奥野修司のレビュー一覧

  • 怖い中国食品、不気味なアメリカ食品

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    食料自給率が30%前後の現代の日本では、中国産、アメリカ産の食品抜きではよほどのコストをかけない限りは食生活が成り立たない状況となっています。「中国産は危なそうだけど、輸入するときにきちんと検査されているから大丈夫」「中国産は嫌だけど、アメリカ産なら安心」と漠然と思いこんでいるケースが多いのではないでしょうか。
    中国での想像を絶する衛生管理の下で生産されるアサリなどの海産物や茸などの野菜、農薬にまみれたコメ、抗生物質漬けの鶏肉の現状を著者の取材で明らかに。そしてそれらの食品が日本国内で流通してしまうからくりにも触れています。
    アメリカ産の穀類の大半は遺伝子組み換え品種となっていながら、それを数

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    2017年11月04日
  • 心にナイフをしのばせて

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    108円で購入本。

    こちらサカキバラ君ばりの連続殺人者の被害者の遺族の家族のルポタージュでした。

    加害者の家族の話や、犯人のその後の話などはよくフィクションでもあったりするけど、被害者遺族のその後はなかなかないなと読んでて思う。

    プラス、ものすごい大変なんだなと。残された人間のその後。すごい傷を負って生活してる。むしろそんなことした連続殺人者が14歳だったことで、更生施設で更生したうえで弁護士になって金儲けしてる。ってことにもびっくりした。

    しかも、殺した相手に払う慰謝料?なども滞納したりとか。。。。金じゃないだろうけど、だけど、だけど、最低限の約束は果たすべきだよね。
    帰ってこないけ

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    2015年08月05日
  • 心にナイフをしのばせて

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    「28年前の酒鬼薔薇」サレジオ高校生首切り殺人事件を追ったノンフィクション。

    加害少年の更生が優先された時代、遺族達は捨て置かれ、家族を惨殺された傷を癒す術もなく自分達でお互いを支え合わなければいけなかった。
    読むのが苦しくて、苦しくて。家族が殺されるって事がどれだけのものを壊すのか。感情を殺して、犯人への憎悪に苦しんで…遺族は死ぬまで苦しめられるんですね。犯人少年は慰謝料を踏み倒し、弁護士になり、事務所前には殺人現場と同じツツジが植えられていたって…ぞっとした。
    装画:Akiko

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    2015年05月31日
  • 心にナイフをしのばせて

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    ネタバレ

    今から46年前に起きた酒鬼薔薇事件的な内容の事件のルポタージュ。残忍な手口で同級生である被害者を切りつけ、首を切断。そして、自らも傷を負うという偽装工作までやってのけ、反省の色が現在も無い。そんな、元少年Aが弁護士をしているという事実に驚きを隠せない。人を残忍な手口で殺めた人間が弁護士とは我が国の少年法の甘さに憤りを感じる。被害者1人の人生だけでなく、被害者家族の人生をも狂わせておきながら、のうのうと暮らす、元少年Aは畜生以下である。

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    2015年03月27日
  • 心にナイフをしのばせて

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    東名高速川崎インター 田園都市線鷺沼駅サバイバルナイフ 丹沢山 世田谷区カトリック喜多見教会 サレジオ高校 浅間山荘 渓流釣り 宅間守多摩川に飛び込みます 睡眠薬 胃を洗浄 生贄 目黒 南武線で国立 天国 後悔が毒に 山梨県身延山 反撥はんぱつ 墨田区向島 ボクサー犬ちょうさん 仔猫ちんぺいアリス 田中角栄 日本列島改造論 武蔵溝ノ口のケーキ屋でバイト スケバン 学生鞄にお湯をかけてぺったんこにするのが流行った 経理担当の総務部長 狛江市 増水した多摩川 山田太一 岸辺のアルバム 製菓学校 登戸の喫茶店 サイフォン ブルーマウンテン つり人 山と渓谷 はにかんだような笑顔 山梨の従兄弟の自死

