浅倉卓弥のレビュー一覧

  • 四日間の奇蹟

    Posted by ブクログ

    親のものがたまたま自分の机に置いてあったことがきっかけで読みましたが、最初に読んだ時から数年が経った今でもよく読み直しています。
    脳の障害が題材にされているお話で内容が少し難し目でしたがそれ含めお話に引き込まれていく感覚がありました、、!
    「このミス」の大賞とはいえ、少しミステリーっぽくないお話ではあるので好みが分かれるかなとは思いますが、一度手に取って読んでみる価値は大いにある作品かなと感じました!

    0
    2026年10月06日
  • 桜待つ、あの本屋で

    Posted by ブクログ

    素敵な奇跡をありがとう。
    大切な事を思い出させてくれて、見せてくれて、もう大丈夫と思える暖かい場所。

    0
    2026年07月20日
  • 四日間の奇蹟

    Posted by ブクログ

    【作品に感じた色】
    曙光のような不明瞭な色

    夜明けに差し込んでくる太陽の光、曙光。
    赤、青、黄、緑、白、黒・・・どの色にも例えられない不明瞭で、神々しい色。
    そんな曙光を浴びた時のように、少しずつ心に温かい光が広がっていくような作品である。


    【感想】
    浅倉先生の『君の名残を』は、私の大大大好きな作品のひとつ。しかし、他の作品は読んだことがなかったので、新たな感動に出会うため、最近、先生の作品をいくつか購入した。そのうちの一冊が『四日間の奇蹟』である。

    物語の最後に収録されていた解説文の表題には、「出会えたことに感謝したくなる傑作」と書かれていたが、まさにその一言に尽きる。

    『君の名残を』にも言えることだが、デビュー作である本作も、情景描写が物語に美しく調和されていた。
    先生の紡ぎ出す文章は、ぱぁっと目の前に景色が広がる。肉眼で見ているのと遜色ないほどだ。そして、いつのまにか溜息が出るほどの神々しく綺麗な景色に心が奪われている。次第に涙が溢れてくるのだ。
    特に、奇蹟の前日、敬輔と千織が目にした夕空は圧巻の美しさだった。一方、ヘリコプター、閃光、雷鳴・・・から受けた衝撃と光景は、今も脳裏に焼きつき、心が痛む。

    また、本作には、私達の慣れ親しんだクラッシック音楽がいくつも溶け込んでいる。
    「新世界より」第2楽章、「月光」、「亜麻色の髪の乙女」、「別れの曲」は、読前、読後どちらでも構わないが、一度聴いてほしい。登場人物の心情が流れこみ、より深く、この物語が持つ優しさに触れることができるはずだ。

    なお、本作の魅力は、登場人物達が交わす言葉にもある。
    作中、古代ギリシャの悲劇をルーツに持つ「天は自ら助くる者を助く」について、真理子が敬輔に知っているか問う場面があったが、その言葉についての真理子の解釈は印象的だった。
    他にも考えさせる言葉がたくさんあった。

    以上のように、本作はたくさんの魅力を持っている作品だ。それに加え、心も癒してくれる作品でもある。涙の先にほのかな希望の光が感じられ、その光は少しずつ広がっていくのだ。

    多くの感情をもたせてくれた、この本との出会いに感謝している。

    【心に残った言葉】
    「天は自ら助くるものを助く、ってフレーズ、知りません?〔中略〕天に神様がいて、というふうじゃなくて、だから主語は天ではなくて、周囲でも環境でもいいんだと思うんですけどね、つまり自分でなんとかしようとしない限り、人は決して救われない、そういうことを言っているんだと思うんです。」(p.181)

    「信じるということは、人間の脳に与えられた偉大な力の一つだぞ。」(p.371)

    0
    2026年06月02日
  • ミッドナイト・ライブラリー

    Posted by ブクログ

    海外文学に苦手意識があったけど翻訳が素晴らしくて読みやすかった。
    色んな方がおすすめしていて気になっていたので読みました。
    どこかしら私もノーラみたく人生に興味がない側の人だから勇気付けられた作品。
    後悔ばかりで先に進めない人は絶対読むと良いと思う。少し元気をもらえた。

