【感想・ネタバレ】イチローのバットがなくなる日 「アオダモ」を巡る渾身のルポルタージュのレビュー

あらすじ

メジャーリーグで10年連続200本安打を達成した、世界のイチロー。そのイチローのバットには秘密がある。彼は70年以上も前に植えられた「アオダモ」製バットにこだわり、今も使い続けている。アオダモの魅力は驚異的なしなりと粘りで、他の外国産材に比べて格段に折れにくく飛距離がでるバットが出来上がる。かつて一流選手の多くがアオダモ製バットにこだわり、あの落合博満(現・中日ドラゴンズ監督)も、造林現場に足を運びアオダモを自分の目で選んでいたという。しかし、そのアオダモが今絶滅の危機に瀕している。イチローが現役を引退するとき、アオダモは消える……。2003年から2010年、バットを巡る渾身のルポルタージュ。

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Posted by ブクログ

「アオダモの木 植樹セレモニー」なら何度も見たことはあるけど
正直こんなに奥が深いというか考えさせられるとは思わなかった。
たかが木製バット、されど木製バット。
プロ野球選手が使用しているバットの木の種類なんて全く知らなかったけど
あぁそんなに種類があって、その中でもアオダモが消滅の危機なのだな。と
一本約70年。今植えたとしても70年後の2090年なのか、と愕然とした
沢山の企業や沢山の林業や職人が携わって
その先に選手がいるんだなと改めて知った本。
アオダモ、めちゃくちゃ奥が深い。

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2020年08月30日

Posted by ブクログ

「アオダモ」って植物の名前だったのか・・・
というぐらい何も知らない私が、
なぜこんな本を読んでいるのかというと、
仕事のためです。

でも、ちょっと思ったのと違ったかなぁ。

でもでも、職人さんの心意気には感動。
どんな道のプロでもすごい人には共通点がある。
自分の仕事への誇り。
言い訳をしない潔さ。
ひとつのことをし続ける情熱。
そんなバット作りに携わる職人さんたちの心意気のうえに、
イチローさんをはじめとする野球人たちの偉業がある。

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2011年01月05日

Posted by ブクログ

彼のバットは北海道日高地方のアオダモの木。落合も松井もプロ野球選手はアオダモのバットを好んだ。しかしアオダモを取り巻く環境は急速に悪化。あと数年でアオダモバットはなくなるかもしれない。

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2010年12月14日

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