片岡義男のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
わりと初期の作品?
全体的に文章が技巧掛かっていてめずらしい感じ。あと小道具が多い。
「夜はまだ終わらない」
デザイナーの須美子の長い夜の話。
登場人物たちのセリフのひとつひとつが意味深で読んでいて面白い。
この本の中では一番「片岡作品らしい」感じ。
(あくまでも私が今まで読んだものをものさしにして、だけど)
こういう週末の夜を過ごせる大人の女性に憧れる。素敵過ぎる。
「連絡は、とれないわ。金曜日の夜なのよ、いまは」
ってセリフ、言えないものかねぇ…
「真夜中のセロリの茎」
酒井哲男、岸田洋介、山本奈津子、佐原優子がそれぞれの車に乗って連なって走っているシーンから物語は始まる -
Posted by ブクログ
日本語や日本人の思考についての悪口多し。
日本人のことを彼らと言ってみたり、自身はまるで日本人じゃないかのような書き方に少し不快感を持った。
とはいえ、あたっている部分も大いにあるのだろう。
確かに日本人の考え方には問題点は多くあると思う。
日本語は主観的であることも、英語がそうではないことも納得している。
それにしてもマイナス点ばかりが羅列され続けて、読んでいて少し辛かった。
日本語という言語について語っているので難しいのかもしれないが、その日本語を使い、思考している人々に対する提言があってもよかったと思う。日本語のマイナス点をよく理解し、そのうえでどのようにしたらいいのかということに言及し -
Posted by ブクログ
ネタバレ珈琲にまつわる5つの短編。
豆大福を食べたことで離婚して子連れで戻ってきた高校の同級生と同居することを思いついたこと。
喫茶店とコーヒー豆のお店を開いた友人の女性の家が
かつて火事になった夜のこと。
父の喫茶店を手伝い独立させた女性と、それを引き継いだ女性のお店に行き、
さらにたい焼き屋さんを開いた女性のお店を行ったり来たりと出前もしたりの日々。
新人作家としてのデビュー作を2つの喫茶店で書き上げた20年前の記憶をキュウリのサンドイッチを食べながら思い出す人の縁。
喫茶店で同じ空間に居合わせる4つの話に出てきた登場人物たちと、新たな登場人物たちの物語の始まり。
作者はキレイな女性が