藤栄道彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ケネディを中心に、ゲバラ、ムッソリーニ、
ロベスピエール、大久保利通といった政治家たちが
続々と来店。14巻は「政治」のお話です。
果物盗難やアイドルの不祥事など、時事ネタも
挟まれていきますが、「政治」をお話の中心に据えての
展開になっているので、メインはほぼケネディ。
メインキャラクターたちの活躍はやや控えめですね。
偉人たちを題材に、いろんな方面に目を向けていく
方向性は相変わらず面白いですが、偉人の出現の仕方や
メニューの注文の仕方、誰が残り誰が帰っていくのかなど
物語の基本的な流れがやや揺らいできたような。
ここ何巻かは絵の変化も気になるところですねー。 -
Posted by ブクログ
死を目前にした世界の偉人が訪れるレストラン。
もう13巻なんですね。今回はポカホンタスや
細川ガラシャ、エカチェリーナ2世など、
1巻まるごと女性のお客さま特集といった感じでした。
今でこそ女性の社会参画は珍しくありませんが、
今巻登場の歴史上の女性たちが過ごした時代は
政治や文化の環境もずいぶん違っていましたし、
さまざまな苦心・苦労があったのだろうと改めて感じます。
偉人たちが訪れ、帰ったり残ったりする条件をはじめ
物語世界の大筋が止まったままなのが少し気になりますね。
加えて画風も少し変わってきたような…。
どう続き、どこへ向かおうとしているのか、気になります。 -
Posted by ブクログ
歴史上の人物の中には、近代人によって人格を与えられた人物も多い。ここに登場するのは、その「作られた人格」を逆手に取り、「こいつらが人生最後に食べるとしたら、どんな料理が良いだろう?」をいうのを考えてみたというお話。
実際には、歴史上の「人格」などというのはナンセンスである。まして、それは自分たち自身が勝手に当てはめた現代人の希望にすぎない。エヴァよろしく「現実は夢の終わり」と言う事を思い知らされて終わるわけだが、この漫画においては、それは「偉人からオーナーへの一言」によってなされる。なるほど、「偉人の人格」とはこうして現代人に希望を与えるのか。
まあ、こういう仕掛けになっているので、 -
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色々残念
歴史上の偉人が、死の間際に現代の日本のレストランに現れ、最後の晩餐をするという話。
このアイデアは悪くない、いや、かなり良い。
が…、実際読むと色々残念。
まず、歴史考証がきっちりされていない。
本能寺の変に奥方とかって、誰ですか?
また、ストーリーの矛盾も多々ある。
まずは、フランス語やイタリア語が2コマ目からは会話できているところ。
「信長なら気に入らないと首をはねられそう」とか言っておきながら、最後に「本人のはずがない」という発言があったり、「マリーアントワネット」と認識しておきながら死刑になるという事にピンと来ていない点など。
要は、世界史の偉人というテーマを元に適当にスト -
購入済み
びっくり
びっくりするくらい絵が安定していない。表紙からして心配になるくらい崩れている。優秀なアシスタントでも抜けたのか?
作者には頑張って立て直してほしい。