    0
    2026年05月03日
  • ミッドナイト・ライブラリー

    Posted by ブクログ

    あの時に別の選択をしていれば、今どうなっていただろう?…と誰しも考えたことがあるはず。
    そんな空想を体験できる楽しい一冊。

    今までの自分の選択や決断に誇りを持ち、今あるものを大切に、前に進んで行こう。そんな前向きな気持ちになれる本でした。

    "大事なのはあなたが何を見ているかではない。
    なにが見えているのかだ。"

    0
    2026年01月08日
  • ミッドナイト・ライブラリー

    Posted by ブクログ

    この小説のすごいところは、無理やりハッピーエンドにしないこと。400Pにわたって良い人生探していたのに終着地点はここだって事。でも探す前より前向きになっていた。ある文で主人公がある人物に大きな勘違いをしていると気づいてから徐々に好きになれなかったし元々こういう思考ではなかったぞ?性格に波があり主人公が苦手であったが終盤で主人公が勘違いを解消した時に、なるほど、わざとかと胸をなで下ろした。 人生最悪でも生きてるだけでいいんだよな。 最後に翻訳が難しい。鈴懸や梢はルビを振ってくれ…

    0
    2026年01月07日
  • 桜待つ、あの本屋で

    Posted by ブクログ

    「星の王子さま」や「夢十夜」など、ある条件で物語を読んだ時にだけ訪れることのできる、不思議なブックカフェの話。
    物語によって繋がれる、もう会えない人との不思議な奇跡が優しくて、切なくも温かい気持ちになれました。
    猫と少女がハイタッチしてダンスするシーンがかわいくてお気に入りです。この本に会えてよかった。

    0
    2025年12月25日
  • 桜待つ、あの本屋で

    Posted by ブクログ

    ある条件が整った時だけたどりつける不思議な本屋さん。
    そこには不思議な少女と猫。
    あぁ、お店の前にある素敵な桜も含めて、行ってみたくてたまらない。様々な濃さの桜色の花びらが舞う世界。想像以上の美しさなのだろうな。
    母をなくすことも、記憶を失っていくことも、双子の片割れとお別れすることも、悲しくて辛いけれど。
    でも、あの少女と猫が見せてくれた景色は優しい。
    ああいう「押し売り」は素敵だね。
    もう、ボレロのあの曲が心の中でエンドレス。
    朗読される4冊は、どれも名作。
    第二話の、「おじいちゃん」、そういうことか。驚いた、けど納得、うん。
    私があのお店に行けるなら、その1冊は、どの1冊なのだろうかと考えている。

    0
    2025年12月06日
  • 桜待つ、あの本屋で

    Posted by ブクログ

    ネタバレ


    最初はあらすじを読む前に完全にタイトルと表紙の儚くて幻想的な暖かい雰囲気に惹かれました

    内容は全四章の連作短編です
    最後の章で、ようやくこの物語の核に触れられます

    中々に重く感じる内容もあり、人によっては未だに覚悟のいる描写もあるかと思いますが、心の整理と再生、前へ進むための背中を押してくれる物語です

    どの話にも共感できる部分、これから経験していくであろう想像が混ざりあっていて、うまく言葉にまとめられませんが、人としての生きる力を支えてくれるような気がします

    タイトルにもありますが、桜の描写がとても綺麗で美しい風景が目に浮かびます

    どんな時代のどんな場所とも繋がることの出来る本を、未知への扉を、これからも開いていきたいです

    次はよく晴れた春の日の、満開の桜の樹の下で読んでみたいものです

    0
    2025年11月25日
  • ミッドナイト・ライブラリー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    半分哲学の本ですが、反哲学のお話でもある。
    自分は哲学にも疎いのでとても勉強になる面白い一冊だった。
    真面目に向き合った上に得られる思考でノーラの環境は何も変わらないが、視点を変える強さを手に入れた。

