感情タグBEST3
Posted by ブクログ
人は如何様にでも残酷になれるし、社会に向けている顔と本当の顔が本当とは限らないし、自らが狂気に飲まれるかもしれない。
自分にもそんな面がありそう、というよりも存在していることを自覚しているからこそ尚更怖い「ジーキル博士とハイド氏」。
二人の選んだ選択肢は結局、一番悪い選択肢になってしまったのではないか?
それが残念「泣いた赤鬼」。
花房も悪い人ではあるが、比奈の報復も恐ろしい。
辰史ではなく比奈が報復するというのも新鮮。
今回は前回と比べて人間味があるというか、優しいというか…。
蛟堂の店主でありながらも一人の人間であることを実感した。
Posted by ブクログ
1巻から読み始めたかったのだけど、2巻からしかなかったので2巻から読み始めました。
主人公が思ったより子供っぽいというか可愛らしい一面を持ってて微笑ましかった。
まあ、それは恋人の前だからか。
本筋は報復をテーマにしているのですっきりハッピーエンドという訳ではない。
かといって、ずっと心にもやもやが残るのではなく、胸がじくじく痛む感じ。
『泣いた赤鬼』は「もうあの頃の二人には戻れない」の文を見てぼろぼろ泣いてしまった。
もしかしたら報復を果たした春樹も赤鬼の立場になっってしまったのかなとも思いました。