古賀及子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
著者のエッセイは間違いなく面白い。
日常を淡々と描いているけど、ときどき深い考察、分析があってそこがポイント高し。
頻繁に登場する息子、娘のそのユニークさ。
この母親あってこの子らありって感じで面白い。
3人仲良しで会話がすべて微笑ましい。
著者がスーパーに行くと言えば娘もたいがいついてきて一緒に行く。中学生で反抗期なんてどこ吹く風な感じでいい。
高校生の息子もめっちゃユニーク。
ぶどうがまずくて冷蔵庫に残ってたら、”ジャムにするしかねぇ”って言ってネットで調べて種をとり冷凍する高校生がいるなんて驚きだ。
時に哲学的でもあるこの息子。
一緒に住んでいて飽きないかも。
この日常こそが宝物なんだよ -
Posted by ブクログ
好きな食べ物を見つけるためにあちこち走り回り、検証を繰り返し、熟考し、食べ物と己に向き合い続ける、その過程がめちゃくちゃおもしろい!私ももっと「好きな食べ物」に真正面から向き合ってみたくなった。でも、私の好きな食べ物はあんかけ焼きそばです。
【読んだ目的・理由】古賀及子さんの本を読んでみたかったから
【入手経路】買った
【詳細評価】☆4.2
【一番好きな表現】生きていると、料理だけじゃなく、もう何もかもが「なんで今までやらなかったんだ」ばかりだ。年月を超えてやっていくというのは、これまでのうかつさを恥じ続けることなのかもしれない。(本文から引用) -
Posted by ブクログ
なんでもないような日常が書いてあるだけ、といえばそうなんだけど、子どもたちとの何気ない会話に人柄の良さを感じる。高校生の息子くんも、中学生の娘ちゃんも、お母さんである古賀さんと適度に仲良しで、素敵なご家庭。
たぶん、こういう、なんでもないようなことが幸せなんだと思う。
THE虎舞竜のロードがリフレインする。
なんでもないような日常って、何でもなさすぎてホントに忘れる。でも、「昨日なにしたっけ?」と日記を開いて思い出して書こうとするとき、自分がたしかに生きていたことを実感する。なんだー、案外いいこともあったじゃんーって思う。私も日記を続けている人として、「うんうん、そうですよね!」とひとりで相 -
Posted by ブクログ
日記についての価値観、どんな日記を作っているか、という内容。
日記をつけている人はこんな日記の書き方もあるという発見、日記を付けていない人も、書きたくなるような内容。
私自身も日記を付けており、その日にあった出来事をただズラズラと書き殴って感情の吐き出し場所のようにしている。
しかしこの本に書かれている「日記」というものはそういうものではなくて、日常を切り取った何気ない、書かなければ忘れてしまいそうな一瞬について書く、というもの。
2章3章では実際の日記も掲載されている。そこでは、私から見ると短編小説のようで、読んでいて細かな風景が思い浮かべられるものだった。こんな風に書くのは難しいな~と -
Posted by ブクログ
子供の頃は好きな食べ物は即答出来ていたけど
それは自分というのはこういう人です!という自己紹介のようなものでもあった気がする。
そもそも好きな理由って、好きだから。でいいのになぜ好きなのかも説明出来ている時点そういう事だったのか。
大人になって好きな食べ物はなんですか?と改めて聞かれると確かに見つからない。多くの美味しいものも食べた経験と、上記の理由もあいまってますますわからなくなる…
著者はその「自分の好きな食べ物=私はこういう人間です!」に値する食べ物を探していく…もはや寿司!なんてものは種類が多すぎるしという意見も、そもそも固有名詞でなくてもポムポムプリンのように「ふにゃふにゃしたもの」 -
Posted by ブクログ
今の世の中は、美味しいもので溢れかえっているため、1つだけ「この食べ物が好きです!」と声高らかに言えるものが自分もないことに気付かされた。
その時の気分によって、数多の好きな食べ物から都度都度ピックアップして伝えていた気がする。
好きな食べ物をはっきりと紹介できることによって、自分がどう見られたいか、自分というキャラの確立。
そして周りに好きな食べ物を認知してもらえることによって、その食べ物に関する情報が集まってくるというメリット。
好きな食べ物とは、真剣に考え、答えるべき「問い」であることに気付かされた。
作者の好きな食べ物を見つけるまでの道のりが描かれている本書は、誰もが過ごしている