鈴木麻純のレビュー一覧

  • 蛟堂報復録1
    文体は「ああ、女性のライトノベル作家っぽい〜」という感じ。
    多用される『顔を顰める』という表現は好きになれなかったし主人公には溺愛する恋人の存在は必要ないと思ったけど、内容と後味の悪さが私は好きです。





    以下お返事

    nyancomaruさん
    コメントありがとうございます^^

    私は後味悪い...続きを読む
  • 蛟堂報復録7
    正直太郎くんがそれほど強くないにしても異能を持ってたことを忘れてたんだけど、彼が今後の鍵になってくるのかな、と。

    少しづつ尊さんや過去のことが明らかになってきてわかったことも増えたけど謎もそれなりに増えた気がする。

    取り敢えず今は比奈さんの容態が心配。
    太郎くんには頑張って欲しいな!!
  • ラスト・メメント 死者の行進
    微ホラー・ミステリー・主人公の成長譚・日常オムニバスのどこに腰を落ち着けるべきか、探り探りしているんだろうなぁという印象。
    今市子さんの『百鬼夜行抄』的な展開を目指してるのかな。
    文章はわりに読みやすかった。ヒロインの国香さんがしょっぱな非常に印象悪かったのだけれど、読み終わる頃にはある程度好感も持...続きを読む
  • ラスト・メメント 死者の行進
    遺品から死者の場景的なものが観えるという超能力を持った遺品蒐集家という名のロイヤルニートの話。1話では探偵ぽいことをやってるものの2話からメンタルの弱さが露呈。生きてる人間は苦手だという主人公の成長物語的なものにもなりそうな。3話で敵?ぽい人に必至に抗弁する主人公がかわくて。これからに期待。
  • 蛟堂報復録2
    1巻から読み始めたかったのだけど、2巻からしかなかったので2巻から読み始めました。
    主人公が思ったより子供っぽいというか可愛らしい一面を持ってて微笑ましかった。
    まあ、それは恋人の前だからか。
    本筋は報復をテーマにしているのですっきりハッピーエンドという訳ではない。
    かといって、ずっと心にもやもやが...続きを読む
  • 六道の使者 閻魔王宮第三冥官・小野篁
    昼は朝廷の役人、夜は閻魔王宮第三冥官という、人でありながら二つの世界に生きる小野篁が、京を襲う怪異に立ち向かう、平安ファンタジーです。

    生真面目で融通のきかない篁と、そんな篁を放っておけない上流貴族の道楽者・真冬とのコンビが、愉快でした。
  • 呪症骨董屋石川鷹人
    骨董品による、殺人事件。

    連続短編で、何か別シリーズの続編、のようです。
    人間関係がちょっと謎なだけで
    読むのに支障はなかったです。
    骨董屋は変だし、主人公(?)は淡々と。
    その上司は昼行燈、のような気もしなくも…。

    最終的に、すべてを引き起こした人物が登場しますが
    その話に出て来た『もの』も
    ...続きを読む
  • 六道の使者 閻魔王宮第三冥官・小野篁
    小野篁が閻魔大王の冥官となったいきさつが書かれているけど、伝説でもこのように伝えられているのかな。小野篁が結構狷介な性格で、その親友のへらへらしている藤原真冬との掛け合いは対照的で面白いといえるかもしれないが、怪異自体は最終的にちょっと小粒になってしまったなあ。
  • 呪症骨董屋石川鷹人
    呪われた骨董品が巻きおこす事件たち。そんな事件を担当する警察官の律華と律華の先輩の九雀。
    専門家の呪症管理者と共同で捜査に当たることになるが、骨董屋、石川鷹人はクセの強い人物で。
    潔癖なまでに正義感が強く、周囲から浮きがちな律華。
    人当たりは良いけど合コン連敗中な九雀。
    呪症骨董品に取り憑かれたよう...続きを読む
  • ラスト・メメントシリーズ 全3冊合本版

    面白かった

    もっと霊的な要素があるのかと思ってましたが
    そう言うお話では無かったです。
    読み進めていく中で主人公が変わっていく様子が
    ほのぼのとしました。
    主メンバーのキャラも良かったです。
    続きがあればまた読みたいです。
  • 真夜中のオカルト公務員

    えっ続きは?

