樹林伸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ1999年、沖田森彦はヒト体細胞クローン胚の樹立に成功する。
助手の名嘉城と喜びを分かち合うのも束の間、世界で初めての成功である研究の発表を前に事件が起こる。
最愛の息子、有基が学校に来ていない-知らせを受け、焦燥する沖田であったが、願いは届かず有基は遺体となって発見される。
悲しみに溺れる沖田に悪魔の囁きであるかのような考えが浮かぶ。
“有基のクローンを造りたい”
科学の禁忌でもあるクローン技術によって死んだ息子を“復活”させてから、8年の月日が流れた。そして、運命の歯車がまた廻り始める。
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雑誌『ダ・ヴィンチ』に紹介されていて、医療もの、ミステリ、ということで気になったこ -
Posted by ブクログ
沖田森彦は大学の研究室でヒト体細胞クローン胚の技術開発のチームリーダーをしていた。
ヒト・クローンの研究はほぼ成功しており、あとは微修正を加えるのみの段階になっていた。
そんな時、突然森彦の一人息子・有基が事故で亡くなってしまう。
IQは180以上、けれど森彦の方針から普通の子どもとして育てられていた有基。
サッカーが得意で、木登りが好きで、素直な子どもっぽい性格をしていた。
ヒト・クローンを成功させる技術は森彦の目の前にあった。
有基を失った現実から逃れるように、決して許されない禁忌を森彦は犯してしまう。
たとえ遺伝子はまったく同じだとしても、亡くなった有基と生まれて来た透は別々の人間だと思