浅倉卓弥のレビュー一覧

  • ミッドナイト・ライブラリー
    ひとりきりで、悩んでて辛くて、もうずっと暗い真夜中みたいなとこにいる人に、ぜひ読んでもらいたい。

    他人が抱える問題を自分が解決することはできないし、そのことで自分が悩んでいても仕方がない。
    他人の望む人生を生きることの無意味さ。

    人生は、なにを見るかではなく、なにを見ているかが大切。


  • ミッドナイト・ライブラリー
    今の私が必要としている本だった。希望の本。生きていれば、いいこともちゃんとある。
    この物語が鬱陶しく説教じみてると感じられるなら、それは幸せかもしれないと思った。
    今この本を読めて、私は嬉しい。
  • ミッドナイト・ライブラリー
    色々な選択肢があったんだけど、人は気づかないうちに最善を選んでいるのだろうか。正解なんてないけど、なるべくしかなかった運命に結局人は行き着くのだと思う。
    アニメ大奥を見てても思うけど、どんなイケメンで人格もできてるありことも、だまされる形で大奥に入る。そんな中でも運命を受け入れて、必死に置かれた環境...続きを読む
  • ミッドナイト・ライブラリー
     自分の人生を作る、司るのは、今を生きる自分自身しかいないのだ。
     人間生きていれば、あああの時こうしていれば、と後悔することの一つや二つ。いや100や10000個ぐらいあるだろう。だが実際にその後悔をやり直せたとして、思い描くような人生を送ることはできるのだろうか。
     1つの後悔が解消されると、ま...続きを読む
  • ミッドナイト・ライブラリー

    今、みんなに読んでほしい。

    人生やり直せたらなとか、あの時に違う選択をしていたら、、って思うことは誰しもあるはず。
    この本は、よくある、「タイムスリップして、過去の人生をやり直す」のではないところが斬新だし、考えさせられる。
    考えさせられるけど、重くないし、説教臭くもない。
    ぜひ、多くの人に読んでほしい作品です。

    なお、英語...続きを読む
  • ミッドナイト・ライブラリー
    SF(すこしふしぎ)なストーリー。生きている中で大小様々な選択と後悔があって、あのときあっちを選んでいれば、というIFの人生を生きられるとしたら。自分であることは変わりないけど、そこまで生きてきた経験や知識は身についていないので、人生の都合のいいやり直しというものはないんだろうな、とちょっと反省した...続きを読む
  • 黄蝶舞う
    頼朝、大姫、頼家、実朝、そして公暁。それぞれの死にゆく姿が描かれている。
    永井路子さんの小説とも違う、大河ドラマとも異なる、そんな解釈で、違和感なく吾妻鏡の隙間を埋めていく。
    「されこうべ」の頼朝の最期は興味深く読むことができる。吾妻鏡には記述がなく史書も曖昧になっているところを髑髏と髭切りを使い幻...続きを読む
  • 新装版 君の名残を 上
    四日間の奇蹟を読んで一気に惹かれてしまい、この本を購入。
    歴史モノ…ちょっと苦手かな…と思っていたが歴史上の登場人物は高校までに習った人たちで、なんとなくどんなことをしたかはまだうっすらと記憶に残っていた。
    動乱の世にタイムスリップしただけあって、上巻の途中からたくさん人が死んでいき恐ろしくて読むの...続きを読む
  • 新装版 君の名残を 下
    テレビや本の影響で、義経とか義仲とかに何かしら思い入れがある人はまた感じ方が違うかもしれないが、授業でしか習っていない自分にとってはあたかもこれが現実にあった出来事かのように錯覚してしまうほど深く入り込めた。

    登場人物からしてハッピーエンドにはならないと最初に察知してしまったが、それでもこの大作を...続きを読む
  • 新装版 君の名残を 上
    タイムトリップ平家物語 - 浅倉卓弥「君の名残を」★★★★★

