古賀及子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
とっても良かったです。大切に、少しずつ読みました。古賀さんの日記の、日々のささいなことを書くというのは、でもとても貴重で幸せで大切な瞬間なんだと毎回気付かされます。息子さんと娘さんと、アイス食べたこと。トリートメント詰め替えにボディーソープが入ったこと。息子さんや娘さんの何気ない一言、たとえば18歳の息子さんがお酒の味を知ってるような気がする、というようなことを言って、味わったことはないけど、知ってるような味という気分を自身は思い出せないけど、お酒を知らない気分、初めて知った気分、知りゆく気分を息子と味わえる、というようなことが随所に散りばめられて、子育ての良さを味わえるのが素敵です。
刊行 -
Posted by ブクログ
この本では、自分が1番好きな食べ物を決めるまでの紆余曲折が書かれている。
プロフィール帳を書く機会でもない限り、そこまで好きな食べ物に拘らなくてもいいんじゃ…?とも思いつつ、自分のアイデンティティを見つけていくことにも重なるのかな?
この本を読んだあと、職場のおじさまが、
取引先からいただいたお菓子を奥さんへと持ち帰ると、『これ好きなやつ〜!』」と喜んでくれることがよくあって持ち帰り甲斐がある、と嬉しそうに話されていた。
それを聞いた時に私は、好きな食べ物はいくらあってもいいし、自分のキャラに合ってなくてもいい。どんな程度であれ、好きな食べ物を目の前にすれば、その気持ちを表出した方が、自分も -
Posted by ブクログ
著者のエッセイは間違いなく面白い。
日常を淡々と描いているけど、ときどき深い考察、分析があってそこがポイント高し。
頻繁に登場する息子、娘のそのユニークさ。
この母親あってこの子らありって感じで面白い。
3人仲良しで会話がすべて微笑ましい。
著者がスーパーに行くと言えば娘もたいがいついてきて一緒に行く。中学生で反抗期なんてどこ吹く風な感じでいい。
高校生の息子もめっちゃユニーク。
ぶどうがまずくて冷蔵庫に残ってたら、”ジャムにするしかねぇ”って言ってネットで調べて種をとり冷凍する高校生がいるなんて驚きだ。
時に哲学的でもあるこの息子。
一緒に住んでいて飽きないかも。
この日常こそが宝物なんだよ -
Posted by ブクログ
好きな食べ物を見つけるためにあちこち走り回り、検証を繰り返し、熟考し、食べ物と己に向き合い続ける、その過程がめちゃくちゃおもしろい!私ももっと「好きな食べ物」に真正面から向き合ってみたくなった。でも、私の好きな食べ物はあんかけ焼きそばです。
【読んだ目的・理由】古賀及子さんの本を読んでみたかったから
【入手経路】買った
【詳細評価】☆4.2
【一番好きな表現】生きていると、料理だけじゃなく、もう何もかもが「なんで今までやらなかったんだ」ばかりだ。年月を超えてやっていくというのは、これまでのうかつさを恥じ続けることなのかもしれない。(本文から引用) -
Posted by ブクログ
なんでもないような日常が書いてあるだけ、といえばそうなんだけど、子どもたちとの何気ない会話に人柄の良さを感じる。高校生の息子くんも、中学生の娘ちゃんも、お母さんである古賀さんと適度に仲良しで、素敵なご家庭。
たぶん、こういう、なんでもないようなことが幸せなんだと思う。
THE虎舞竜のロードがリフレインする。
なんでもないような日常って、何でもなさすぎてホントに忘れる。でも、「昨日なにしたっけ?」と日記を開いて思い出して書こうとするとき、自分がたしかに生きていたことを実感する。なんだー、案外いいこともあったじゃんーって思う。私も日記を続けている人として、「うんうん、そうですよね!」とひとりで相 -
Posted by ブクログ
日記についての価値観、どんな日記を作っているか、という内容。
日記をつけている人はこんな日記の書き方もあるという発見、日記を付けていない人も、書きたくなるような内容。
私自身も日記を付けており、その日にあった出来事をただズラズラと書き殴って感情の吐き出し場所のようにしている。
しかしこの本に書かれている「日記」というものはそういうものではなくて、日常を切り取った何気ない、書かなければ忘れてしまいそうな一瞬について書く、というもの。
2章3章では実際の日記も掲載されている。そこでは、私から見ると短編小説のようで、読んでいて細かな風景が思い浮かべられるものだった。こんな風に書くのは難しいな~と -
Posted by ブクログ
「好きな食べ物はなんですか?」に対する最適解を考察していく。ある程度の食べものを食してきて、コミュニケーションスキルの1つとして、いい大人になった今ならではの…ベストな好きな食べ物があるはず!様々な選択肢から論理立てて答えを探し求める様子が収められていました。1位から3位の表彰台に台乗りしたり降りたり、入れ代わり立ち代わり並んでいた食べ物イラストも可愛らしかった。
『憧れる、尊敬する、共感する、興奮する、安心する、好きな気持ちには様々にポジティブな感情が同居する。対象によって心の動きはずいぶん違う。…好きな食べ物たちはそれぞれの感情を連れてくる。それで私は、ずっとくるくる翻弄させられるのだ。