長谷川晶一のレビュー一覧
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ネタバレ青春といえば、部活動!
この本は、大阪偕星学園のキムチ部の発足から活動と成長の記録が書かれています。
高校の食品関係の成果を書いた本としては、
『さばの缶づめ、宇宙へいく 鯖街道を宇宙へつなげた高校生たち』という本があって、福井県立若狭高校の生徒と先生が、旧・小浜水産高校から継続して困難を乗り越え、JAXAの正式認証を勝ち得て、宇宙食としてのさば缶を開発した熱いお話があります。
でも、この大阪偕星学園のキムチ部の本は、学科ではなく、学校から承認を得ている純粋に部活動としてのお話です。
全国で唯一の存在であるキムチ部は、同学園の起死回生の切り札として2022年4月に発足しました。 -
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Posted by ブクログ
私観ながらプロ野球80年以上の歴史をコンパクトにまとめた作品。筆者のこの労力はなかなか読者に伝わらないように思う。これは力作です!
巨人ファンの自分にはスワローズに偏りすぎでは?と思いつつ、良くここまでの分量に抑えて1冊にまとめたと思う、良く出来た一冊。
筆者の長谷川晶一さん、ほぼほぼ同世代、同じように(ライバル校ですが)学生時代を過ごし、Gやヤクルトを応援、スタンドは違えどもどこかで必ず同じスタジアムの空気を吸ってたと思う。
なので、かなり身びいき的に本書を熟読。
局アナとの関係なども詳述。この労力はなかなかのものだったと思う。
筆者にはあのヤクルトVS西武の伝説の日本シリーズを描い -
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Posted by ブクログ
伊藤智仁。ゴジラ松井と同じ年にヤクルトへ入団。ルーキーイヤーでは実働2ヶ月半だが、三振を奪いまくる高速スライダーと防御率0点台が評価されて新人王。その年、1試合奪三振の日本記録を達成しながらサヨナラホームランを打たれたことは、結果的に「悲運のエース」としての彼を象徴するシーンだ。
華々しい1年目だったが、その後はケガに苦しみ、短い現役生活のほとんどが手術とリハビリの繰り返しだった。しかし、本書の彼の発言には悲壮感や後悔は感じられない。あまりに柔軟で故障しやすい肩関節や新人時代に過酷な登板数を強いられたことも、そして「悲運のエース」と呼ばれたこともプロ野球で注目を浴びることができたと、前向きに