    オカルトの対応を都でやってるって発想がなかなか、面白いけど伏線が安倍清明ってそこですか?って感じです。続きが出てないの?
  • 重犯罪予測対策室
    内部調査で出向いた先は、超能力を使って、の
    犯罪予測対策部?!

    その部署にたどり着くまでに事件に巻き込まれ
    ついて紹介された人間についていけば巻き込まれ。
    警察は怪我が多いかも知れませんが、これほどなのは
    ちょっとどうかと思います。
    事件が終わるごとに、ひとつ怪我…。

    4人いる部内ですが、実質動...続きを読む
  • 宵闇の王国~路地裏の吸血鬼と俺の事件録~
    帰宅途中に出会った男性は、人外だった。

    死んでしまうほど血を吸われたあげく、吸血鬼の下僕。
    しかも死なないようにしてやったのをありがたく思え、と
    上から目線で言われるわけで…。
    そのまま言いつけてやればいいのでは? な展開です。
    ここまで善良に育っていると、社会に出た時
    確実に食い物にされてさよう...続きを読む
  • ラスト・メメント 兵士と死
    読書録「ラスト・メメント兵士と死」3

    著者 鈴木麻純
    出版 角川ホラー文庫

    p94より引用
    “便利屋は供給過多で成功する人の方が稀な
    業界である。誰でも開くことはできるが、開
    業をしてもしばらくは仕事がないというのは
    当たり前。営業努力と多岐にわたる技術の習
    得、そして仕事の積み重ねによる信頼関...続きを読む
  • ラスト・メメント 死者の行進
    読書録「ラスト・メメント死者の行進」3

    著者 鈴木麻純
    出版 角川ホラー文庫

    p80より引用
    “「人が語る故人というのは、信頼できな
    いってことです。強い感情と過去への未練が、
    勝手な故人像を造る。記憶に残った部分だけ
    が誇張されている、と言った方が分かりやす
    いかな」”

    目次から抜粋引用
    ...続きを読む
  • ラスト・メメント 商人と死
    読書録「ラスト・メメント商人と死」3

    著者 鈴木麻純
    出版 角川ホラー文庫

    p203より引用
    “実際、彼ら古美術商というのは横の繋がり
    で商売をしているようなところがある。彼は、
    それらしい情報が入ったらすぐに連絡をする
    からと言ってくれたのだった。”

     趣味と実益を兼ねた遺品蒐集家を主人公と...続きを読む
  • 蛟堂報復録1
    短編集。
    「赫夜姫」感想
    自分に好意を寄せてくれている男がいる。
    一緒に食事をして映画を観る。くれると言うからプレゼントだって受けとる。
    してもらうばかりでは気がひけるから、たまには寝てやることもある。
    好きでもないのにデートをした。プレゼントを拒まなかった。
    だから不実だと責められても仕方がないの...続きを読む
  • 呪症骨董屋石川鷹人
    タイトルに石川鷹人とあるけれど、主人公は真田律華なような・・・。お話は、まぁまぁ。3人のキャラが加味されて、面白くなってるって感じかな。
  • 蛟堂報復録9
    最終巻。なんだろうな、話の内容的にはすっきりわかったって感じに書かれているけど、自分の感情的にはなんか、あれ??物足りないって感じ。
    なんだろう、あんだけ、対立してあーだこーだやってたけど、あっさりまとまっちゃった感だろうか。
    丑雄の奥さんがきになる。
    番外編の「ルンペルシュティルツヒェン」が面白か...続きを読む
  • 蛟堂報復録8
    比奈との出会いがどんなだったのかわかった。必死で説得している辰史がなんかだんだん、キャラこんな!?必死すぎじゃないかと思ったけど、まぁそこはだんだん面白くなってきた。2話目は、自分は一人っ子なので同じ感情は正しく理解できないかもけど、同級生のいとこに対してはそんな感情を抱いたことはあるかも。殺そうと...続きを読む