宇野千代のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
何度も読んだしこれからも繰り返して読む本ですね。
とにかくパワーが出ます。
フィクションかと思うほどの波乱万丈な人生。(その頃はまだご存命でした)
尾崎士郎、梶井基次郎、東郷青児、北原武夫らと各々同棲・結婚・離婚のオンパレード。
98歳の天寿をまっとうするまで仕事と恋に生きた強い女性です。
彼女の凄いところは相手の心が自分から離れたら潔く身を引いて、またずんずん歩いて行くところ。
ギリギリ寸前までは後悔しないように相手に尽くしてるのは涙モノ。
絶対恨み言は言わない。「明日は明日の風は吹く」なんだよね。
こういう女はカッコイイぜ、と私は思うわけよ。 -
Posted by ブクログ
のらりくらりとした花屋の店の主人、前妻と今の妻への気持ちが、風のようにコロコロと変わっていく様の描き方・・・
すごいよぉ~。
男が誰かに告白しているような形式なんだけど、その文章はまるで散文で、川の流れのように、片流れの日本画の様。
もって回った京言葉も、なんだか雅やかです。
一人の優柔不断な男として、自分の気持ちに素直なんだけど、はたしてそれは世間や他人様に対してどうなのか・・・
まぁそこは置いといて、、
ハッと突然様変わりし、自分で自分の気持ちがわからない、そんな男の、、人間の不思議さ、心もとないいい加減さ、その気持ちに裏打ちされた無責任な行動が・・・なんだか悔しいけど愛しい、そんなお話でもあります。 -
Posted by ブクログ
≪要約≫
第一カ条;人は誰でも幸福になれる
第二カ条;人間の能力は無限である
p56
「能力即ち情熱である」
第三カ条;仕事を愉しんで生活するために
・真の仕事とはその人の足跡
第四カ条;おしゃれ上手は生き上手
・おしゃれは文明人の義務
・百歳までもおしゃれしたい
p107いくつになってもおしゃれは女心を燃やしてくれます。おしゃれと元気とは相関関係にあるのですね。おしゃれをすると元気が出る、元気が出るとおしゃれに精が出せる、というわけです。
第五カ条;女性は全生涯が結婚適齢期である
「恋にも練習がいる」
第六カ条;人生は行動することである
p141好奇心のアンテナを立てること。アンテナに引っかかったら行動すること
第七カ条;信じる心が人と人を結ぶ
・時間を守ることは、人との付き合いの上での最低のルールである
・人の前では決して不快な顔はしてはならない
p167人間の考えることは、物事を肯定することと否定することの、この二つしかありません。どんなときでも、物事をすべて肯定して決めるという習慣が幸せの鍵だと信じている私は、こんなふうに、いつでも、肯定的に思考を持っていくのが習慣なのです。
第八カ条;自分流の暮らし方を創る愉しみ
p180毎日の暮らし方が人間の個性というものを形成していくのです。何だ、暮らしなんてたいしたものではないなどと、ゆめゆめ思ってはならない
第九カ条;故郷すなわち私である
第十カ条;人間の寿命は125歳まである
+++++++++++++++++++++++
宇野千代さん、1897年生まれ・・・
なのに、書いていることは、今流行りの女性のミーイズムだ、しかも否定的な意味ではなく極めて肯定的なミーイズム。
legally blondeもsex and the cityも、宇野さんにはかなわない。
今流行りの女性の品格本も、全然かなわない。
なんと歯切れがよく、潔い哲学なのか・・・
こういうおばあちゃんになるのが目標でもあるし、宇野さんの言葉はいつも元気にさせていただける。きっと、一生何度も宇野さんの文章を読むだろうな。
この本も、母親にプレゼントしようと思った。