片岡義男のレビュー一覧

  • メイン・テーマ3

    匿名

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    これで完結

    『メインテーマ12』まで発刊される予定だったのに、もう完結扱いになっています。
    もっと各登場人物の続きが読みたかったのに、残念…。

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    2025年12月05日
  • 窓の外を見てください

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    一時期たくさん読んでいた作家なので読みながら懐かしさも感じました。
    ドライで距離を感じる文体がすごく好きだった。
    この作品でもコーヒーとか本とか文房具(ノートじゃなくてノートブックと書かれるところも好き)とか今でも大好きなものがたくさん並んでいます。
    久しぶりに過去の作品を読みたくなりました。

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    2025年08月14日
  • 豆大福と珈琲

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     久々に片岡義男さんの作品を読んだ。いやぁ、流石だ。「豆大福」をこのように表現するとは。目の前に豆大福が浮かんでくるようだ。思わず涎が出てしまう。かつ、詩的で美しく、至高の食べ物のように思える。真彦と律子の関係がいい感じだ。青春時代が蘇った。お洒落な文体だが、昭和感が漂う。それも味わいがある。エッセイと思ったが、連作短編集だった。

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    2025年08月10日
  • カレーライスと餃子ライス

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    カレーライス巡るエッセイと後半は短編小説な餃子ライス。カレーライスのエピソードは実は自分はあまりない。今なら肉太郎がある。神保町と言えば餃子ライス。

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    2025年07月29日
  • 日本語の外へ

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    日本語や日本人の思考についての悪口多し。
    日本人のことを彼らと言ってみたり、自身はまるで日本人じゃないかのような書き方に少し不快感を持った。
    とはいえ、あたっている部分も大いにあるのだろう。
    確かに日本人の考え方には問題点は多くあると思う。
    日本語は主観的であることも、英語がそうではないことも納得している。
    それにしてもマイナス点ばかりが羅列され続けて、読んでいて少し辛かった。
    日本語という言語について語っているので難しいのかもしれないが、その日本語を使い、思考している人々に対する提言があってもよかったと思う。日本語のマイナス点をよく理解し、そのうえでどのようにしたらいいのかということに言及し

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    2025年06月08日
  • 英語で日本語を考える

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    直訳しない自然な英語訳、状況訳が取り上げられている。
    思わずくすっとする言い方にもなっていたりして、外国語の面白さを改めて感じさせられた。

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    2024年12月04日
  • 英語で日本語を考える

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    巻末の言葉にある英語のリアリズム、日本語のリアリズムがまさにそれ。
    住んでみたり、旅行したりすることで触れ合う文化の違いが語学のリアリズムの違い。

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    2024年10月01日
  • カレーライスと餃子ライス

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    カレーをめぐる探険。 でも、美味さや味の評価は書いておらず、ただカレーを求めて食べるのみ。 シュールで面白い☺️ 餃子ライスは物語であり、こちらもたんたんとしたストーリーだが面白い

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    2023年12月10日
  • カレーライスと餃子ライス

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    カレーが無性に食べたくなる。しかもレトルト、で買って食べたら旨い。家内に悪いがレトルトの方がスパイシーで好みだ。
    餃子の話は余計だった。消しゴムだとか、コーヒー豆だとか、こだわる割には餃子の旨さが伝わって来ない。

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    2023年11月19日
  • 彼女が演じた役 原節子の戦後主演作を見て考える

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    ネタバレ

     小津安二郎監督の紀子三部作(周吉三部作でもある)三作品、「晩春」(1949年)、「麦秋」(1951年)、「東京物語」(1953年)。紀子は原節子が未婚女性、戦争未亡人を演じた。周吉は笠智衆と菅井一郎。1940年生まれの片岡義男さんが、女優原節子の美しさと悲しみについて、じっくり考察されています。「彼女が演じた役」、原節子の戦後主演作を見て考える、1998.9刊行、2011.1文庫。

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    2023年07月24日
  • これでいくほかないのよ

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    片岡義男.comに発表された作品8つで編まれた短編集。今回の短編集は、あえて、場面の時代設定をぼかした作品が集められています。作中に散りばめられた曲名が、海に浮かぶブイのように、物語の中を漂っています。

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    2022年11月19日
  • くわえ煙草とカレーライス

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    好きな人から一番好きな本といってもらったのに、読み終える途中でフラれたので個人的に色々思い出す本になってしまいました