    すごく面白いです。平家物語を下敷きにしており、木曽義仲、源義経を中心に話が進みます。大河の「鎌倉殿」は源氏中心かと思いますが、本作は平家や朝廷も存分に登場します。ドラマの補足によいかもしれません。
    行家と後醍醐上皇が貧乏神でこの2人がい...続きを読む
  • 新装版 君の名残を 下
    史実を下敷きにしているストーリーのため、初めから結末は明らかになってます。従って、そこに至るまでの過程をいかに展開するかは、物語の質を左右する要因だと思います。

    その点からみれば、私にとって本作は上質な作品でした。主要人物の苦悩や葛藤が丁寧に描かれて奥行きを感じましたし、脇役も血の通った存在として...続きを読む
  • 四日間の奇蹟
    フィクションだが、グングン話に引き込まれる。文章も読みやすく、表現が素晴らしかった。
    真理子の心情や、彼女を思う周りの人たちの気持ちを思うととても泣けた。
  • 四日間の奇蹟
    心が温まる作品だった。考えたくない、そんな気持ち持ちたくないって思ってても溢れてくる醜い感情にはすごく共感できて、それを理解したうえで他の人にどういう影響を与えられるか、ってのが重要なんだな、と改めて思った。自分が他の人にやったことは他の人がどう感じるかが重要なのであって結局自分で推し量ることはでき...続きを読む
  • 四日間の奇蹟
    再読!
    やはり泣ける。10年ぐらい前に読んで、衝撃を受け、ストーリも覚えていましたが、再度読み直しました。
    第1回「このミステリーがすごい!」大賞・金賞受賞作品。
    本書は「このミス」シリーズを読み始めるきっかけになった作品ですが、正直、その後は「このミス」で素晴らしいと思える作品にはほとんど出会えま...続きを読む
  • 四日間の奇蹟
    11/20(水)
    小説:四日間の奇跡
    著者:朝倉卓弥

    ちょっと時間かかっちゃいましたがやっと昨日読み終わりました。

    とても素敵なお話しで面白かったです♪

    切なく悲しくもスッキリと晴れ晴れした気分で読み終われました。

    不思議なお話しですが、すぅ〜っと自然に頭に入ってきてとても引き込まれました。
  • 四日間の奇蹟
    泣ける話でした。
    なんてこった。そうなるか、という感じ。
    喜んで良いのか悲しむべきなのか、途中でわからなくなり、最後は、ああ良かったな、と。
  • 北緯四十三度の神話
    文春は本当にいい仕事をしますね…。
    バイト直前の時間がない中、とりあえずで買ってみた本。
    著者名に見覚えがあると思ったら、本棚の肥やしにしていた『君の名残を』が浮かんで、「あちゃ~」と思ったものの購入(一般には『四日間の奇蹟』を書いた人と言ったほうが通りがいいかも)。

    いや~買うのをやめなく...続きを読む
  • 北緯四十三度の神話
    浅倉卓弥さんの作品は作者が札幌市生まれのせいかもしれませんが、札幌が舞台になることが多く、この「北緯四十三度の神話」も舞台は札幌になっています(札幌って北緯四十三度に位置するんですね)。

    そして、作品全体に漂っているのは白く寒い札幌の冬を思わせるような、透明感があります。ただ綺麗なだけではなく人間...続きを読む
  • ミッドナイト・ライブラリー
    たられば言ってもどうしようもない。
    今を見ること。
    今の選択によって、何者にでもなり得る。
    だけど、最も大切なのは愛、人との繋がり。
    目の前の人やものを大切にしていこう。
    遅いなんてことはない、未来は可能性に満ちている。
  • ミッドナイト・ライブラリー
    紹介動画から興味を持って即購入。
    人生のタラレバが解消できる鍵になるかとおもったが、
    主人公の後悔した人生のやり直しの設定に無理があってこれじゃ実際どう自分が感じるかは分からないから結局違和感で終わってしまうよなーとも思った。
    しかし人生の分岐はいくつもあって、その結末を見ることで今の人生何が必要だ...続きを読む