古賀及子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
古賀さんの文章を読める、という幸せを心から味わえる一冊でした。
古賀さんの幼少から社会人まで、記憶に残ったエピソード(特にそれぞれの土地にちなんだもの)を集めた一冊で、学生、短期留学、選挙管理事務所の事務、ショップ店員、会社員、劇団ワークショップなどなどバラエティに富んだ体験を読めるのがとても面白いです。祖父母の可愛い孫として、彼氏さんの家に一人で泊まる若い女の子として、素敵なお母さんとして、それぞれの顔をした古賀さんが、ペースを崩さず、物怖じせず、真っ当な感性で(羨ましい。。)周りの人と交流している姿がとてもとても面白かったです。毎度お守りのような本をありがとうございます。 -
Posted by ブクログ
冒頭から面白すぎて最高の一冊。
好きな食べ物についてここまで深く真剣に向き合っていく古賀さん面白すぎる。
しかも単に食の好みを自身に問うているのではなくそこから垣間見える自分の本質や他者からの評価まで意識しているとは……。
あれ、そんなに深淵を覗くような行為だったっけ好きな食べ物を発表するって(白目)。
解説で上白石さんも言うようにこれはもう論文、論文と名乗っていいレベルの考察だと思う。
いや、違うけど対象に臨む姿勢は論文と同じ物を感じた。
まだ5月入りたてだけど今月のマイベストはこれで決まりそうな気がするー。
ちなみに古賀さんと一緒に自分も好きな食べ物検討していたからすんなり発表でき -
Posted by ブクログ
日記についての価値観、どんな日記を作っているか、という内容。
日記をつけている人はこんな日記の書き方もあるという発見、日記を付けていない人も、書きたくなるような内容。
私自身も日記を付けており、その日にあった出来事をただズラズラと書き殴って感情の吐き出し場所のようにしている。
しかしこの本に書かれている「日記」というものはそういうものではなくて、日常を切り取った何気ない、書かなければ忘れてしまいそうな一瞬について書く、というもの。
2章3章では実際の日記も掲載されている。そこでは、私から見ると短編小説のようで、読んでいて細かな風景が思い浮かべられるものだった。こんな風に書くのは難しいな~と -
Posted by ブクログ
子供の頃は好きな食べ物は即答出来ていたけど
それは自分というのはこういう人です!という自己紹介のようなものでもあった気がする。
そもそも好きな理由って、好きだから。でいいのになぜ好きなのかも説明出来ている時点そういう事だったのか。
大人になって好きな食べ物はなんですか?と改めて聞かれると確かに見つからない。多くの美味しいものも食べた経験と、上記の理由もあいまってますますわからなくなる…
著者はその「自分の好きな食べ物=私はこういう人間です!」に値する食べ物を探していく…もはや寿司!なんてものは種類が多すぎるしという意見も、そもそも固有名詞でなくてもポムポムプリンのように「ふにゃふにゃしたもの」