あらすじ
〈今日の夕食は何にしようかなと思案しながら、
夕暮れの靖国通りをひとり歩く幸せ。〉
幸福な食事はどこにある?
神保町、下北沢、京都……専用スプーンを胸にひそませ、今日も続くカレー漂流。
そして青春の食事には、餃子ライスが必要だ。はたしてそんな食事は見つかったか。
記憶と幻想で紡がれる物語。
* * *
1 カレーライスは漂流する
母親の黄色いカレーライス
今日はカレーライスよ!
どんなカレーライスにももはや驚かない
火事を見ながらカレーライス
木製の専用スプーン
京都カレーライス再訪
鴨南蛮カレーうどん、ナインボール
カツカレーのはしご
白いご飯はありますか
涙も一緒にスプーンで食べた
僕のカレーライスにはお肉をたくさん入れてください
カレーライス小説を考える 他
2 餃子ライスはひとりで食べる夕食の幸せ
どしゃ降り餃子ライス
珈琲にしましょうか
なんとかならないかしら
僕の餃子は二人前
消しゴムを買う
今夜はひとり飯
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
カレーライス巡るエッセイと後半は短編小説な餃子ライス。カレーライスのエピソードは実は自分はあまりない。今なら肉太郎がある。神保町と言えば餃子ライス。
Posted by ブクログ
カレーをめぐる探険。 でも、美味さや味の評価は書いておらず、ただカレーを求めて食べるのみ。 シュールで面白い☺️ 餃子ライスは物語であり、こちらもたんたんとしたストーリーだが面白い