長谷川晶一のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
神奈川県立厚木高校という県下有数の進学校、しかも公立の高校生が未経験から強豪のチアダンス部に入り、2年間で全米制覇に至るまでの軌跡を描いたノンフィクション。
################
「頑張れば夢は叶うんだよ♪」
23名の少女が「二年間」という限られた時間、全力で、決して休むことなく手を抜くことなくつかんだシンプルな事実。
################
集団で何か一つのことを成し遂げる事。高校生だからこそ、一生懸命だし、喧嘩もするし、泣いたり笑ったり、自己陶酔をして何にも考えずに突っ走れるんだと思う。
社会人になってからは決して出来ないであろう「青春」が本当にまぶしいです。 -
Posted by ブクログ
野球そのものにそんなに興味ないのだが、昔のちょっと知ってる名前があるとやっぱり読んでみたくなる。知ってると言ったって、進め!パイレーツか、がんばれ!!タブチくん!!でくらいしか知らない。なので、本の中で出て来る、川上哲治氏への複雑な思いなんぞ、全くわからない。
もう90歳越えて、ちょっと認知症やばい、約束してきたけど会えへんのとちゃうか、と言うところから始まる。なんじゃこれはと思ったのだが。
ヤクルトの初優勝の年を中心に、広岡氏にインタビューを進め、周辺の人の言葉も合わせて広岡達朗という人物を浮かび上がらせていく。
硬骨漢のサムライ。
そんな言葉が浮かんだ。
正しいことを正しいやり方で正しく続ければ必ず結果になる。
まさに正論をゴリゴリ押してくる。目的は勝利であって、監督と選手の関係であって、それ以外は些末である。そんな監督だったみたい。
だがそのやり方がうまくいくのは、チャンスと人生が無限にあることが前提な気がするし、全く認めていないという野村克也監督とは正逆のやり方なんだろう。少なくとも、タイガースでは全くうまくいかなかったんじゃないかと思うけど。
ぼくが子供のころはジャイアンツV9で圧倒的で、その後でヤクルトが優勝したのは覚えているが、あれが初優勝やったんか。
認知云々ていうちょっと失礼な展開が要るのかと思っていたら、最後の一章のためだったのか。なるほど。 -
Posted by ブクログ
東京ヤクルトスワローズの投手で今季現役最年長選手となる石川雅規投手の2021年と2022年の自身の選手生活を本人のインタビューも交えながら振り返った一冊。
チームが2年連続のリーグ連覇を果たした中、150キロ代の速球中心となった球界において小さい体で130キロ代のボールを巧みに操り打者を翻弄するピッチングと歳を重ねても飽くなき探究心を持ち続けている姿は読んでいて凄いなと感心しました。
そして、自身初となる開幕2軍スタートや投げ抹消を経験する中で苦難の始まりとなったシーズンで20年連続勝利記録や500試合登板、日本シリーズ初勝利を飾った21年シーズン、そしてシリーズ連覇を狙った翌年は3000イニング登板や交流戦最多となる27勝を上げる一方でコロナ感染による離脱など紆余曲折の中での石川選手の心境や本音を本書で知ることができる貴重な機会だと感じました。
20もの時の違う奥川投手や同年代の嶋選手とのバッテリーなど年齢差なく誰とでも気軽に接する姿勢には感心しました。
同年代の雄平選手の引退試合での連続先発記録が途切れる中での登板になったことや石山選手や中村選手が調子が上がらない中での薫陶などは石川選手の器の大きさも感じることができました。
今季球界最年長選手となり、通算200勝にも現段階であと16勝と迫った石川選手の選手としての魅力や飽くなき探究心を本書で存分に感じることができました。
そして、これからどのようなピッチングで私たちを魅了してくれるのかという期待がますます高まった一冊でした。 -
Posted by ブクログ
「空手バカ一代」のことをずっと「空手家のバカな一代記」だと思っていましたが、正解は「空手バカの一代記」でした。でも本書は「野球バカの本」ではなく、「野球のバカ本」なのであります。本屋さんで一定のスペースを取り続ける野球本、選手や監督の栄枯盛衰と共に次々と生まれ、どんどん消えていく野球をテーマにした本の中で今となってはバカバカしいけど、そのバカバカしさに愛おしさを感じる本を「バカ本」としてレビューするネット企画から生まれた本です。数多ある「バカ本」をレジェンドバカ本、夫婦バカ本、助っ人バカ本、若気のバカ本、読売バカ本、ウンチクバカ本、毒舌バカ本、ノムさんバカ本、長谷川バカ本に分けて紹介。これだけの本が出ては消えしているのは、日本人にとって「プロ野球」がまだまだ愛すべきコンテンツだからなのだと思います。サッカーに、こんな「バカ本」ジャンルあるのかなぁ?著者は「プロ野球12球団ファンクラブ全部に10年間入会してみた!」で出会って以来、都度都度読んでいる筋金入りの「野球バカ」長谷川晶一。自分の本を「バカ本」として自虐的に紹介するに至って、この本も愛すべき「バカ本」から、愛すべき「野球バカの本」に微妙にシフトしているのでありました。いよいよ球春、さあ、ジャイアン対マリナーズのオープン戦、久々に地上波で見てみようっと!