浅倉卓弥のレビュー一覧
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歴史好きではないので史実説明は頭が痛くなる。その辺が上巻より気にはなったけど上巻でしっかり登場人物を掴んでおけば乗り切れるかな。でも、史実でもないんだよな。歴史苦手だともう、その辺は無視するしか。Posted by ブクログ
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このミステリーがすごい!第1回大賞作だが、トリックも殺人もどんでん返しもない。脳に障害のある少女のことを丁寧に書いて、読み進むうちに少しずつわかる様な気にさせるところなど、小説のうまさと面白さを味わえる。ピアノ曲のびょうの描写もすごくいいので、次の作品を読みたくなった。Posted by ブクログ
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現代の学生たちが落雷に巻き込まれたことがきっかけで過去にタイムスリップして、それぞれ巴御前、武蔵坊弁慶、北条義時としてその時代を生きるという話。
その設定と上・下巻の装丁に惹かれて手に取った本ですが、世界観や各勢力の背景など歴史小説によく出てくる説明部分が苦にならないほど文章が肌に合いました。
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よく使われそうなネタ感は否めないが、そこは丁寧な描写や話の持っていき方が上手いのかな、気にならずに読めた。
それよりも、この作品の良いところはもっと他の部分。このミス大賞受賞だが実際はミステリーではない。
胸が痛んで涙が出る話。
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片道切符のタイムスリップが何とも切ない。改変ではなく、既にある歴史がそうなるように…という理由もよく考えると変だが、整合性を求めてはいけない。先が見えていて変えようのない運命とどう向き合って生きていくか、という深いテーマがそこにある。友恵の残したメッセージが、平泉のラストシーンに重なって胸を打った。Posted by ブクログ
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初めて読んだのは大学生のときで、その時はめちゃくちゃ泣けて鮮烈に面白かった記憶があり、新装版を買ってみた。源平合戦の歴史物として重厚で読み応えがあったが、かつてほどの感動がなかったのが正直なところ。
時の流れの中で、守るべきもののために一生懸命戦った人は美しいし、たとえ破れても想いがあったことは変わ...続きを読むPosted by ブクログ -
ずっと気になっていた、平家物語ベースのタイムスリップもの。大河ドラマのお陰で?ようやく復刊。読む前はよくあるファンタジー系恋愛・青春小説をイメージしていたが、これが思いのほか本格的な歴史小説にもなっていて、重みのある内容。しかも序盤から畳み掛けるような展開。いつの間にかどっぷりハマっていた。ミステリ...続きを読むPosted by ブクログ
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年子の姉妹のお話
姉28歳大学の助手として研究に忙しく
妹はラジオアナウンサーで週一深夜放送を受け持つ
二人の思いが徐々に語られ
人ってやっぱ大変だなと思いました
しかもそれが姉妹ということでなおさら
これは二人のその後も見てみたいなと
特にお姉さんのほうPosted by ブクログ -
最初はただ、障害児の話かと思ったけど
読み進めていくうちに、命がテーマになっていた。
もちろん、感動したけど
感情を大切にし、周りの人を大切にしようと思えた作品だった。Posted by ブクログ -
終盤まで楽しく読めた。
なんとなくのオチは読めたけれど、思っていた結末とは違った。
元の人生を生き直すことにしてからが急激に好転し過ぎで鼻白む。
Posted by ブクログ -
この小説が多くの国で共感を得ており、その内容に触れられたことは良かったと思います。
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世界43カ国で刊行
・英国 The Sunday Times 67週ベストセラー入り
・米国 The New York Times 57週ベストセラー入り
・ドイツSpiegel 33...続きを読むPosted by ブクログ -
パラレルワールドに入り込み色んな人生を体験していくところ、哲学者の言葉は読んでいて面白かった。けど読み進めていくうちに結末が想像できてしまう点が残念だった。Posted by ブクログ