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    2015年02月21日
  • 心にナイフをしのばせて

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    神戸の「酒鬼薔薇」事件の28年前に起こっていた類似事件。
    被害者と加害者の少年は同級生だった。
    事件後の被害者家族の人生を取材した本書は、被害者側は何の保証もなく守られることもなく、ただ過去に苦しめられて生きてきたことが綴られている。
    一方、加害者の少年は少年法に守られ、弁護士になっていたという。
    これは法制度を考え直すきっかけになったという。

    2014.7.23

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    2014年07月24日
  • 心にナイフをしのばせて

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    被害者の家族に焦点を当てたノンフィクション。
    加害者の更生とはなにか。
    被害者の家族は、加害者を恨めるほど心に余裕がない。
    大切な人を失ったこと、それだけでもう十分だ。

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    2014年07月16日
  • ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年

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    ドラマを見て興味を持ち、購入。映画「そして父になる」の参考図書でもある本書。実在の家族からは、映画に対して「内容が違う」という趣旨の物言いがついたというワイドショー的な好奇心もあって、読み始めた。


    内容は、赤ちゃん取り違え事件を記者の立場から書いたノンフィクション作品。

    取材を重ね、年齢を経て取り違えられた家族の姿を描いている。

    ドラマでは、それぞれの家族が抱える苦しみやせつない心情が伝わってきたが、この本では記者がたんたんと事実を書き記していく。

    小説的な展開や登場人物の心情に深く入り込むことを望む方にとっては、少し物足りないかもしれない。

    けれど、客観的な視点で描かれているがゆ

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    2013年11月09日
  • ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年

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    沖縄で実際に起こった赤ちゃん取り違え事件。
    今話題の映画「そして父になる」の参考書籍だそうです。

    取り違えが発覚したのが、子供が6歳の時です。
    うちの娘がちょうど今6歳なんですが、どうしても自分ならどうか?と考えてしまいました。

    子育てにおける6年ってすごく長いですよね。
    しかも0歳~6歳って、すごく大変で、子供はすごく可愛い時期。
    それを急に「その子はあなたの産んだ子じゃないですよ。あなたの
    産んだ子はこっちですよ。」って見ず知らずの子に会わされたら・・・

    そんなの「交換なんてできるわけない!」って私は思いますが、それも今育てている子が自分の産んだ子だって確信があるのでそう思うだけかも

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    2013年10月28日
  • ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年

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    そして父になる、の原案的なノンフィクションですが…一方の家族に、取り違え以前の重大な家族の問題があって、取り違えどころではなくなったのは私だけ…?ご本人たちが出版を許可したのが謎。

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    2013年10月27日
  • ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年

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    ドラマを見ました。映画とは異なり子どもは娘。生活水準学力水準が低下する家への交換はつらい。映画はかなりソフトに描いていたんだな。「血か情か、正解なんてあるわけがない」と親が言っていた。そう思う。

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    2013年10月17日
  • ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年

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    S46沖縄の女児取り違え、6歳で交換、その後17年24歳までのドキュメンタリー。

    生まれて6年間を育てる重み。沖縄の血縁優先社会。嫁にでる女の子。育て方の違い。家風の違い。夫婦の事情。

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    2013年12月15日
  • 心にナイフをしのばせて

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    「心にナイフをしのばせて」とは、てっきり加害者の言葉だと思ってたけど、そうか、そういうことね。
    思いがけず比較的近所で起こった事件だったのでびっくり。当時は大変な騒ぎだっただろうな。

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    2019年05月26日
  • 心にナイフをしのばせて

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    ネタバレ

    ノンフィクションであるが故に何がどう事実なのか、知りたい確認したいという思いで最後まで読みました。
    読んだ後に、色々と考えざるを得な一冊でした。事実に対する恐怖や矛盾と、鑑定書の引用について、そして国家の手続きに従ったもののこの本の出版という存在があることで想像される加害者の人生について。

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    2013年07月24日