宇野千代のレビュー一覧

  • 行動することが生きることである

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    宇野千代(1897~1996年)氏は、山口県玖珂郡横山村(現・岩国市)の酒造家に生まれ、岩国高等女学校(現・県立岩国高校)卒の小説家、随筆家、着物デザイナー、実業家。野間文芸賞、日本芸術院賞、菊池寛賞等を受賞。勲二等瑞宝章受章。文化功労者。作家の尾崎士郎、梶井基次郎、画家の東郷青児、北原武夫など、多くの著名人との恋愛・結婚遍歴を持ち、その波乱に富んだ生涯は、様々な作品の中で描かれているが、中でも『生きていく私』(1983年)は自伝的小説として有名。
    本書は、著者の様々な作品等から、「生き方についての知恵」に関する文章を集めたもので、1988年に出版、1993年に文庫化された。
    私は、著者につい

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    2023年02月10日
  • 行動することが生きることである

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    "人生とは凡て言葉の暗示である"
    自分自身に暗示をかけて、こうでありたいと思う方へ進む。
    愉しくないこと、辛かったことは自分を夢中にさせることをたくさん考えきれいさっぱりと忘れる。

    "謙遜は美徳ではなくて悪徳である"
    自分の言葉が自分の耳に反射して、本当に自分は駄目だと思ってしまう。

    "人間は心配すると心配した通りになる"
    心配してびくびくしていると、自分で自分の心にわるい暗示をかけてしまっている。

    "上手になると言うのは続けてすることだ"
    嫌いなこと、苦手なことでも辛抱してやり続けるとだんだん面白くなる。

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    2022年07月14日
  • 行動することが生きることである

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    1.著者;宇野さんは小説家・随筆家。編集者・着物デザイナー・実業家でもあった。1921年、懸賞小説に「脂粉の顔」が一等当選し、作家デビュー。1936年にファッション雑誌「スタイル」創刊。1980年代から、女性向けの恋愛・幸福・長寿等のエッセイを多く執筆。「おはん」で野間文芸賞・「幸福」で女流文学賞・・等を受賞。多くの著名人との恋愛・結婚歴があり、波乱に富んだ98歳の長寿を全うした。
    2.本書;宇野さんの人生観を、着飾らなく素直な気持ちで語ったエッセイ。8章・45項の構成。「第1章;人生は行動である 第2章;幸福をはりめぐらせて生きる・・・第7章;暮らし上手は生き上手 第8章;人は死ぬまで現役」

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    2022年06月03日
  • 雨の音

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    私小説なのかな…よく分からない感覚でした。相手の男性に執着しないのかと思えば同じ事繰り返し考えていたりして、、、
    その上、「あの人」「その人」の記述で混乱しました。物語の世界の仮名であっても、名前付ける発想が無かったんだろうか。宇野先生、ご自分の心には正直だったのかもしれない。この夫婦、周りにいる人は振り回されそう。。

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    2022年03月14日
  • 幸福を知る才能

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    ネタバレ

    野菜をたっぷり食べる健康法(宗教?)、気の持ち方、恋愛観などなど。今よりもっと女性の社会的地位が低かったじだいに、自分らしく豪快に生きた方なのだと思う。
    いつでも適齢期、いい言葉です。

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    2021年11月21日
  • 生きていく願望

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    「どんな好ましくないことからでも、逃げるのは負けである。真に逃れるためにはその只中へ進んでいくこと。すると事情はまるで変わる。」



    宇野さんの本を読んで、影響を受けて、
    ての、今の自分なような気がしてきた。

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    2018年04月12日
  • 生きて行く私

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    ネタバレ

    幸せも不幸せも自身がつくり、それは伝染する。花咲じいさん 情死未遂事件 涙そのままに布団で寝ていた。無関心なひとだけが自分のの罪を見過ごしている。私は凡ゆることを覚えているほどつよくはない。若さは男に対する好み 

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    2017年09月04日
  • 女の日記 現代日本のエッセイ

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    『女の日記』『親しい仲』『恋は愉しいか』などの著作から44編のエッセイをまとめた本です。

    小林秀雄や青山二郎、尾崎史郎や北原武夫、平林たい子といった著者と交流のあった作家たちをスケッチしたエッセイでは、著者の目から見た彼らの気取らない姿が綴られています。また、年齢を重ねる中で培われた円熟した人生観が紐解かれているエッセイ群の深い味わいにも触れることもできます。

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    2016年06月24日
  • 行動することが生きることである

