浅倉卓弥のレビュー一覧

  • 新装版 君の名残を 下


    読みやすい小説では
    あったとけれど
    展開を予想していたのか
    なかなかページが進まなかった
    時代小説が苦手、というのも
    あったし
    私の感情が 納得していなくて
    腑に落ちなくて…許せなくて…
    切なくて…
    とにかく苦しい
  • 新装版 君の名残を 上
    ふぅ…終わった…という感じ。
    とても濃くて、とても不思議で、
    少しばかり混乱。
    日本史に弱く、人物の名前の
    読みづらさもあって
    なかなか混乱してしまった 笑
    少し間を開けて読んでしまうと
    ?っとなったり…

    上巻を読み終えた今の心境は
    少し辛い。この後に幸福が
    待っているのだろうか。と
    この戦乱の時...続きを読む
  • 四日間の奇蹟
    事件を契機としたピアニストと少女の物語
    序盤からは全く予測できない展開
    物語が最後まで丁寧に書かれすぎていていると思う。
    悲惨な事件や事故の物語だが内容は徐々に明るく日が差してくるようで山奥の療養所の礼拝堂の情景と合わさっている。
    【奇蹟 】キリスト教などの信仰を通じておこるとされる超自然現象。もし...続きを読む
  • 四日間の奇蹟
    確かに今、忙しくて翌朝がすぐに来てしまう生活をしているから、幸せなのかなと思うが、その忙しさにやり甲斐とか生きる張り合いがプラスされたら、更に幸せになれるのかなと思った。
  • 四日間の奇蹟
    面白いか面白くないかと言われたらおもしろかった。
    前半の長さは気になるし、その時点での感想としては脳疾患のある家族がいる人には刺さるかも?っといった感じ。
    後半は心情の揺らぎやファンタジー風味もありおもしろかった。
    景色の描写が素敵でした
  • ミッドナイト・ライブラリー
    人生は選択の連続で、人は誰しも「あの時別の選択をしていたら今頃自分の人生はどうなっていただろう?」と考えたことがあるのではないか。自分の選択だけではなく、親の選択によっても、今とは全く違う人生だった可能性もある。
    本作は生と死の狭間の世界で、別の選択をしたことで別の人生を送っている自分をパラレルワー...続きを読む
  • 四日間の奇蹟
    左指を失くしたピアニストと知恵遅れだが、天才的なピアノ奏者である少女、千織の物語。
    2人は千織の知恵遅れを少しでも克服しようと、老人ホームなどの施設を訪問しては千織のピアノ演奏を聴かせていた。
    しかし、ある施設訪問の時に事故に遭い、その施設の調理師である真理子(青年の後輩でもあった)と千織の体が入れ...続きを読む
  • 四日間の奇蹟
    このミステリーがすごい受賞作なのでミステリーと思って読んだがどちらかといえばファンタジー?別の人に乗り移る的なストーリーはあまり好みでないのと展開的にも淡々としたもの。
  • 四日間の奇蹟
    読んでて『えっ』と声が出てしまうシーンがあります!
    ネタバレですが、千織に真理子の心が宿ったときです。

    小説は現実ではあり得ない人々の心情を見ることが楽しむポイントの一つですが、その中でもよくこのシチュエーションを考え付いたなと思いました。

    ラストも前向きな気持ちになれます!
  • ミッドナイト・ライブラリー
    今までの自分の人生のあらゆる分岐点で選択しなかった道が実はその後も別世界で続いていて、それを試す機会があるのはすごく面白いし興味深い。私も、この選択をしていたらどうなっていたかな?と思うことはあるので、ノーラのような体験をしてみたいな。でも覗き見するだけでその人生を選択しようとは思わないかも。それは...続きを読む
  • ミッドナイト・ライブラリー
    人は生きている間に選択を要する場面に何度も出くわす。決断を要する選択もあるが、それを選択だと自覚しない選択もある。それが常に二者択一だったとして、常に左を選んだ場合と、常に右を選んだ場合で、全く違う結果になるのだろうなと漠然と考えていたことがある。
    そしてよく言われる「たられば」。もしあの時、別の選...続きを読む
  • 四日間の奇蹟
    「このミステリーがすごい!」の第1回大賞作品。殺人事件があるのでは無く、タイトルにあるような本当に「奇蹟」という言葉がピッタリな作品。少女を助けたことで、小指を失ってしまうピアニスト。その後、ピアニストと少女の不思議な体験。ネタバレなしで表現するとこんな感じであろうか?
    映画で実写化されていたが、な...続きを読む
  • ミッドナイト・ライブラリー
    後悔をやり直せるとして自分ならどうかと考えてみても思い付かない。
    その性格のせいか主人公に感情移入し辛く読みやすくはなかったけど、決して陰々滅々とした内容ではなく経験を通して変化していく主人公は好きになれた。
    自分らしさとは、自分の可能性を感じ背中を押してくれる話でした。
  • ミッドナイト・ライブラリー
    ジャンル分けが難しい作品。
    タイムリープ、多次元宇宙モノ?
    ”もしあの時違う選択をしたら?”と、映画や他の小説でも散々描かれてきたテーマ。しかし、その数が多い事、主人公のキャラがしっかりしており全体的にユーモラスなテイストがあって、ラストまで楽しめる。

    一方で、展開、そして落としどころまで全て想像...続きを読む
  • ミッドナイト・ライブラリー
    以前芦田愛菜さんが、「自分の人生は予め決まっており、自分はそこに行くまでの方法を選んだだけ、と考えている」という発言をしたことが話題になっていた。
    そのニュースを見た時は正直???という感じで、理解が出来なかった。
    多分自分の人生と行動とを直結させて考えたことがなかったからで、現在の私と、どこか漠然...続きを読む
  • 四日間の奇蹟
    無駄なエピソードの多さにウンザリしながらも、最後まで読めたのは、作者の筆力がすさまじいからだろう。とは思うけど、やっぱりチョット長すぎでしょうねー。
  • 四日間の奇蹟
    良かったところは、千織と如月敬輔の関係性。切っても切り離せない事件で結ばれて、さらにこの物語の中で絆が深まっていく。お互いがお互いを暖かく思いやっている姿はとても素敵だと思った。
    いまいちだったところは、医学的な説明が長ったらしかったこと。ものすごく長いし難しいし、読む気が失せて何ページも飛ばした。...続きを読む
  • 北緯四十三度の神話
    姉は姉なりに、妹は妹なりに、嫉妬や羨望を抱え、仮面のような人生を送っている。
    一人の男性が、もしかしたらそんな二人の歪んだ関係を元に戻してくれたかもしれないのは、昔の話。
    彼はもう、この世にいることすら許されていないのだから・・・

    喪失と、苦悩と、再起の物語(端折り気味)です。

    展開早い...続きを読む
  • 黄蝶舞う
    時代考証に抜かりないのは「君の名残を」と同様だが、あちらはタイムスリップもの、こちらは幻想ホラー。斬新かつ大胆な解釈で、大姫の夭折に端を発する源家の悲劇が描かれる。「されこうべ」の頼朝の最期は凄絶。鶴岡八幡宮の惨劇は実朝編と公暁編があって面白い。裏「炎環」のような連作だった。
  • 新装版 君の名残を 下
    NHKの大河ドラマで鎌倉幕府をやってるから新装版を出したんですかね、と今更ながら思いつく。

    悲劇のヒーロー、ヒロインが多すぎて哀しくなる物語でした。輪廻転生も、あまり救いには感じられなかったです。

    それにしても、源頼朝ってホントに愛されない英雄ですこと。