    自分がこれまでにもたらせた選択の結果に目を向け、今得られた全てを持って全力で生きたいと思った。

    0
    2025年11月23日
  • 桜待つ、あの本屋で

    Posted by ブクログ

    本屋という言葉と表装に反応してしまった本
    思わず手にとってしまう本は

    そういう本は
    今の自分に必要な本なんだと思う。
    沢山想像しようと思った。

    0
    2025年10月11日
  • 桜待つ、あの本屋で

    Posted by ブクログ

    咲良という名のお店 ワインカラーのジャンパースカートの女の子と三毛猫 しっかり私の心に入り込みました

    本とはまさに未知への扉 

    素敵な本に巡り会えました

    0
    2025年07月11日
  • 桜待つ、あの本屋で

    Posted by ブクログ

    表紙に惹かれて購入。

    "よく晴れた春の日の、満開の桜の木の下で"
    桜舞うベンチに座り、この本を開いて、桜に思いを馳せながら、この物語を読み進めたいな。

    0
    2025年06月28日
  • 四日間の奇蹟

    Posted by ブクログ

    再読⭐️
    心と肉体が離れて存在しているということを受け入れられるか。
    人と人との関係の深さからの奇蹟に涙しました。

    0
    2025年06月15日
  • 新装版 君の名残を 下

    Posted by ブクログ

    成るべくして成ったという感じ。
    大変満足。

    御守りが繋がるとは。

    あれ以外の道があるとは思わないけど、あれで良かったんだろうな。全力を尽くした。

    巴と大姫が話出来て良かった。

    0
    2025年04月12日
  • 新装版 君の名残を 下

    Posted by ブクログ

    浅倉先生の作品は初。「平家物語」をベースにしているようですが、創作されたストーリーが面白い。これが、事実でもいいかも笑。今も誰かがあちらの世界へと想像してしまう。

    0
    2025年03月14日
  • 新装版 君の名残を 上

    Posted by ブクログ

    やるせないこの気持ち。

    分からない事だらけのなか、死ぬという結果だけが分かっている恐怖。

    読むにつれ緊張感が高まっていく。

    まさか志郎君の出生が謎だったとは。

    0
    2025年03月08日
  • ミッドナイト・ライブラリー

    Posted by ブクログ

    後半からの引き込まれ具合がすごい!
    悩みや不安の只中で、出口がないように思える時に、人と比べて卑屈になってしまう時に、そっと目の前に灯りをくれるような一冊だと思いました。
    過去の選択に対して選ばなかったものへの未練や、たらればは無限にあるけど、ここから作って行かれる“未来の可能性“が一番強い。“だって私たちは、一秒ごとに新たな宇宙に足を踏み入れているのだから。“素敵な一節がありすぎる。

    0
    2025年02月17日
  • 四日間の奇蹟

    購入済み

    とても良いお話し。

    最初は読み進まなかった。どういう展開になるのかわからなかったが、まさか!という想定していなかった出来事が起きたところから一気に読み進めました。
    不思議な話だけど、自分の人生、家族の人生色々自分置き換えて少し自分を見つめ直し、そして泣きました。

    0
    2025年01月10日
  • ミッドナイト・ライブラリー

    Posted by ブクログ

    人生をどこかでやり直せるとしたら、私の人生はどう変わるだろうか。

    ある人生の決断が迫っていて、これで良いのだろうか?何が正しいのだろうか?決め手を見出せず、何かしらの決め手を求めていたところ、行き着いたのがこの作品でした。
    当時の私は、これまで歩いてきた人生の延長線上にしか立てない自分が苦しい、狭い、そんなふうに感じて苦しんでいました。
    読み始めて数ページ、すぐに主人公に共感できた私は、初めて過去に歩いてきた道に大きな後悔と不満のなかにいたようです。大きな人生の岐路とも言えるのかもしれません。
    主人公は自分が嫌で、現実が嫌で、過去の決断も現在の関係も何もかもにうんざりしています。
    その中で、「生きる意味」「今まで歩んできた人生」を見直していく話。私はこの話の中で、人生に何を求めるかや、過去との向き合い方を学ぶことができました。
    今の人生を変えなくてもよい、今の人生だからこその幸せがあって、良さがあって、その美しさを感じることこそが人生だと、ストーリーだけでなく訓示的な表現も含めて教えてくれる、とても素晴らしい作品だと感じました。

    0
    2024年10月22日