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    読書録「行動することが生きることである」3

    著者 宇野千代
    出版 集英社

    p202より引用
    “どんなに小さなことでも、飽きることなく、仕事として続けて
    いる間には、そのことが自分の体に定着して、本当の仕事として、
    働けるようになるものである。”

     目次から抜粋引用
    “人生は行動である
     幸福をはりめぐらせて生きる
     人と人を結ぶものは善意である
     愛は誰のためのものか”

     近現代の代表的女性文学者である著者による、人生の過ごし方
    についてのアドバイス集。
     行動と思考についてから心の張りとボケについてまで、90年以
    上生きられた著者の豊富な人生経験を元に書かれています。

     上記の引用

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    2013年12月25日
  • 行動することが生きることである

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    いくつになっても前向きに元気に、
    最後のその時まで人生を全うしたい。宇野さんの綴る言葉からそう感じた。

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    2013年06月08日
  • 恋愛作法

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    「幸福は幸福を呼ぶ」という本を先に読み、それからすぐこれを読んだため、似た話が多かったので、ちょっともういいかなあっと思ってしまいました。一つだけ、参考になった勉強になった部分があったので、読んで損したとは思いませんでしたが。

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    2012年08月05日
  • 生きて行く私

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    宇野千代さんって、小説を読んだことは無いのだけれど、この自伝を読むと、あまりにもすごい男性遍歴に、イメージがガラリと変わりました。相手の男性が、みな著名な文化人なのもすごい。

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    2012年03月01日
  • 行動することが生きることである

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    僕にとって少し文章の繋がりかたに訳の分からないところが、多かったように感じます。でも書いてあることは深いと思う。

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    2011年08月22日
  • 行動することが生きることである

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    購入

    宇野千代という人の文章を読んでみたくて買った

    彼女の考え方や行動力に触れることができると思う
    でも、なんだかすんなり読み下せない
    また読み返したい本

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    2011年07月06日
  • 行動することが生きることである

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    心中未遂した直後の東郷青児とその現場である血まみれの布団で同衾したという凄絶なエピソードをしって、宇野千代先生はこまかいことにこだわらない、たいへんおおらかな方なのだな、きっとエッセイでもその無限の包容力で読者を癒してくれるにちがいないとおもい、最近つかれていたわたしは本棚の隅にあったこの本を手にとったわけなのだけれど、適当にめくった最初のページが「人と人を結ぶルール」と題された章で、冒頭に「世の中には、時間にルーズでも、ほかのことは几帳面で、誠実な人もあるかもしれないが、そんな人は稀であろう。時間を守ると言うことは、人との付き合いの上で、守られなければならない最低の義務である、と私には思われ

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    2011年02月14日
  • 行動することが生きることである

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    宇野千代、なんとドラマティックな女性なこと・・・

    人生経験豊富な女友達ができたわ、くらいの感じで読みました。

    共感することもあるけれど、彼女のように生きるのはちょっと怖いなぁと思ってしまう。特に恋愛。

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    2011年07月11日
  • 生きて行く私

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    明治、大正、昭和、平成と生き抜いた作家、宇野千代さんの波乱万丈の自伝。
    この人はすごいね。何がすごいって、思ったらまっしぐら、行動せずにはいられない。朝、テレビを見ていると青森の五戸で、おばあちゃんが温泉を発見したことについて放映されていた。この話を見たとき、宇野さんはたちまち身支度をして山口から新幹線に乗って、上野で乗り換え青森まで行ってしまうのである。
    これはなかなか真似出来ることではないが、本書を読むと行動を起こすことの重要性を感じる。
    他にも、『生きて行く私』には上手に生きるためのエッセンスが詰まっているように思う。
    尾崎士郎、室生犀星、川端康成、梶井基次郎、谷崎潤一郎、山本陽

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    2009年10月04日
  • 生きて行く私

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    明治、大正、昭和、平成と時代を生き抜き98歳で亡くなられた。この本は生まれた時からのことを振り返り85歳の時に執筆されている。読み終わった時、メキメキ力が湧いてきた。

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    2009年10月04日
  • 生きて行く私

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    スゴイ人です、千代さん。たまたま自由な生活が出来た女性の半生なんかじゃなく、切り拓いた自由の中を悠々と生き抜いています。今の時代にしても、彼女のような生き方ができる人はそうそういないでしょう。ロストバージンのくだりは、なんだか共感できるものがあったり、なかったり・・・。

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    2009年10月04日