古賀及子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
とても読みやすくするする文章が読めた。エッセイなのかなと思って読みはじめたけどたしかにエッセイではあるけどこれは「日記」だ。お子さまのこととか仕事のこととか考えたこととかとにかく日常がそこに並んでる。日々のなにげないきらめきが愛おしく尊いなあ。なにげないからこそ尊いのかもしれない。だれもがみんななんとなく知ってたり体験したことのある情景がそこにあるから。
わたしは一時期日記を書いてたことがあるんですけど一回やめてしまったらそこから全然書けなくなってしまってそのままになってる。これを読んだら日記をまた書きたくなりました。覚えてられれと思ったけど全然ほとんど忘れてるからやはりメモは大事。日記はただ書くだけ。自分にもできるんじゃないかという気がして勇気づけられました。 -
Posted by ブクログ
ずっと気になってた古賀及子さんの本。
タイトルから、共感しかなかったけど、開いてみて最初のページから笑が溢れてにやにや。
「つまりこれはいかんともしがたく愛の話なんだろう。」
読み終わってまず、こんなにも自分と照らし合わせてどんどん思い出が込み上がってかたり、あぁわかる…と一人で声を漏らしたり、思わず吹き出しそうになるのをひとり喫茶店で押し込めたりする、エンターテイメントな一冊があるだろうか。まだ7月だけど今年一楽しく読んだ一冊かも知れない。
毎回読みながら気になったフレーズや共感した表現をメモするけど、こんなにメモが大量になったことはない。
読みながら私も、私の好きな食べ物を思い浮かべた。
からあげ、餃子、あんまん、ホットック、ティラミス、チョコレートケーキ…それぞれエピソードと一緒に語れる…
古賀さんが好きな食べ物を追求する姿を眺めながら、食べたいものを食べながら、自分の好きな食べ物をぐるぐる考える時間。あー楽しかった。
「毎日食べたいものと、好きな食べ物との違い。死ぬ前に食べたいものすら好きな食べ物とは違う。
好きな食べ物と、実際に食べ物を食べることのあいだには、なんだか妙な溝がある。
もしかして私、恋愛と結婚の話してますかね?」
「「好きな食べ物」は、自分に言い聞かせることで自分の人生を豊かにもするものであり、大勢の人の前で発表したり、ごく個人的なコミュニケーションをするためにも機能する「ことば」だ。
自分にかける、これは魔法だ。自分がどうありたいか、それが問いの本質なんだ。」
「好きな食べ物として選ぶのに適した選びとったらしい狭さとおおらかな広さがある」
好きな食べ物の回答として悩むのは、そのバランスが取れてないように感じるものが多いからなのかも知れない。古賀さんの、16の食べ物を好きと言った時の自分に対する感想が素直すぎて、共感しすぎて、目から鱗。
萌音ちゃんの解説も、とっても面白かった。
「古賀及子さんの文章に私が感じるのは、母のような安心感と、親友のような愉快さと、恋人のような刺激である。」
本書で私もすっかり古賀さんのファンになった。 -
Posted by ブクログ
おもしろかった〜!!2023年7月から2025年10月までの1日200文字の日記。ほぼほぼ日常のたわいのない事だけど、忘れないように書き留めておくことでこんな面白いことになるんだという発見!!
最近失恋して、その期間丸々一緒に過ごしたなぁと読みながら涙が止まらなかったところもあったけど、ハンガーのタトゥーの人の話とか、古賀さんが「レストランに連れてきてもらっていいな〜」ってなぜか子ども側の気持ちになってることとか読んでて爆笑させてもらえる場面も多かった。
どの年代の自分も自分の中で生き続けるっていう言葉も今の自分の心に残った。 辛かったこの期間の自分も将来の自分が肯定してくれるといいなぁって思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレめちゃくちゃおもしろかった〜〜!!!ただただ好きな食べ物について考えるだけ(ほんとーーーうにそれだけ)なのに、読み応えがあって笑える瞬間もあってすごい!!
⬇️以下、本文引用
なにかに夢中になる人が輝く時代だ。推しという概念が広がりに広がって、愛による心のときめきを、今や多くの人が可視化して認識している。同時に、夢中になれない宙ぶらりんの状態を拗ねる気分も自分にばれてしまって、いつもなんだか物足りないような気に、どうしてもなりやすい。
その物足りなさを、今は餅がもちもちむっちり埋めて、ああ、あそこに大福があると私は駆けよって眺める(買う)。楽しい。
⬆️ここが特に良すぎる。核心を突くような鋭い言語化の2秒後にはもちもちのお餅の話をしている、このテンポ感がすばらしい。 -
Posted by ブクログ
人生の本棚に入ってしまあた〜!
この本を手に取ったのは、まさにちょうど今、「私の本当に好きな食べ物ってなんなんだろう」「食べ物の総当たり戦でもやってみようかな」と考えていた時、本屋で出会ったからである!!!
ドンピシャ、運命的な出会い、それも、表紙めくると「いつだって私たちは言い切れなさのなかにいる」という、ただの食のエッセイじゃないぞ感漂う言葉が、わくわくをもっと大きくした。
そしてその期待を裏切らず遥かに超える自己観察、こだわり、言語表現力…!!!解説にもあったように、古賀さんは各方面に尊敬の気持ちを持ちながら、自分の言葉や心の向き方に正直に、最後まで考え抜いた人であり、それが真似できないしかっこいい。ぜひ一生手元に置いておきたいし、また読みたいし、他のエッセイも絶対に読みたい。
あと途中で出てきた食のプロフィールよかった!やりたい!友達に書いてもらいたい!