宇野千代のレビュー一覧

  • 宇野千代 ちょっと自伝

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    本書のあとがきに、綿矢りさによる書評があるが、全くもってその通りだ。今でいう、インフルエンサー、実業家、流行の最先端をゆくなれば、ユーチューバータレントなどマルチな才能を生かす。今でも通用する技量の持ち主。それが宇野千代だ。
    本人もいろいろな茨の道を通ってきただろうが、嫌な事は決して前に出さず、自分のプライベートや隠しておいておいた方が良いことすらも面白ければ公表してしまう。オープンとクローズの取捨選択がユニークだからこそ、この人は非常に好かれるんでしょう。
    本書は晩年の宇野千代の写真や過去を振り返るエッセイで成り立っている。
    朝ドラ ブラッサムで宇野千代を知った人が、最初に導入として読むのにふさわしい本であるように思う

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    2026年10月10日
  • 生きて行く私

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    朝ドラ「ブラッサム」が始まって読もうと思っていた宇野千代さんの大河自伝。
    いや〜、想像を超える波瀾万丈!持ち前の行動力やバイタリティに驚かされ、独自の視点や考え方からは学ぶことが多い。
    文豪との関係や華々しい恋愛遍歴、もう人生全部がドラマチックなんよ。
    そして、あとがきを書いたのが100歳!!読んでる最中、この人すごいって何回思っただろうか。

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    2026年10月09日
  • その恋は愛なのか

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    宇野千代の恋愛や友人、対人関係についてのエッセイをまとめた1冊
    特に恋愛においては恋多き作家と言われるだけあって、本当にしっかりたっぷりやっている。
    今の倫理観では疑問が残るところがあるかもしれない。むしろ当時の方がより強くバッシングされていたかもしれない。
    が、晩年本人は、その生き方を愛し、最後まで楽しく美しくあり続けた。こんな飛び抜けた生き方はなかなかできないが、少しうらやましいとさえ思う。

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    2026年10月07日
  • 行動することが生きることである

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    ネタバレ

    NHKの2026年後半の朝ドラモデルの宇野千代さん。
    朝ドラが始まったタイミングで宇野さんの作品を読んでみた。
    まずこのタイトルに共感して購入したのだが、そのほかにも、

    「人間というものは、一旦覚悟を決めたとなると、どんなことでも出来るものです ー 26ページ」

    「真の愛とは人の望むことをすることである ー 90ページ」

    「習慣が生き方を変える ー 206ページ」

    など共感フレーズが沢山あった。

    つぎは代表作『おはん』を読んでみよう。朝ドラと並行して。

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    2026年10月06日
  • おはん(新潮文庫)

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    朝ドラ「ブラッサム」に関係するので読んだ。文章にリアリティと力強さがある。短いが悪とは何かを考えさせられた。

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    2026年10月06日
  • 生きて行く私

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    ⭐️『生きて行く私』

    半狂人の父親に育てられても、自分は不幸であると思わなかった。千代にとっては、愛してやまない父親なのだ!

    「いつでも、この幸福という思いの中に浸っているので、
    この幸福は、日常茶飯のことかと思うようになる。自分のだけではなく、人の幸福も一緒くたになって感じられるようになるとは、何と素晴らしいことであろう。」

    「ブラッサム」に触発されて読書中。行動の人、宇野千代さんの何と前向きで大胆でぶっ飛んでいることよ!少しずつ各エピソードを読む進めているが、清々しい気持ちになる。
    #読書 #宇野千代
    #ブロッサム

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    2026年10月04日
  • 生きて行く私

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    ずいぶん昔、宇野千代はテレビのコマーシャルに出ていた。どこかで「私死ぬのを忘れたみたい」と語っていた着物姿の宇野千代が、かなり珍妙なことをやらされていた。というよりも嬉々としてやっていた。

    代表作の「おはん」とか「色ざんげ」は読んだことはあったが、伝記的な事実はほとんど知らなかった。朝ドラでは傍若無人な父親に振り回されている様子が描かれていたが、「生きていく私」にも継子イジメとは正反対の後妻に育てられたとあった。

    宇野千代という人は才がある軽挙妄動の楽天家で、次々にことが起こるのだが、これを朝のドラマはどう描いていくのか興味津々である。

    北海道にいた時に時事新報の懸賞小説に応募して一席に当選するのだが、二番目が尾崎士郎、四番目が横光利一だとあった。波瀾万丈の生涯をあまり脚色することもなく、淡々と描いている。

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    2026年10月02日
  • 死ぬまで自由に生きる習慣

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    朝ドラのモデル、宇野千代さんの著書。
    書店でみつけ、つい購入。

