浅倉卓弥のレビュー一覧
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表紙の綺麗な装画とタイトルに惹かれ、手に取った作品。
この物語の不思議な本屋が売っている「親切」や「奇跡」の押し売りなら、私は喜んでネギを背負って鴨になりたい。そんなヨコシマな気持ち全開で読み進めた。
不思議な本屋「咲良」との出会いが、
「本当に大切なものって何だろう?」とハッとさせられ、傷ついた心にそっと寄り添い癒やしてくれる感じが、たまらなくいい!
なかでも第一話「かんじんなことは目に見えない」に描かれる、不器用な母娘の確執。目に見えない本当の意味を知ることで、凍りかけた心が春の暖かさで溶けていくような、ぬくもりを感じた。
家族だからって、黙っていて伝わることなんてない。純文学じゃある -
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好きなことば
大丈夫だよ。ちゃんと見守られているから。花は水をもらっているよ(p.397)
思いのままなんですからね(p.6)
いいこともちゃんとやってきますから。ねぇ、ノーラ。だから、きっと大丈夫(p.48)
「いいこともちゃんとやってきますから。」
SNS時代、他人と自分を比べてしまう私たちが普段忘れがちな当たり前を、もう一度考え直すきっかけになる1冊。
友達からこの本の紹介を受けたが、シュレディンガーの猫が主題なのでしょうか(?)
ミッドナイトライブラリーはいわゆるどんな存在なのか?生と死の重ね合わせの世界観の単純化の仕方が独特!
哲学をちょっとでも学んで、違う見方でもう1度読んでみ -
Posted by ブクログ
ネタバレ相性が良かったのか文章はかなり読みやすかった。
主人公の過去の出来事から千織と生きてきた現在まで、センターの人々との交流……あたりまでは各人のキャラも良く好みだったのだが、途中から真理子がほぼ主人公と化す展開で千織も出てこなくなるしダレてしまった。描きたかった要素なのはわかるが真理子にどれだけ入れ込めるかによると思う。
終盤の奇跡の連鎖はやりすぎとも感じず綺麗にまとめていたとは思うが、……いや真理子って結局単なる事故で運悪く死んでるだけじゃん?という気持ちが拭えず。あの展開に持っていくのにどうしてもその要素が必要か?ともやもやした。読み終わって悪くはなかったけど期待した内容とは少しずつずれてい -
Posted by ブクログ
桜色の美しい表紙に惹かれてページを捲る。
不思議な本屋に導かれるように扉を開けると少女と三毛猫が迎えてくれる。
どうしても気になっていたこと…
聞けなかったこと、聞き逃していたことを今になって考えてしまい思い出の本を開いてみる。
こうしたかった…もっと話したかったことが思い出され、猫の声に導かれて行った先には本屋なのか、喫茶店なのか…
持っていた本について少女に聞かされているうちに…不思議な体験をする。
確かめたいと思ってた場面のなかに入り込んで、懐かしいひとときを体験する。
本が繋いでくれる縁。
桜が咲き誇る時季にだけ開くその扉。
この不思議な時間、必要なのかも…。
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Posted by ブクログ
人生について考える本っぽかったので多少主人公に難ありでそこから何かあって変わってく…と思ってはいたけど、序盤の主人公があまりにもで…最初の場面転換までとりあえず読まないことにはこちらが鬱になりそうでした。
場面転換後は、後悔した分岐点で選ばなかった方を選択してみたら…?の繰り返しで徐々に主人公が考えたが変わり強くなり…最後はちょっと無理矢理導いた?感じもしますが、生きることを選び前向きにになっていて物語自体の読後はすっきりで良かったです。
主人公が自分の人生を振り返るように、400Pくらいある中で選択が繰り返され、自分の人生も振り返っちゃって自分としての読後はモヤ〜でした(笑)忘れた方がいいこ -
Posted by ブクログ
この作品はミステリではなく、ファンタジーであると思う。ネタは別の作家が使用している。
しかしそれでもやっぱり良い。心を動かしてくれたことは嬉しい。
最初は特に動きもないが、途中から集中して行くでしょう。
第1回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞金賞受賞作として、「描写力抜群、正統派の魅力」「新人離れしたうまさが光る!」「張り巡らされた伏線がラストで感動へと結実する」「ここ十年の新人賞ベスト1」と絶賛された感涙のベストセラー。脳に障害を負った少女とピアニストの道を閉ざされた青年が山奥の診療所で遭遇する不思議な出来事を、最高の筆致で描く癒しと再生のファンタジー。