宇野千代のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
行動が思考を引き出す。手で考える。手を動かすことにより、考える。
思い込んだことは、その通りになって現れる。
恐怖は判断を狂わせる。
希望を発見することが上手な人は、生活の上手な人である。
自信は成功の鍵である。
褒めること、喜ばせることが人間関係の基本である。
好意を受けたものは、好意で返す。
結婚生活を持続させるものは友情。言葉の攻撃は頭に刻み込まれて決して忘れない。だからよした方が良い。
暗示は魔法の力を持つ。
上手になるとは、ひたすら続けることである。
習慣が生き方を決める。
書くことが無いと思っていても、毎日決まった通りに机の前に座る。
深み、重みのある言葉がちりばめられている。 -
Posted by ブクログ
かっこいい女だな、って思った。
初めての宇野千代。
文章はとぎれとぎれで、一行だけのものもあったりする。
はじめは「?」と思うけど、読みすすめるほどにときめいて、ファンになってしまいそうだ。
おれもこんなふうに生きてやる。
追記
神について。
仕事をしていて悩んだ末に開けた道、は神によるものでなく自分の力だという内容の文章があった。
最初は傲慢のような印象も受けたが、「神様が助けてくれてこれができた」という表現を見たり聞いたりしたときには、なんとも思ってこなかったが、そうか、神様は「わたし」の手に宿ったりしないんだな。
人間以外のもの、それが神様なんだな。
その考えは反転すると、やっぱ -
Posted by ブクログ
【本の内容】
人生は行動であり、行動が思考を引き出す―。
人生の達人が贈る、幸福になるための343の知恵。
[ 目次 ]
[ POP ]
損をしたくないというのはある種の本能なのかもしれないが、生きることのダイナミズムを確実に奪う。
著者は数々の結婚遍歴、実業家としての苦労など生涯に損もいっぱい、でも途轍もない幸福も得てきた人。
人生はすべてのことにのぼせるべしという骨太な生き方の見事な手本帖。
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満 -
Posted by ブクログ
ネタバレ私はもちろん不幸は好きではない・・・・・
しかし正確に言うと、自分を不幸だと思うことのほうが、もっと好きではない。
私が一番嫌いなのは、相対して不幸でもないのに、自分をよっぽど不幸だと思わないと安心できないような人である。
面白い、的をいてる。正鵠だ。
人は自分の感じ方次第で幸福にも不幸にもなれる。
自己啓発書などで・・上から目線で言われると・・ハイハイわかったよw
といいたくなるが・・・
この宇野千代さんの文章は心に響く。
いかに正論でも・・・吸収しようと心が動かなければ
同じことを言っていても心に入ってこない。
いい本ですよ・・・僕は12年前に購入した本ですが大切にしています -
Posted by ブクログ
何度も読んだしこれからも繰り返して読む本ですね。
とにかくパワーが出ます。
フィクションかと思うほどの波乱万丈な人生。(その頃はまだご存命でした)
尾崎士郎、梶井基次郎、東郷青児、北原武夫らと各々同棲・結婚・離婚のオンパレード。
98歳の天寿をまっとうするまで仕事と恋に生きた強い女性です。
彼女の凄いところは相手の心が自分から離れたら潔く身を引いて、またずんずん歩いて行くところ。
ギリギリ寸前までは後悔しないように相手に尽くしてるのは涙モノ。
絶対恨み言は言わない。「明日は明日の風は吹く」なんだよね。
こういう女はカッコイイぜ、と私は思うわけよ。