    「死ぬまで自由に生きる習慣」素敵なタイトルです。

    今、朝ドラで老年の役を加賀まりこさんなので、本を読んでいると、加賀まりこさんが話しているように感じました。

    98才まで、元気に生きられた宇野千代さん。
    私も?手相で、97才までボケ無しで生きると言われたので、私も自由に生きようかなと。
    ボケないと思えば、ボケない。

    私の母が84才で、身体もよろよろしていて、頭もまだらボケのような感じです。昨年から施設に入っていますが、出たいと言って…困っていますか…
    あ〜私、運動しているから、ボケないかもと、この本を読んで思いました。

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    2026年09月30日
  • 幸福を知る才能

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    朝ドラの後半がブロッサムというタイトルで
    モデルが宇野千代さんである事をつい最近知りました
    今までなんとなく素通りしていたのに
    妙に気になって読んだのがこの作品です。
    面白くて、止まらなくなってあっという間に
    読んでしまいました。恋多き女性作家という
    イメージしかなかったのですが、健康に
    随分気を使われていた事とか、自分的に
    驚きだったのは天風会に入会されていた事。
    中村天風先生から直々に教えて頂けてたんだ〜
    とちょっと羨ましく感じました。

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    2026年09月06日
  • おはん(新潮文庫)

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    次回の読書会課題図書は、今年の後期朝の連続テレビドラマのヒロイン宇野千代さんの「おはん」。

    宇野千代さん、お名前はもちろん知っていたけど、著作を読むのは初めて。
    宇野千代さんへの勝手なイメージと、タイトルの女性の名前から、奔放な女性の一代記なのかと思っていたら、一人称で描かれる物語の語り手は、30代前半のうだつの上らないいわゆるダメンズ。

    7年ほど前、女房(おはん)のある身で、はじめて馴染んだ芸妓にうつつを抜かし、それ以来、おはんは実家に戻されて、自分はその芸妓の家で半ばヒモのような生活をしている。長い間願っていた子どもは、タイミングの悪いことに実家へ引き戻された直後におはんのお腹にいることがわかった。それ以降の7年間、おはんとも生まれてきた我が子、悟とも会うことはなかったのが、ひょんなきっかけで再会し…という導入から物語が始まる。

    100頁ちょっとの、それほど長いわけではない小説。物語中の時間の経過も、ある出来事が終わった後に振り返って語る2年弱といったもので、登場人物もそれほど多くないのだが、戦後すぐぐらいから綴られた文体が、今では馴染まない単語が頻発したり当たり前のように旧仮名使いの難読漢字がたくさん出てきてたいへん読みづらい。
    この作品を作るのに、10年かかったらしいのだが、100頁強を読むのに昭和生まれではあっても令和読者のわたしは結構時間がかかった。

    とは言え、退屈だったかといえばそうではない。

    俗っぽいゴシップ的な話の筋ではあるものの、この優柔不断で浅ましい、女性の敵みたいな男の語り手の、フラフラと揺れる心の動きが、何故か憎めない。
    いや、むしろなんとなく共感してしまうようなところもある。

    思うにこの男性は、とても情が深い。

    我が身可愛さの優柔不断であるとも言えるが、相対しているとどうしても目の前の相手に情が湧いて突き放せない。
    7年間、けなげに貞操を守ってきたおはんにも、今の情婦であるおかよにも、稚い悟に対しても、その瞬間瞬間に哀れさ愛しさが溢れ出て動けなくなる。

    うだつが上がらなくても、外部から眺めて最低な振舞いをするダメンズでも、
    たぶんこういう男性はモテるのだ。

    解説にもあったが、この物語を因果応報で語るこの男の倫理もとても興味深い。
    確かにこの物語の「結」に至る伏線を「起」「承」のあたりから丁寧かつ、あからさまに貼っている箇所は読んでいて気になっていた。
    最後の最後で、あの時ああしていた頃に…と振り返って懺悔する様は、残酷だが物語としてとても際立っている。

    いやぁ…面白かったな。
    昭和の恋愛観、めっちゃ見応えあるわー。
    傑作であると言われる所以がわかる、
    面白い恋愛古典小説でした。

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    2026年01月09日
  • 98歳まで生きてわかった、「超ポジティブ思考」がいちばん!

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    「幸せな思い込み」はその通りになる。帯に書いてある言葉がいい。

    私はよく「幸せだ」「楽しいな」とよく言っているが、ますますその通りになっている気がして、帯の言葉に納得した。

    ・超ポジティブ思考
    ・迷った時は「行動する」ほうを選ぶ。
    ・過ぎたことは後悔せず、たちまち忘れる。
    ・一人でいるときも「陰気な顔つき」をしない
    ・陰気は罪悪
    ・何に対しても否定的に言わない。
    ・幸福は幸福を呼び、不幸は不幸を呼ぶ。
    ・「自分はできる」という確信が、能力を発揮させる。
    ・能力は情熱である。
    ・仕事は「やる気」に必ず応えてくれる。一生懸命にすると必ず面白くなる。
    ・体は「心の思う通り」になる。
    ・長生きの人は長息である。

    励みになる言葉がたくさんだった。宇野千代さんはかなりパワフルな人だ。あまり考え込まずに行動して、陽気に前向きに暮らすことが大事と思った。

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    2025年03月15日
  • おはん(新潮文庫)

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    これは、加納屋を語り手に設定したことによって成功した作品だと思う。

    物語として読むなら、正直なところ、どの登場人物にも共感できない。
    でもこれが、エロスとアガペーについて書かれた寓話なのだとしたら?

