射として良いものたろうものが現れる。良くも悪くも、全て自然の摂理であるということなのだから、全く悪い人に何かされた方が悲劇的であるとは言うことは難しいだろう。
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Posted by ブクログ
松岡享子さんのエッセイ集、『ランプシェード』に著者のことが書かれていたので、興味を持って読んでみました。
途中は飛ばし読みしましたが、共感できるところも多かったです。
「生きがいということばは、日本語だけにあるらしい。こういうことばがあるということは日本人の心の生活のなかで、生きる目的や価値が問題にされて来たことを示すものであろう。たとえそれがあまり深い反省や思索をこめて用いられて来たのではないにせよ、日本人がただ漫然と生の流れに流されて来たのではないことがうかがえる。」
「生きがいを英、独、仏などの外国語に訳そうとすると、「生きるに値する」とか、「生きる価値または意味のある」などとするほかはないらしい。こうした論理的、哲学的概念にくらべると、生きがいということばはいかにも日本語らしいあいまいさと、それゆえの余韻とふくらみがある。それは日本人の心理の非合理性、直観性をよくあらわしているとともに、人間の感じる生きがいというものの、ひとくちにはいい切れない複雑なニュアンスを、かえってよく表現しているのかも知れない。」
「たしかに何か利益や効果を目標とした活動よりも、ただ「やりたいからやる」ことのほうがいきいきしたよろこびを生む。金のためのアルバイトばかりやることを余儀なくされているひとは、金のためでない仕事をする自由にどんなにかあこがれることであろう。」
「子供にとっては「あそび」こそ全人格的な活動であり、真の仕事、すなわち天職なのであるから、そこで味わうよろこびこそ子供の最大の生きがい感であろう。」
「現代文明の発達はオートメーションの普及、自然からの離反を促進することによって、人間が自然のなかで自然に生きるよろこび、自ら労して創造するよろこび、自己実現の可能性など、人間の生きがいの源泉であったものを奪い去る方向にむいている。」
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Posted by ブクログ
生きがいとは何か。
その問いに対して、一つの応えを示してくれる本である。
生きがいとは千差万別十人十色である。そう本書にも示唆されており、私もそうだと思う。
生きがいという大きなテーマに対して、今すぐに誰かがあなたにとっての生きがいを教えてくれるものではない。ある種の人生においての思考であり、思索であり、体験であり、実験であると私は思う。
この本では、生きがいとは自分自身で掴み取るものであり、この現代文明において、テクノロジーがいくら発展しようとも、そのあなたの生きがいというのはあなた自身で日々考え学び活動し、その先に得られた副産物であると私は考える。
「生きがい」自体が人生では過程に過ぎない。
人生何が起きるかは、誰にもわからない。だからこそ、あなただけの生きがいを歩みを止めることなく、自分で考えて活動していくのだろう。