    でもどの物語も温度感がちょうど良くて好きです
    最後の章の男と女の関係値の書き方が気に入っている

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    2022年10月11日
  • これでいくほかないのよ

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    ひとことから、物語を膨らませる手法。そのストーリーの最後に、物語の種となったきっかけが書いてあり、それがとても興味深く感じた。

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    2022年09月20日
  • くわえ煙草とカレーライス

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    「カレーのおいしい喫茶店にははずれはない。そこにはいくつもの物語を通り過ぎてきた客や店主が待っていて、席に着けばすぐに小説がはじまる」
    あの頃の、奇跡のような「日常」がここにある。
    男と男/男と女を巡る7つの物語――。

    旅行先で発見した一冊。カレーライスが食べたくなること間違いなし。

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    2022年08月04日
  • ラハイナまで来た理由

    匿名

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    今はホノルルに遷都したが、ラハイナはかつてのハワイ王国の首都だった。Macbookでラハイナがスムーズに片仮名変換されず、時代の移ろいを思う。

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    2022年09月28日
  • 豆大福と珈琲

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    ネタバレ

    珈琲にまつわる5つの短編。

    豆大福を食べたことで離婚して子連れで戻ってきた高校の同級生と同居することを思いついたこと。

    喫茶店とコーヒー豆のお店を開いた友人の女性の家が
    かつて火事になった夜のこと。

    父の喫茶店を手伝い独立させた女性と、それを引き継いだ女性のお店に行き、
    さらにたい焼き屋さんを開いた女性のお店を行ったり来たりと出前もしたりの日々。

    新人作家としてのデビュー作を2つの喫茶店で書き上げた20年前の記憶をキュウリのサンドイッチを食べながら思い出す人の縁。

    喫茶店で同じ空間に居合わせる4つの話に出てきた登場人物たちと、新たな登場人物たちの物語の始まり。

    作者はキレイな女性が

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    2021年03月21日
  • 真夜中のセロリの茎

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    ネタバレ

    9つの短編。

    ディレクターが同じラジオ局に勤める女性と食べるかき氷。

    ツーリング途中の嵐に同郷の女性の別荘で雨宿りする時間。
    高校の同級生の男2人と女1人の3人で飲んだ後に行った女性の家で飲んだコーヒー。

    真夏の東京でコーヒーを飲み別の女性に青いシャツを欲しいと言われる日。
    親密な関係にあったのに音信不通となり20年ぶりに再会した男女の話。

    妹の仕事の手伝いで女性のぬいぐるみを運び2人の友人にそれを見せた雨の日。
    パン屋で話す男女。

    最後はもう正直なんの話なのかもうよくわからない。
    面白いのかどうかは正直よくわからない。

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    2021年03月19日
  • 豆大福と珈琲

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    昔のように自由な若者がオートバイでアメリカ的な風景を駆け抜けるのではなく、金銭的にそんなに余裕があるわけでもない齢を重ねた労働者が紛れもない日本の住宅地や電車の駅を移動するという作風にシフトしてるけど、根底の片岡義男ぽさは変わらないという感じ。

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    2020年11月08日
  • 日本語と英語―その違いを楽しむ

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    片岡義男さんが、ほとんど英語ネイティブだったとは知らなかった。(ハワイ出身の日系二世の父と日本人の母)
    本書は、片岡さんが気になった長年インデックスカードに書き留めてきた、英語表現、日本語表現を紹介したもの。英語は主語、動詞がきっちりしているのに対し、日本語はそこが曖昧で、状況を表現することを優先しているようだ、などの視点は面白い。ただ、本当にカードに記載されている表現の断片的な紹介だけで、本としてまとまった内容ではないのが残念ではある。

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    2020年09月22日
  • ミッキーは谷中で六時三十分

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    高校生の時に読んだ片岡義男は 当時の風潮によって何かに追い立てられるように義務感で読んでいたような気がする。
    おしゃれなタイトルにひかれ赤い背表紙の角川文庫を 何冊も何冊も読んだ。
    そこで繰り出される男と女のトレンディでリッチでアーバンな物語は、実は全くよくわからなくて。
    今思えば一種ハードボイルドのような面持ちで接すれば良かったのかなあ。
    今作もそのテイストはそのままに21世紀にスライドさせたような。
    しっかりと感覚が蘇ってくる。読んだはしから忘れていくのも昔のまま。
    会話セリフが現実では全くありえない喋り方をしている。かつてもどうにも居心地が悪かったが、声に出して読むと、改めて本当に精巧に

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    2021年02月23日