古賀及子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレうーん、私は枝豆とビール。
あ、1つに絞らなきゃダメ?
「好きな食べ物は何ですか?」
誰もが1度はしたりされたりする質問にこんなに真摯に向き合う人がいただろうか?
しかも分析と考察は深く、展開は早い。
ツッコミがとんでもなく面白い。
「あぁ、そうか。寿司というのが1つの料理であって、1つの料理じゃないのか」
「英検や簿記検定を持っているのと同様に、同僚は「カツ丼」を持っていた」
論点はどんどんずらされ、好きな食べ物を探す旅に引き込まれて行く。作者とともに考えながら、いつのまにか「それが好きな自分とは何者なのか」という哲学に発展する。
自分の好きなモノとの向き合い方を学んだ私は、新し -
Posted by ブクログ
好きなエッセイを書く文筆家と出会ってしまった、
そう思った本です。
好きな食べ物はなんですか?
そう聞かれて、
いつもりんごです、グラタンですと答えていました。
でも本当にそうなのか、私が好きな食べ物はもしかするともっと他にあるのでは?とふと思いながら読み進めました。
あまりにも真剣に考えているので、
こちらも真剣に耳を澄ませて読み進め、
しかしながらその真剣さについ笑ってしまうような
そんな本です。
推しである萌音ちゃんのコメントを読んで尚更
私が古賀さんに魅力を感じたことが言語化されました。(ぜひ、解説も読んでいただきたいです。)
古賀さんの他の作品も読ませていただきたい、
その -
Posted by ブクログ
古賀さんの文章を読める、という幸せを心から味わえる一冊でした。
古賀さんの幼少から社会人まで、記憶に残ったエピソード(特にそれぞれの土地にちなんだもの)を集めた一冊で、学生、短期留学、選挙管理事務所の事務、ショップ店員、会社員、劇団ワークショップなどなどバラエティに富んだ体験を読めるのがとても面白いです。祖父母の可愛い孫として、彼氏さんの家に一人で泊まる若い女の子として、素敵なお母さんとして、それぞれの顔をした古賀さんが、ペースを崩さず、物怖じせず、真っ当な感性で(羨ましい。。)周りの人と交流している姿がとてもとても面白かったです。毎度お守りのような本をありがとうございます。 -
Posted by ブクログ
とっても良かったです。大切に、少しずつ読みました。古賀さんの日記の、日々のささいなことを書くというのは、でもとても貴重で幸せで大切な瞬間なんだと毎回気付かされます。息子さんと娘さんと、アイス食べたこと。トリートメント詰め替えにボディーソープが入ったこと。息子さんや娘さんの何気ない一言、たとえば18歳の息子さんがお酒の味を知ってるような気がする、というようなことを言って、味わったことはないけど、知ってるような味という気分を自身は思い出せないけど、お酒を知らない気分、初めて知った気分、知りゆく気分を息子と味わえる、というようなことが随所に散りばめられて、子育ての良さを味わえるのが素敵です。
刊行 -
Posted by ブクログ
この本では、自分が1番好きな食べ物を決めるまでの紆余曲折が書かれている。
プロフィール帳を書く機会でもない限り、そこまで好きな食べ物に拘らなくてもいいんじゃ…?とも思いつつ、自分のアイデンティティを見つけていくことにも重なるのかな?
この本を読んだあと、職場のおじさまが、
取引先からいただいたお菓子を奥さんへと持ち帰ると、『これ好きなやつ〜!』」と喜んでくれることがよくあって持ち帰り甲斐がある、と嬉しそうに話されていた。
それを聞いた時に私は、好きな食べ物はいくらあってもいいし、自分のキャラに合ってなくてもいい。どんな程度であれ、好きな食べ物を目の前にすれば、その気持ちを表出した方が、自分も