大岡昇平のレビュー一覧

  • 俘虜記

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    朝日新聞100年読書会の課題。ようやく読み終えた、という感が強い。フィリピンに出征した著者が米軍に捕らえられ、捕虜生活を送り、終戦後に送還されるまでの記録。ときに第三者的に、透徹した視線で綴られている。白眉はやはり冒頭作の『捉まるまで』であろう。水を捨てたがゆえに自分は助かったのだが、それはどういうことなのか、また捕虜となる直前に出会った米兵を撃とうと思えば撃てたのだが、なぜそうしなかったか、細部にわたって執拗なまでに分析を加えている。以下、私見だが。途中までは、その「思考の基礎体力」の高さに圧倒されていたのだが、ある元兵士が中国の女性が暴行に対してまったく抵抗しなかったと語ったことに関連するくだりで、私は気持ちが離れてしまった。著者は「暴行を是認するのではない」とは言っているのだが、生理的嫌悪に加えて、客観的視点を離れてしまったように感じたためかと思う。このくだりがこの作品のメインでないことは重々承知の上で、ここに引っかかってしまった後はすいすいとは読めなかった。

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    2011年07月15日
  • 中原中也詩集

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    私、新井素子が好きなんです。
    彼女の作品の中で、中原中也をべた褒めしていたり、解説の中で褒めているのを見て「一度読んでみよう」と思って買った詩集。

    「北の海」が好き。

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    2009年10月04日
  • 中原中也詩集

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    かれも、若いのだろか ボードレールなのかランボーなのか、いやどちらでもない。
     それとも女々しいだけなのか、それともマリア信仰の鏡なのか?
    しかしわかる描写もある。
     「山羊のうた」の木陰がとてもストレートに我が心にしみる、

    「神社の鳥居が光をうけて
    楡(にれ)の葉が小さく揺すれる
    夏の昼の青々した木陰は
    私の後悔を宥(なだ)めてくれる」

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    2009年10月04日
  • 野火

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    戦後62年を迎え、戦争の記憶が忘れ去れている今日に、日本兵の戦いを語り継ぐ一冊。現代では想像もつかない、「生きることへの執着」をリアルに表現している。

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    2009年10月04日
  • 中原中也詩集

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    鋭敏な感性を持ちすぎた不幸その弐。こんな繊細なセンス持ってたらそりゃ長生きできませんよ。ちなみに中也は小林秀雄と女を取り合ったそうな。

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    2009年10月04日
  • 中原中也詩集

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    何気ない風景のなかに感情を焼き付ける。
    何回読んだかわからないくらい読んだ。ボロボロ。折り目つけまくる。

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    2009年10月04日
  • 中原中也詩集

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    儚いものとか悲しい事とかもう一緒くたで美しくなってしまう印象。絵のようだと思った。かっこつけすぎでキモイ!!

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    2009年10月04日