    おはんは、一心に加納屋の幸せを願い、加納屋の幸せこそが自分の幸せであると考えている。
    一方、おかよは、加納屋の肉体を求め、とにかく自分のもとにとどまってくれることを望む。
    そして加納屋は、そんな二人の間で、どっちつかずの態度を取り続ける。
    でも、おかよとの生活をこのまま続けたい気持ちも、おはんと悟と親子3人で暮らしたい気持ちも、その瞬間においては本物なのだ。
    本物だからこそ後悔し、悩み苦しむ。
    もちろんそれは自業自得なのだけれども、そこに人間の本質というか、弱さが現れている気がする。

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    2024年09月18日
  • 私の作ったお惣菜

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    美味しそう!!作ってみたい!!
    という気持ちから、
    食事を大切にしよう!!食事を楽しもう!!
    という気持ちに、グラデーションのように変わっていきました。

    何にせよ、素敵な本だと思いました。

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    2024年06月18日
  • 九十歳、イキのいい毎日

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    読めば元気になれる本。特に「私の発明料理」は楽しかった。豚肉の入ったお鮨など、名前を見たときはぎょっとしたが、読んでみると実に美味しそう。そのうちやってみようかな。
    表紙の着物は富士山だろうか。同じ柄が続いているから、波のようにも見えるが、こういう大胆な柄を着こなせるのは本当にすごい。
    巻末には瀬戸内寂聴さんの弔辞が収録されている。寂聴さんももう亡くなっているのだなあとしみじみ。

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    2023年08月12日
  • 生きていく願望

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    ネタバレ

     毎日1万歩、歩く。外は危ないので広い部屋の中を歩く。要する時間は1時間半。片足立ちは17分間平気。台所の用に3時間半。机での仕事に3~4時間。あとは着物の仕事と雑談など。くよくよしてる時間はない。宇野千代(1897.11.28~1996.6.10、享年98)「生きていく願望」、1989.11発行。①愉しいことをしていると、頬に血が上る。血の循りがよくなる。食欲も進む。消化もよくなる。体が丈夫になる所以。②何でも一度してみる。③いつでも生活に夢中になる。④どうしても生きていたいと思う。⑤いつでも明日から後のことを考えている。

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    2023年01月04日
  • 行動することが生きることである

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    「心の張り」
    「心に張りを持つ」は生きる、生き抜くための秘策である。それには思い立ったらまず行動すること。そこであったことに熱中できるほど好奇心を抱くことだ。心が健康であれば身体も健康である、まさに自分に暗示をかける生き方が素晴らしいもの、ことを作り出すと言うことだろう。

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    2022年06月28日
  • 生きて行く私

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    ネタバレ

     いつでも、生活の始めに、まず家を建てる。馬込の家から現在の青山の家まで13軒の家を建てたと。宇野千代はおかしい。理解し難いとの風評もしばしば。雄一、悟、尾崎士郎、梶井基次郎、川端康成、東郷青児、三好達治、北原武夫・・・。宇野千代「生きて行(ゆ)く私」、1992.1刊行、1996.2文庫。明治、大正、昭和、平成を生き抜いてきた女流作家が、その愛と創作の人生を語った書。「徹子の部屋」で、著者があまりにも淡々と○○と寝た、○○と寝たと喋るので、黒柳徹子も大笑いだったとかw。

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    2021年08月10日
  • 私何だか死なないような気がするんですよ 心とからだについての282の知恵

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    老いていくことにマイナスイメージを頂きがちだが、宇野千代さんの98歳になっても前向きで明るい考え方に、老後への恐怖心が少し和らいだように思います。

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    2021年03月20日
  • 生きて行く私

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    こんなふうに自由に生きたい、自分の感情だけに素直でいたい。そんなふうに強く感じさせられる。宇野千代さんのことは全然知らなかったけど、著名すぎる芸術家たちが出てきすぎてびっくりした。
    素直に言うと、この女すげーな!!!って感じ。リスペクトを込めて。

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    2019年07月21日
  • 行動することが生きることである

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    人間は現実と想像を往復して巧みに生活している。その往復こそ宇野千代の「行動像」であり、どこまでも体をぶつけて逃げないことだと説く。さすがにこの考えで90歳まで生きたとあらば言葉に重みがある。

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    2017年08月02日